走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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7/8「テレビ千鳥」『佐藤健とガマン飯!』千鳥=先輩、佐藤健=後輩、の関係性が面白く。佐藤健のアドリブ力も光って、思わず「明日はすき家のキムチ豚生姜焼き丼が食べたい!!」と誰もが思ったはず!!

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今回のテレビ千鳥は…。

 

番宣も告知もなく佐藤健が登場し、ガマン飯に挑戦してくれる回でした。

 

ノブは何度も佐藤健と交友があることを自慢げに口にしていましたので、そう言う関係もあっての登場とは思いますが、

 

佐藤健:今、(テレビ千鳥が)いちばん面白い番組。テレビの1位です!!

 

ノブ:健くんがみて、この企画好きって言う企画は?

 

佐藤健:もちろん全部面白いんですけど、ちょっとずば抜けてたのが、DAIGO'キッチン

 

ノブ:(笑)そうなん?!そうなん?!

 

佐藤健:もうバラエティの頂点。

 

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よくわかってるぞ!!佐藤健!!

 

食べるのは

 

今回は佐藤健が週5で食べると言う、すき家の「キムチ豚生姜焼き丼」

 

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すき家を有り難く頂く作戦1 前日からご飯を食べない

 

大悟も佐藤健も24時間食事をとっていないとのことで。

 

大悟:(すき家の店舗を前に)なんかもう見えかたも違うやろ。(食事を)抜いてる分。

 

佐藤健:大きく見えます。

 

大悟:「こんなに大きかった?」って思うよな。

 

ノブ:大きくないやん。

 

大悟:タワーマンション?

 

 

佐藤健、アドリブにも強く千鳥と息のあったやりとりが軽妙です!!

 

すき家を有り難く頂く作戦2 店内のニオイを味わう

 

大悟が1人で店内に潜入。

 

1人でキムチ豚生姜焼き丼を食べていたお母さんが…。

 

口を拭いた紙ナプキンを大悟が食べるという荒ワザを披露(^_^;)

 

それほど腹が減って食いたいという状況を演出。

 

すき家を有り難く頂く作戦3 厨房のニオイを嗅ぐ

 

レジ袋に厨房の匂いを満たし、佐藤健の顔の前で口を開けると

 

佐藤健:あっすごい!!(喜)こりゃすごい!!

 

ノブ:何してんの?!

 

佐藤健:美味しかったですよ今!!

 

ノブ:何をしてるか今?!おい、(肩をゆすり)目を覚ませ!!

 

大悟:もうすぐこれが違法になるって言われてるぐらい(匂いが)すごいんじゃから!!

 

すき家を有り難く頂く作戦4 店から離れて散歩

 

すき家を有り難く頂く作戦5 坂道ダッシュをする

 

30分後、ようやく店内へ。

 

すき家を有り難く頂く作戦6 美味しそうな映像を見る

 

 ご飯の上に豚生姜焼きとキムチが乗る映像のスーパースローの模様を鑑賞。

 

ノブ:今のVTR、エロかった?

 

佐藤健:変態です。

 

ノブ:変態ビデオ?!

 

すき家を有り難く頂く作戦7 実物を目の前で見る

 

目を開けるとキムチ豚生姜焼き丼の実物が。

 

佐藤健:後光が差して見えます!!

 

大悟:きょう梅雨空なのに?!

 

すき家を有り難く頂く作戦8 屈強な男が食べる姿を見る

 

大悟:いろんなことやるけどこれが一番くるからマジで!!わしも前、これやられた時がいちばんヤバかった!!

 

ラガーマンみたいな照明さんが佐藤健の目の前でキムチ豚生姜焼き丼を喰らいます!!

 

すき家を有り難く頂く作戦9 カラのどんぶりでエア豚丼

 

ここで大悟の食べたい度は10点満点中の18

 

佐藤健の食べたい度は19

 

ノブ:もう食べよう!!

 

大悟:…。出よう。

 

すき家を有り難く頂く作戦10 店の周りをドライブ

 

ロケ車に乗り、店の周囲を走らせ。

 

佐藤健:想像以上にしんどいですね、このロケ。

 

大悟:ガマンビールやと、ワシ、マジで手ェ震えると思うわ。映せんような映像になると思う。

 

20分後、再び店内へ。

 

すき家を有り難く頂く作戦11 紅生姜を3ミリだけ食べる

 

すき家を有り難く頂く作戦12 大勢のスタッフが一気に食べる

 

スタッフ10名が食べるところを見て、食べたい気持ちを最大限に高める!!

 

と、ここでついに注文!!

 

佐藤健:普通に緊張してきました。怖いです。

 

大悟:逆に「来ないでくれ」と思うよな。 

 

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まず大悟が一口。

 

ものすごく複雑な、泣き笑いの顔でひとこと、

 

美味しい…。

 

佐藤健に至っては、

 

いただきます…。

 

と消え入るような声でつぶやき、お箸で豚とキムチをツンツンとしたあと、もう一回両手を合わせて

 

いただきます…。

 

という気持ちの入り込み具合。

 

ナレーション:きのうからご飯を抜いて30時間。

 

極限まで我慢を重ね、

 

ロケ開始から2時間、

 

最高に有り難くいただく準備は整った。

 

果たして、その味は…。

 

 

佐藤健、一口入れると思わず笑ってしまって…。

 

ひとこと、

 

美味しい…。

 

大悟と同じ言い方。

 

もう見てるだけで、

 

すき家のキムチ豚生姜焼き丼が食べたい!!

 

と思ってしまう回でした!!

 

7/23までTVerで無料視聴可能です!!

tver.jp

 

あの親子ランナーさんと無事、連絡がつきました!!お嬢さんが超美人でドギモを抜かれた件。

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諦めかけていました

 

こちらの記事でご紹介した親子ランナーさんですが、

 

www.rundietrunner.com

 

記事そのものは好評だったのですが、フェイスブックに

 

この親子ランナーさんをご存知の方は、連絡先を教えてください。僕は偶然、ゴールの模様を動画に収めていて、ぜひお二人に差し上げたい

 

と書いたのですが…。

 

1週間経っても誰からも情報はなく。

 

情報GET!!

 

諦めていたところ、

 

突然、昨日になって、2人の方からメッセージをいただきました!!

 

ちなみに情報をくれたお2人は、その時点で僕はFB上の友人関係ではなく、友達友達という関係でした。

 

さらに情報をくれたお2人もお互いには交友関係はないようです。

 

しかし、情報源は同じなのでは、と推察されました。

 

全く別のランナーさんがサロマの写真をインスタにあげられたようで。そのランナーさんがこの親子ランナーさんをご存知で、お嬢さんのインスタのIDをたまたまキャプションの中にあげられていて。

 

そのIDを教えていただいたのでした!!

 

そのインスタがこちら。

 

 
 
 
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When my dad and I finally could see the shiny finishing line, we also could hear the count down for closing...as soon as I heard that, I just cried like a little girl with a broken heart 💔 I missed finishing by ONE minute, but I still crossed the finish line on my foot. And, even though I didn’t make on time, the fact we ran 100K on our own foot will never change!! Was it tough? Hell yes, a lot tougher than I thought. My mental strength was challenged so much!! Did I feel miserable? Fuck ya!! But I loved it !! We couldn’t have finished if it wasn’t for all encouragement from other runners and all the support from the crowd. This run taught me a lot ❤️ Running is surely not a team play. But, when we see whole the picture, it is a big running team☺️ Big thanks to everyone single person who cared about us❤️ * * * #サロマ湖100kmウルトラマラソン ゴールが見え始めると 13時間のカウントダウンが始まり ゴールまで1分、 間に合いませんでした。 カウントダウンが聞こえた瞬間 子供みたいに 人前でこんなに泣いた事 ないってくらい 泣きじゃくってしまった けれど、 自分の足で100km走破出来た事は 間違いない。 沢山の、本当に沢山の人、 ランナーさんに支えられて、 励まされて100kmを 走り切る事が出来ました。 40km地点で謎の血尿事件、、笑笑 とりあえず、完走したら病院だなと 自分に言い聞かせた残り60km🤣 ↑脱水だっただけでした笑笑 70km地点を越えて 去年の自分を超えれた☺️ 去年は辿りつけなかった ワッカ、、、 ワッカに入る前に サロプロの応援団さんにいわれた 「ほたるちゃん絶対帰って来いよ」 の言葉に背中をぐーんと押され ワッカですれ違った 道産子ジャックスパロウ様に 「ここまで来たね。 ゴールで待ってるよ」に励まされ 優しいお兄さんに 「91.5kmの関門を 死守するんだよ。娘ちゃん 心だよ!心だよ!」 と言われてまた頑張れて 関門超えたらハイタッチして 元気を貰って 父上に沢山引っ張って貰って 時間ギリギリなのに 他のランナーさんの応援にきてたと 思われるお兄さん達が残り3km ずっと並走してゴールまで 励まし続けてくれて ゴールにきたら 「あ!あの親子帰って来たぞ!!」 って声が沢山聴こえて 「ほたるちゃーん」 そして 「いけーホッチーノ!!!」 ってお店の名前まで聞こえて、 1分、間に合わない悔しさと みんなの優しさに もう泣かされっぱなしでした。 ゴールして泣きまくる私に 父上が 「ゴールしたんだから、 100km走れたから泣くな!」と 頭を撫でられれば まわりのランナーさんから 「そうだよ。お疲れ様」と言って もらえて、 時間は間に合わなかったけど 私と父上の100kmの旅は とっても素晴らしい旅でした。 もちろん1人では 絶対に走りきれなかった。 父上と、沢山の応援に 本当に励まされました。 個人競技のランニングは 実はチーム競技でした✨ * 皆さん本当に沢山たくさん ありがとうございました。 次は切り替えて #北海道マラソン * * 1つ疑問なのが、、、 1番ツラかったワッカで 頭でヘビロテされた歌 井上陽水、、、少年時代。 なぜ?

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もう絶対、間違いない!!

 

想像の遥か上をいく美女

 

彼女が走っている様子から、美人なランナーだなとは思っていましたが…。

 

練習風景をあげているインスタは、僕の想像をはるかに超えた美形ランナーでした!!

 

 
 
 
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Before the last work meeting of the day I had a quite heavy dinner😰Then after the meeting I was planning to run home but due to my heavy dinner and slow digestion, I told myself “ OK just take it easy “ otherwise I was going to see my dinner sooner than I expected🔝... I was just waiting for a green light when a man runner (about same age as me I suppose) ran by me and laughed as he overtook me while I waited the red light🔥 Me: "Wrong fight boy, when this damm light turns green, I am gonna demolish you!!!" And ... I did❤️ A fight I couldn’t loose✨ Reasonably competitive mind is needed for any athlete to improve their performance🔥But, if you are too competitive it will destroy you though, a balance is important 😰 * * 商店街の会議の前に 食べちゃった醤油らーめん😰 重い、お腹がおもーい 会議後の#帰宅ラン らーめんがリーバスしないように ゆっくり走ろうと決心😞 そんな赤信号待ちする私を 同い年くらいのBoyランナーが 信号無視して抜いていく 抜きがけに私の顔を覗き込んで ニヤっとしたのが、、、 むむむ🔥 私にをつけた🔥🔥 青信号を待って、追いかける。 やっと追い抜いたら 赤になる国道の信号、、、 さすがの彼も国道の信号は無視 しないようで、 こっからが本気の戦い 青信号を待つ間、あんなに 世界陸上並みガチで構えたスタートは 小学校の運動会以来😂 本気で勝ちに行く 小ボルトほたる、信号無視ボーイ チラッと絡む視線👀 勝利の代償は もちろんらーめん🤢

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おそるべし!!ランナーの横のつながり!!

 

情報をくれたのは、FB上の友達の友達で。

 

情報そのものは、友達の友達友達のインスタがきっかけ。

 

つまり彼女は、友達の友達友達友達、というわけです。

 

ランナーのつながり、おそるべし!!

 

大阪の人間がFB上で訊ねた人探しが、1200kmの距離を超えて、北海道のランナーさんを探し当てました!!

 

連絡→動画送信!!

 

彼女のインスタにコメントし、連絡がつき!!

 

その後はメールでやり取りをして…。

 

無事、動画も見ていただけました!!

 

動画ありがとうございます。
無事届いて見れました。
泣いてたの覚えてますが、
こんなに激しく泣いてたなんて、恥ずかしい。
明日、父にも見せようと思います。

 

帯広のコーヒーショップ

 

彼女は帯広でコーヒーショップを経営なさっている方です!!

  

www.hoccino.com

 

帯広かぁ〜。サロマの帰りに通ったので、知ってさえいればお店に寄ったのになあ!!

 

北海道在住のランナーさん、あるいは

今年の道マラを走ろうとしているランナーさん、

ぜひホッチーノ コーヒー / Hoccino Coffeesさんへ!!Tシャツほしー!!

 

関連ランキング:カフェ | 帯広駅

 

 

どうなるラン×スマ?! 番組継続も、MCは微妙…。

「ラン×スマ」は継続はされるみたいですが、

 

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MCの交代は避けられないようですね。

 

どうせなら福島和可菜とか、森脇さんとか、

私生活でも本気でランニングが好きな芸能人にMCをやってほしいなあ。

 

中村優ちゃんもいいかも!!

 

とにかく、番組から離れたらいっさいランニングに興味を示さないようなビジネスランナーじゃない、ランニングに熱い人にMCをしてほしいです。

 

 

 

 

 

7/1「テレビ千鳥」『DAIGO'Sキッチン 2』全品レシピ付き!!料理人大悟がボケではなくなってきた件!!

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SALT.さんによる写真ACからの写真

 

前回のDAIGO'Sキッチンが、テレビ千鳥でいちばん視聴率がよかった回らしく。

 

www.rundietrunner.com

 

早くも第2弾がやってきました。

 

今回、ノブのリクエストはカレーですが。

 

前回のパターンなら、カレーとまったく関係ない料理も3〜4品作るはず。

 

購入したもの

 

スーパーで購入したのは、

 

・大葉

・じゃがいも

・にんにく

・トマト

・万能ネギ

・玉ねぎ

・えのき茸

・しいたけ

・レモン

・生姜

・ミョウガ

・豆腐

・牛肉

・豚ばら肉

・はまぐり

・ホンビノス貝

・甘エビ

・スパム

・そうめん

・穂先メンマ

・カレールー

・厚揚げ豆腐

・卵

・しらたき

・鷹の爪

 

など

 

28品7,525円文の食材。

 

DAIGO'Sキッチン

 

セットは例によってMOCO'Sキッチンとそっくりなセットを用意。

 

大悟の衣装も、明らかにもこみちが着そうなシャツに、

 

BGMもMOCO'Sキッチンと同じ音楽を使用しています。

 

奥さ〜ん。夏だからかねえ?

 

こんなに夜中なのに、

 

汗ばむ・ねぇ??

 

と、前回と同じく大悟のエロっぽい口上でスタート。

 

どの国にもなかった奇跡のスープ 夏バージョン そうめん入り

 

 前回のホンビノス貝と豚肉のスープの夏バージョンです。

 

ノブ:なんかテレビ千鳥が、このコーナーを看板コーナーにしようとしてるらしいのよ。

 

大悟:確かに。さっき加地さんが「もう1回やると思っといてな」って言われた。

 

などと話している間に、いつのまにか生姜の皮を向いている大悟。

 

生姜、にんにく、豚バラを切り、

 

オリーブオイルのボケを忘れ忘れつつ、

 

鷹の爪を手で砕くなど大悟っぽい料理法で進めながらも、

 

前回、ノブが好きだと言ってたホンビノス貝を再び大胆に使います。

 

そしてこの後…。

 

料理大好きなお方さまに言わせれば、

 

酒を入れるタイミングなんかはけっこう玄人っぽい。もしこれを誰にも教わらず、本当にセンスだけで料理してるんやったらスゴイ

 

とのことでした。

 

大量のほんだしで味付け。

 

出ました名言、

 

味付けの時の粉もんは、思うたいれぇ。

 

これで、はまぐりが、パカッと開くまで待ちます。

 

奥さん。

 

チンチンってイカの匂いするよね?

 

 

と、まったくオブラートしないド下ネタをぶっ込むお下品ぶり。

 

コショウは思ってる3倍

 

冷凍庫で20分冷やし、

 

大悟:作った美味いスープを冷やせば、冷たいスープになると思ったけど…。(味見)

 

ノブ:なるほど…。

 

大悟:なるわ。

 

ノブ:なっとんかい!!

  

 

卵って1人1個って概念 崩そうよ。冷た〜い茶碗蒸し

 

尻尾をとった甘エビに軽く醤油をかけ、

 

アドリブで思いついたワイングラスを容器にします。

 

その中に手づかみで豆腐を一丁。

 

生卵から黄身を取り出す手段は大悟の手づかみ。

 

ノブ:イヤやねんお前の手!!東洋一 汚いねん

 

豆腐の上に黄身を2個、甘エビを入れて出来上がり。

 

 

わしが子どもの頃にステーキステーキ言うてたら、オカアが背中丸めて焼いてくれたイモステーキ

 

と言いながら、にんにく、生姜、鷹の爪と穂先メンマを入れて酒のサカナを作り始め。

 

例によってレモン酎ハイを作ります。

 

ノブ:いらんねんこのレモン酎ハイ飲む時がぁ!!

 

とノブも大悟も「レモン酎ハイ」とうっかり関西風の言い方で言っています。

 

あれほど関東風に「レモンサワー」って言ってたのにね(^_^;)

 

 

スパムが缶から出ないので、菜箸でぶっさして引き抜くように出します。

 

大悟:(スパムは)こうやって出して!!

 

ノブ:違うやろ!!

 

さっき黄身だけを使った残りの卵白とスパムをフライパンで焼きます。

 

じゃがいもをスライスし、水に浸したものをバターで炒め。醤油で味を整えて完成。

 

 

うまいもんにカレーぶちこみゃあ そりゃ うまいカレーになるに決まっとろうじゃろうがカレー

 

すき焼きにカレーをぶち込もうと言う作戦。

 

牛脂で牛肉を炒め。

 

醤油、みりん、料理酒に…。

 

大悟:なんども言うけど。砂糖は思うとる

 

玉ねぎ、焼き豆腐、しらたきなど、すき焼きを作る。

 

それを鍋に入れ替え、大量の水を投入。

 

ノブ:すき焼きがもったいないなあ…。

 

沸騰するまでタバコタイム。

 

大悟:計算通りなら、うまい肉うどんの汁ができてるはずや。蕎麦屋とかうどん屋のカレーってうまいやん?アレ。

 

ノブ:タバコ消せ!!

 

 

味見した肉うどんの汁がむちゃくちゃうまかったので、レモン酎ハイに入れて飲む大悟。

 

その中に固形カレーを入れて完成。

 

味見をした大悟は、

 

大悟:とんでもないもんが出来たど!!なんで今まで料理人はこれをやらんかったんな?!

 

とそのうまさに狂喜します。

 

 

実食 

 

 スープ

 

そうめんを一口すすったノブは

 

ノブ:めちゃくちゃ美味いやん!!

 

次のイモステーキを食わそうと皿を下げた大悟に

 

ノブ:まだ食わせ!!

 

と皿を取り返すほど気に入った様子。 

 

イモステーキ

 

ノブ:毎朝 これでええ!!

 

冷やし茶碗蒸し

 

ノブ:どのゴチより美味いじゃない!!絶対、嫁に作らそ。

 

大悟:…。嬉しいな…。なんやろなコレ(この感情)…。メシ、褒められる…。

 

 

カレー

 

ノブ:(ひとくち食べて、頭上で大きく拍手!!)ブラボー!!ブラボー!!美味ぁい!!豆腐も合う!!…。まだあった?このカレー??

 

大悟:…。嫁にかける言葉の、嬉しい1位のやつやん。

 

あっという間に掻き込むノブに、

 

大悟:中3のキャンプファイヤーやん。

 

採点

 

大悟:冷静に点つけてくれ。今後のわしの料理人人生の参考にさせてもらうから。…。わしが料理人って言ってもう誰もボケやと思わんようになってる…。

 

ノブの採点は、

 

イモステーキ=100点

 

茶碗蒸し=100点

 

スープ=120点

 

カレー=500点

 

でした!!

 

7/9までTVerで視聴可能です!!必見!!

 

tver.jp

 

 

超人たちのサロマ:ワイナイナ大作戦!!

6/30に行われたサロマ湖100kmウルトラマラソンの応援で、

 

スタート地点、27km地点、42km地点、55km地点、68km地点、86km地点、そしてゴール地点、と回って応援しましたが。

 

トップランナーに間に合ったのは27km地点のみでした。

 

その27km地点で、本当にトップを争うほどのランナーが通り過ぎ、

 

一般集団としては速いランナーたちがやって来た頃、

 

エリック・ワイナイナ選手

 

なんと、ワイナイナ選手がやって来ました!!

 

もう体型が普通の人間とは違う、明らかに超人の体型で、一目でわかりました!!

 

ワイナイナだ!!

 

と思わず叫ぶと…。

 

ワイナイナ選手はなぜか立ち止まり…。

 

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一緒に写真を撮ってくれました!!

 

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ワイナイナ選手は過去にサロマで優勝されたこともあるはずで、この位置は彼にとっては遅すぎる位置。こんな場所を走ってらっしゃるとは思いませんでした。

 

2015年、2016年でも姿をお見かけしたと思います。きっと、サロマを走ることがお好きなんだと思います。

 

この後も、彼はかなりゆっくりと走って行かれたので、僕は後続のランナーたちに、

 

あの黄色いTシャツ、ワイナイナやで!!ゆっくり走ってはるから、抜いちゃえ抜いちゃえ!!一生、自慢できるで!!『ワイナイナ大作戦』や〜!!

 

と後続ランナーたちに伝えました!!

 

…ただ、ワイナイナ選手の記録を見ると、この直後にリタイアされているようです…。調子が悪かったのかな…。

 

そんな時に声をかけて、笑顔で写真まで撮らせていただいて。

 

ファンサービスを忘れないお人柄に触れ、ますますファンになりました!!

 

鈴木健司選手

 

鈴木さんはもうサロマの顔ですね!!

 

史上最年少のサロマンブルー、グランドブルーで、しかも13時間ギリギリでゴールされることで有名です。

 

彼が通ると、沿道のほとんどの応援者から

 

鈴木さーん!!

 

の声が飛ぶ、唯一のランナーでした!!

 

しかも鈴木さんは、その声の全てに笑顔で応えて手を振ってくださいます。

 

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なんと、今年も13時間にわずか37秒前のゴール!!

 

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どうやったらこんなギリギリにゴールできるのだろう!!まさに職人技!!

 

お見事でした鈴木さん、まさにサロマの顔!!

 

飯野航選手

 

55km地点、中間レスト旧緑館、ホテルグランディア前。肉離れと戦いながら走っている友人を待っていると…。

 

かなり後方のランナー集団の中に、明らかに見覚えのある顔が。

 

飯野さん?!?!

 

めっちゃ驚いて思わず叫んでしまいました!!

 

NHKの『グレートレース』で有名な、日本を代表するウルトラランナーの飯野航(いいの・わたる)選手!!

 

僕が叫ぶと飯野さんは笑顔で立ち止まり、

 

よく気づきましたね!!

 

と一言。

 

飯野選手が本気で走ったらこんな場所にいるわけはなく。

 

どうやら、飯野さんのスポンサーさんか何かの企画で、サロマに初挑戦するランナーさんのペーサーとして参加されているらしく。

 

周囲には、同じTシャツを着たランナーさんが10人ぐらいいらっしゃったので。

 

たぶん、誰も飯野さんだと気づかなかったと思われます!!

 

写真、撮らせてもらっていいですか?!

 

と聞くと、飯野さんはペーサーをされてた男性に、

 

ちょっといいですか?

 

と聞いてくださいました。その方は

 

もちろんいいですよ!!

 

ご自分はゆっくり進みながらそうおっしゃってくださって、

 

この写真、口が動いていますが、

 

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一緒に撮らなくていいんですか?

 

と気を使ってくださっている瞬間です。そこで自撮りさせてもらいました!!

 

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その後もなんどもお会いしたのですが、飯野選手はずっとご自分が担当されているチャレンジランナーさんに笑顔で話しかけ、辛さを忘れさせてらっしゃったので

 

それ以上はお声がけは控えておりました。

 

そしてチャレンジランナーさんを、きっちりとゴールまで導いていらっしゃいました!!

 

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今年のサロマはいろんな意味でアツかったです!!

 

 

 

約束の地 サロマ湖100kmウルトラマラソン応援記

6月30日に行われたサロマ湖100kmウルトラマラソンに応援に行ってまいりました。

 

以前も申し上げましたが、現在、サロマを走る女性を主人公にした小説を書いています。その取材という意味ももちろんあるのですが、

 

応援に行く、と約束した人もとても多く。

 

実は、諸事情で、行かないという選択肢を選ぼうかとも思ったのですが

 

行かないと一生、後悔するだろう!!

 

と思い、飛行機に飛び乗りました。

 

約束

 

山本さんの場合

 

2019年2月4日、僕は心房細動の再手術を受けるため八尾市立病院に入院しました。

 

手術日の朝、この病院で働いてらっしゃる山本さんが、僕の病室を尋ねてくださいました。

 

彼女はウルトラランナーで、たい焼きウルトラマラニックを走られた際、そこでの僕たち夫婦のフルーツエイドに対する感謝の気持ちを伝えてくださいました。

 

山本さんは、僕の手術を担当してくださる渡部先生が、この病院でどれだけ信頼されている先生かをじっくりと話してくださり。

 

心の負担がとても軽くなりました。

 

彼女は手術が終わった夜も尋ねてくださり、退院する日も来てくださいました。

 

彼女の今後のラン関連のスケジュールを聞くと、サロマの名前が出て来ました。

 

サロマ、応援に行く予定です!!

 

じゃあその時お会いしましょう!!

 

僕は山本さんとそうお約束しました。

 

タイガーさんの場合

 

この記事でもご紹介した、ウルトラ界では超有名人のタイガーさん。

 

www.rundietrunner.com

 

マスクマン初のサロマンブルー、あと3回まで来ていらっしゃいます。

 

が、ここ数年は体調が優れず、足踏み状態が続かれています。

 

しかも今年はサロマのエントリーに失敗。もう参加できないな、とおっしゃる彼に対し僕は

 

ゆずれーるがあります!!マスクマン初のサロマンブルーはタイガーさんだと日本中のファンが期待しています!!

 

とコメント。

 

そのせいではないでしょうが、タイガーさんはゆずれーるでサロマ出場権をゲット。

 

必ず応援行きます!!

 

と約束しました。

 

Chamaさんの場合

 

サロマンブルーでもあり、自ら「完走請負人」のゼッケンをつけ、12時間50分でゴールするペースで走られるChamaさん。

 

僕はChamaさんとゴールすることが夢でしたが、心臓が悪くなって叶わなくなりました。

 

Chamaさんご自身も、そろそろサロマからの卒業を口にされるようになり。

 

彼がサロマを走られる姿を見る機会はもうないのかもしれない。

 

今年は応援に行きます!!

 

と約束しました。

 

約束を履行せよ!!

 

 

山本さんの場合

 

山本さんとご友人の大橋さんはとても調子がいいようで、(と思ったのですが、実は初参加の年はもっと速くにゴールされていたとのことでした)

 

27km地点、42km地点でお会いしましたが…。

 

55km地点で駐車に手間取っていると、なんと、応援場所に着いた時にはもう中間レストを出られたあと!!

 

すごく調子いいんだ!!

 

と思いました。

 

その後、68km地点でも余裕の笑顔。でも、

 

そろそろ疲れてきました

 

とおっしゃっていました。

 

 

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ワッカでも、疲れもあったはずなのに、それでも力強い笑顔で応援に応えてくれました。

 

12時間17分で、大橋さんとともに満面の笑みとともにゴールされていました!!

 

タイガーさんの場合

 

タイガーさんはどうしても体調が戻っていなくて。

 

ヒザと足首に激痛が走る中、なんとか27km地点まで。

 

来年は必ずリベンジする!!

 

との固い決意を語ってくれました。

 

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Chamaさんの場合

 

サロマ直前に発症した肉離れと戦いながらも、42キロ地点までやって来たChamaさん。

 

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18年に渡って走って来られたサロマからの卒業を口にされていますが。

 

スタート前にお会いした時、

 

背中の「完走請負人」のゼッケン、今年は付けないんですか?

 

とお尋ねすると、

 

付けない。肉離れで自信ないから。でもそれ、いろんな人に言われるよ!!

 

とおっしゃっていました。

 

僕と話している間も何人もの人がChamaさんに握手を求めに来ていて、

 

今年は完走請負されないんですか?

 

あれ?完走請負人のゼッケンは?

 

と何人もの人から同じ質問をされていらっしゃいました。

 

Chamaさん、きっとご自身で思われている以上に、サロマにおけるChamaさんの存在は大きいのだと思われます。

 

その後、Chamaさんは57キロ地点でリタイアされていました。

 

肉離れした足で、もっとも勾配のきつい50km地点の坂も、登ったんだ…。

 

お見それしました。さすが、サロマンブルー!!

 

いなちゃんの場合

 

いつも3人娘で走られると思っていたいなちゃんは、実は27kmの地点からすでに遅れていました。

 

山本さんたちから30分近く遅れてやってきたと思います。

 

いなちゃーん!!

 

という僕の声にもあまり反応できず。

 

ちらりと顔をあげて、力なく笑う程度の反応しかできませんでした。

 

42キロ地点では…。

 

名前を呼ぶと、顔を上げてはくれたものの、かなり辛そうで…。

 

55キロ地点に至っては…。

 

彼女は完全に下を向き、まるで幽霊のような足取りでやってきました。僕は、声をかけることさえできませんでした。

 

いなちゃんはたぶん…。もうだめだ。中間レストでリタイアするだろう…。

 

そう思わずにはいられないほどの消耗具合でした。

 

ところが…。

 

68km地点に着き、応援ナビを開くと…。

 

なんと、いなちゃんを示す点はまだ動き続けています!!

 

55kmで完全にグロッキー状態だったのに…。まだ進んでるんだ、すごいな…。

 

と驚きました。

 

しかしながら、驚いたことはそれだけではなく…。

 

68kmで会った彼女は、

 

明らかに顔色が良くなっていて!!

 

僕を見つけると彼女の方から話しかけてくれて、

 

私、間に合うかなあ!!こんなに悪いの初めてや、もう間に合わへんかなあ!!

 

と、質問内容とは裏腹に、とてもハリのある声で訊いてきました!!

 

55kmで見たときは、いつ倒れてもおかしくない状態だったのに!!

 

明らかに、生まれ変わっている!!

 

劇的な変化に、本当に驚きました!!

 

その段階では、まだギリギリランナーで有名な鈴木さんもきていないので、タイム的には大丈夫なはず。

 

キロ8で間に合うかな?

 

と彼女は訊きました。サロマ完走ペースは

 

50kmまではキロ7

 

80kmまではキロ8

 

それ以降はキロ9を目安に、

 

と以前、鈴木さんがおっしゃっていて。

 

その鈴木さんがまだ来ていないということは…。

 

キロ8が出せれば、じゅうぶん間に合うよ!!

 

と僕がいうと、彼女はこの日初めて明るい笑顔を浮かべました!!

 

“ウルトラは、復活がある”

 

とよく聞きますが、この時の彼女がまさにそうでした。距離が長くなればそれだけ、消耗が激しくなるはずなのに、

 

68kmの彼女は55kmの彼女より明らかに元気になっていました!!

 

ワッカに入り、86kmで会った彼女も、同じように明るい笑顔で、

 

一緒に写真を撮ってください!!

 

と彼女の方から言ってくれました。

 

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ワッカは往復の道です。ここからさらに先へ進み、橋で折り返し、戻ってきます。

 

じゃあ行ってきます、戻ってきたらまた会いましょう…。まだここに居てはります?

 

と彼女が訊きました。

 

正直にいうと、前夜、2時間しか寝てなくて、ろくにメシも食わずに朝から動き回って疲れていて。

 

いなちゃんが86kmを出たら、少しクルマに戻って仮眠を、と思っていました。

 

でもいなちゃんは、前半より復活したというものの、自分がゴールに間に合うかとても不安がっていて。

 

彼女が戻るまでここにいよう!!

 

と、とっさに判断しました。

 

いてるよ、もちろん!!

 

よかった、じゃあ、行ってきます!!

 

彼女はそう行って、折り返し地点へと向かいました。

 

クルマに戻るはずだった僕は、こういう理由でワッカに残りました。

 

しかしそのおかげで、きのう書いた記事である、あの親子ランナーとここで再会することができたわけです。

 

www.rundietrunner.com

 

いなちゃんは前半の不調が嘘のように、ここでも堅実に進んでいき、あっという間に戻ってきました。それでも本人は、自分がゴールできるかまだ不安なようでした。

 

キロ何分で走ったらいい?私は間に合うの?

 

彼女は必死の形相で聞いてきました。

 

この時の時間ははっきりと覚えています。

 

午後4時35分。制限時間の6時まで、残りは85分。

 

残る距離は8.5km。

 

キロ10で間に合うよ!!

 

彼女はニッコリと笑いました。

 

キロ10なら走れる、そう確信した顔でした。

 

池田さん、遠いとこまでありがとう

 

と彼女が言ったので、

 

なに言ってるの、ゴールまで行くよ!!ゴールで会いましょう!!

 

そう言って彼女と別れ、僕はワッカネーチャーセンターに停めたクルマまで戻りました。

 

そしてゴール地点。

 

彼女は20分以上も時間を残してゴールにやってきました。

 

42kmで見たときは、完走は「?」かなと思い、

 

55kmで見たときは、9割以上、完走できないな、と思ったほどに消耗していたのに、

 

粘って粘って、見事に復活した彼女。

 

実は5回目のサロマ完走。

 

きっと過去の経験で、日陰のある場所や補給ができる場所を知っていたので、乗り越えることができたのではないでしょうか。

 

5回目完走おめでとうございます!!

 

総括 

 

こうして、あるランナーさんは涙を飲み、

 

あるランナーさんは死力を尽くしてゴールにたどり着かれました。

 

2015年と2016年、僕はサロマに挑んで、2年連続ダメでした。

 

そのときは、

 

来年またくればいいさ

 

と軽く考えていました。

 

でも心臓病になり、ドクターストップがかかり、

 

もう2度と、ここを走ることはできなくなりました。

 

その道を、一生懸命に走っている人たちを応援できたことは、とても幸せでした。

 

もしタイムマシンがあれば、2016年の僕に、

 

もう2度と走れないんだぞ、あきらめるな!!

 

と言えたのに。

 

あのとき、あきらめた地点で、あの頃の僕がいないかを探しました。

 

お母さんとの約束

 

斉藤商店のお母さん。

 

来たら、必ず声をかけて!!

 

と取材旅行に来たとき、おっしゃってくれていて。

 

約束どおり、声をかけました。

 

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心臓を悪くして、もう走れないんです。

 

そうか…。

 

でも応援してると楽しいですね!!

 

…。でもあんたの気持ちはどうなのよ?走りたいんじゃなかったの?

 

この言葉は虚を突かれました。

 

僕の気持ち、か…。

 

僕の気持ち…。

 

まあ、いいじゃないですか。

 

 

 

大会が終わり、ゴールの撤収作業が行われています。

 

家から1200km離れた約束の地で、

 

ランナーたちが屋台の食事や飲み物を楽しみ、さよならの音楽が流れる会場を見下ろしながら、

 

僕はベンチに座って 

 

いつまでも、その様子をながめておりました。

サロマよ、少女のために泣け。〜91秒、届かなかった2人〜

42km地点

 

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初めてその親子と会ったのは、42キロ過ぎの地点で応援していた時でした。

 

サロマ湖100キロウルトラマラソンの42キロ地点は、メインルートの国道238号線を少しだけ離れる道になります。「愛ランド湧別」という道の駅の裏の道を通ります。そこはまさにサロマ湖の真横。

 

応援者は「愛ランド湧別」にクルマを停めてお土産を買いつつ、下に降りて応援もできる絶好のポイントです。

 

僕の友人たちも、ある人はとても元気に現れ、また、ケガのためもう来れないだろうと思ってた人まで現れ、大いに盛り上がっていました。

 

フルマラソンを越える地点です。まだまだ元気なランナー、諦めが表情に現れ始めているランナー、さまざまなランナーたちがここを通過していきます。

 

そんな中、ある2人のランナーさんに目がとまりました。

 

若い女性ランナーと、中年の男性ランナー。

 

2人はそれぞれ、同じ白と金色のタスキをかけて走っています。

 

何て書いてあるんですか?

 

沿道から僕は声をかけました。タスキが反転していて、文字が見えなかったからです。すると男性の方が、

 

親子で走ってるんです!

 

と元気な笑顔で返してくれました。

 

『父と走ります!』て書いてます!

 

若い女性は走りながらタスキのよじれを直して言いました。

 

こっちは『娘と走ります!』て書いてます!

 

お父さんの方も同じようによじれを戻しつつ走っていました。

 

微笑ましくも、元気に走るその姿には完走を確信させる力強さがありました。

 

その後、僕は友人を追いかけて55キロ地点、68キロ地点へと移動し応援を続けました。そこでその2人を見かけたかどうかは分かりません。友人たちのことで頭がいっぱいで、少し出会っただけの2人のことなど完全に忘れていました。

 

というわけで、次にその親子を見たのは…

 

86キロ地点・ワッカ原生花園

 

86キロ地点。ワッカの中でした。

 

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サロマ湖ウルトラマラソンの最後の難関、ワッカ。正式名称「ワッカ原生花園」はサロマ湖とオホーツク海を隔てている細い砂州です。

 

コース上80キロ地点から98キロ地点に渡って立ち塞がっています。

 

コース最終面に来て、路面は悪路となり、細かいアップダウンが続きます。何よりもオホーツク海とサロマ湖に挟まれるという極めて特殊な環境は、目まぐるしく天候が変化し、あるときは氷のように冷たく、ある時は灼熱の太陽がランナーを苦しめます。文字通り、最後の難関。

 

おまけにこの中に関門があります。91.6キロの関門は16:54に閉鎖されます。

 

きのうは予想外に暑い1日で、ワッカの中も暑かったです。かぶり水で身体中を冷やしながら進むランナーの姿も多く見られました。

 

僕は友人たちが通るのを見届けるため、ワッカ唯一の応援ポイントで待っていました。

 

往復の道になります。その場所は、往路としては86キロ地点、復路としては91.5キロ地点です。

 

最後の友人が往路を通過したとき、彼女は自分がゴールに間に合うかをとても心配していました。5回目のサロマの彼女にとって、きのうは最悪のレース展開だったようで、本気で間に合わないかも、と思っているようでした。

 

僕はその人の不安を払拭してあげるため、彼女が復路の91.5キロに戻るまでそこで待つことにしました。

 

通り過ぎた彼女を、スマホで追います。応援ナビという機能は、スマホの地図上を彼女が今どこにいるのか、赤い点で示して教えてくれます。

 

スマホ画面の彼女は、一定のペースを刻んで走っています。間違いなく彼女は間に合うペースでした。

 

安心して、他のランナーさんを応援して、しばらくした頃。

 

突然、目の前をあの親子が走り抜けました。

 

その姿は、42キロで見た時とは別人のように変わっていて。

 

お嬢さんの方が、ひどく脚を引きずっています。もうまともに走ることができない様子でした。

 

まるで壊れたコンパスが紙の上でデタラメな円を描くように、ガクガクとガニ股で飛び跳ねるようなフォーム。

 

股関節炎、ヒザの炎症、足首の捻挫、おまけに腸脛靭帯炎などすべてが一度に併発したような、そんな走り方。

 

さらに昨日のサロマは予想を覆す好天。大量の発汗でミネラル不足になり両脚が痙攣していたのかもしれません。

 

一方のお父さんは、力強い足取りで、大きな声で娘さんを励ましながら、走っています。

 

きっと、お父さんの方はすごいランナーで、もう何度もウルトラマラソンを完走されてる方なんでしょう。

 

娘さんはそんなお父さんの姿に感銘を受け、お父さんの指導を受けながら、今日の日に挑んだのでしょう。

 

42キロ地点では2人とも、とてもしっかりした走りでしたが…

 

ここに来て、娘さんの脚が壊れてしまったようでした。

 

その時点で周囲に往路を走るランナーはほとんどなく。

 

よく、直前の80キロの関門を通過出来たなと思うくらいの最後尾を走っていました。

 

残念だけど、あの脚じゃあ、お嬢さんの完走はないな。

 

それどころか、つぎの91.5キロの関門も通過できない。

 

お父さんが娘さんを見捨てることはあり得ないから、この親子さんは91.5キロで終わってしまう。

 

そう思いました。

 

一方、僕の友人は着実に折り返し、ゴールは間違いない時間に91.5キロを通過しました。

 

99.7km地点

 

さあ、最後の応援ポイントはゴールです!

 

僕は走って駐車場に戻り、クルマに飛び乗るとゴール地点に向かいました。

 

ゴールは常呂町スポーツセンターです。

 

99.7キロに渡って走り続けたランナーたちはスポーツセンター入り口を右折し、最後の直線を最高の笑顔で走り抜けます。

 

僕はゴール前のちょうど折れ曲がった直後の場所で陣取り、待っていました。

 

ワッカを通った僕の友人たちは全員がゴールにたどり着きました。自分のゴールをずっと不安視していた友人も、制限時間の20分も前にゴールしました。

 

そのあとも続々と、100キロを走り終えたランナーたちがゴールしていきます。

 

最後の直線前で、ぎゅっとガッツポーズをした男性、

 

小さなお子さんと手をつなぎながらゴールするママさんランナー、

 

スラリと伸びた手足が美しく、ずっと目立っていた女性ランナーも、満面の笑みでゴールしていました。

 

いちばん声援を受けていたのは間違いなくこの人!!

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そして、

 

制限時間は、とてもあっけなく訪れました。

 

10秒前ゴールとか、2秒前ゴールとか、ギリギリ間に合わないとか、そんなランナーは皆無でした。

 

まるで誰かが500メートル先で通せんぼでもしてるかのように、ゴール数分前からは誰もやって来ませんでした。

 

あっけなかったな…

 

と思ったその時、ランナーがやってきました。

 

お年を召した男性ランナー、そのあとすぐ、若い男性ランナー。

 

どちらももう制限時間は過ぎていますが、懸命にゴールゲートを目指しています。場内からは惜しみない拍手が鳴り響いています。

 

次に女性ランナーもきました。

 

そして…

 

そのあとにやってきた男性ランナーは、タスキをかけていました。

 

あのお父さんランナーです。

 

お父さんランナーはゴール300メートル前の曲がり角で立ち止まり、

 

背後を振り返りました。

 

そのすぐ後ろを

 

うわぁーん!!うわぁーん!!

 

と人目もはばからず号泣しながら走る少女。彼女もタスキをかけています。よじれはとっくに直っていて、

 

『父と走ります!』

 

の文字が、はっきりと読めました。

 

左手で涙をぬぐいながら、最後の力走を見せる

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お父さんは娘さんと並走しつつ、

 

「仕方がない!仕方がないから!」

 

と最後まで娘さんを励まし続けていました。

 

最後のお嬢さんの足取りは、86キロでみたあのガクガクな足取りとはうってかわっていました。

 

すぐ横のお父さんそっくりの、力強いフォームを取り戻していました。

 

きっと90キロあたりで復活して、

 

とても間に合わないはずだった91.5キロの関門さえ通過して、

 

13時間をわずか91秒だけ越えて、ゴールにたどり着いたのでした。

 

お父さんが一生懸命に指導されて、お嬢さんはそれを素直に受け入れて、ずっと練習されてきた様子が、目に浮かぶようでした。

 

最後に2人は手を取りながらゴールをして、

 

お父さんは振り返り、ずっと走って来た100キロの道にお辞儀をされました。

 

お嬢さんは前にいるスタッフさんたちにお辞儀をしました。

 

最後の最後まで諦めず走り続け、でも、ゴールは間に合わなかった親子ランナーさん。

 

それでも、最後まで礼節を尽くす、素晴らしい親子ランナーさんでした。

 

また来年も挑戦してほしいな、と願わずにはいられない、素晴らしいスポーマンシップと親子愛がそこにありました。

 

お二人の残した印象はとても爽やかで。

 

少女は可憐で、とても美しい女性。

 

まるでワッカに咲いた、一輪の花のようでした。

 

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