走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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映画

「アトミック・ブロンド」感想・あらすじ ネタバレあり!! シャーリーズ・セロンのリアルな近接格闘術!!10分ノーカットで戦う場面は観客も現場に放り込まれたかのような圧倒的臨場感!!「リアル&スタイリッシュ」な新感覚スパイ映画!!

「女007」ではない 「女007誕生」とか「最強の女スパイ、現る」とかいうキャッチフレーズが踊っています。 スパイ映画、というと「007」や「ミッション:インポシブル」などが真っ先に頭に浮かびますが、あの種の映画を期待して本作を観にいくと、おそらく肩…

「猿の惑星 聖戦記(グレート・ウォー)」 感想 ネタバレあり!! ノバは天使なのか?神がかった力で猿を救った、言葉なき少女。

リブート版「猿の惑星」がこの3作目「聖戦記」で完結いたしました。 オリジナル版に現代的解釈を加えながら、オリジナル版へのリスペクトを忘れずに作られたこのリブート版。 旧作へのリスペクトが感じられなかったテイム・バートンのリメイク「猿の惑星」と…

「ブレードランナー」ネタバレあり!! 10/27に35年ぶりの続編・「ブレードランナー2049」が公開!!その前に再度、見直して疑問点を総ざらえ!!

監督:リドリー・スコット 主演:ハリソン・フォード 音楽:ヴァンゲリス 美術:シド・ミード このラインナップは当時としたら最高に豪華なラインナップでした。 というか、かなりミーハーなラインナップと言っていいかもしれません。 リドリー・スコット 監…

「アウトレイジ 最終章」 感想ネタバレあり!! 塩見三省を監督はなぜ外さなかったか。心中覚悟で前作「ビヨンド」の功労者を使い続けた、監督の心意気、塩見さんへのエール。

「アウトレイジ」シリーズは、あらゆるエクスキューズを排し、暴力賛歌ともいうべき半狂乱の暴力を描いた第1作と www.rundietrunner.com 第1作の成功を受けて作られた第2作「ビヨンド」は、前作のような徹底した暴力主義ではなく、従来の北野映画のように理…

「アウトレイジ ビヨンド」 爆発的暴力の前作から若干の軌道修正。正統的暴力映画に戻るも、塩見三省、西田敏行ら怪優たちの熱演で恐怖は倍増!!

やや整合性にかけるパート1とパート2(ビヨンド) 前作「アウトレイジ」のラストシーンで、小日向文世演じるマル暴刑事・片岡は、確かに「大友は刑務所で刺されて死んだ」と言っています。 どっこい大友は生きていた、ってところから始まる本作。 「アウトレ…

「アウトレイジ」 暴力描写のあらゆるエクスキューズを排し、徹底した緊張感の中、残酷なカタルシスを描いたバイオレンス映画

アウトレイジ [DVD] 出版社/メーカー: バンダイビジュアル 発売日: 2010/12/03 メディア: DVD 購入: 10人 クリック: 137回 この商品を含むブログ (180件) を見る 暴力、暴力、畳み掛ける暴力 「アウトレイジ」に描かれているヤクザには、任侠とか仁義とかそ…

「ブレードランナー2049」に至る3つのショートムービー。

リドリー・スコット監督が35年前に発表したSF映画「ブレードランナー」の続編「ブレードランナー2049」が、10月27日に公開されます。 「ブレードランナー」については近くまた映画評を描きたいと思っていますが、約1ヶ月後に迫った公開を前に、3本のショート…

祝!!1,000PV/日!!\(^-^)/!!それで気づいた、「映画評をブログで書く」際の注意点

昨日、このブログが初めて1日のPV数が1,000PVを超えました〜〜!!\( ˆoˆ )/!!しかも、1,000PVをかなり超えての1,693PV。 今までは900PV/日がベストだったのに、いきなり1,700近くも行って驚きました。 そのうち、41%が、9/15に書いたこの記事。 blog.dietrunn…

「エイリアン:コヴェナント」ネタバレあり!!エイリアンをはるかに凌駕する恐怖の存在。

本作を見たら誰もがそう思うのではないでしょうか。 「エイリアン:コヴェナント」で最も怖い存在は、エイリアンではなく、デイヴィッドである、と。 「プロメテウス」でのデイヴィッド 「プロメテウス」で初出のアンドロイド・デイヴィッド。彼はピーター・…

映画「プロメテウス」を再鑑賞し、来るべき「エイリアン・コヴェナント」に備えよう!!「プロメテウス」ネタバレ全開です、要注意!!

プロメテウス [DVD] 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 発売日: 2013/07/03 メディア: DVD この商品を含むブログ (19件) を見る プロメテウス (字幕版) リドリー・スコット SF/ファンタジー ¥900 プロメテウス (吹…

「ローガン」感想ネタバレなし!!!スーパーヒーローたちの「終活」。ヒュー・ジャックマン、魂の熱演に涙!!ウルヴァリンとプロフェッサーXは、みじめな姿をさらしながらも、最後まで誇りを忘れない

これは、南北戦争の頃から生きているはずなので、200歳近いはずのウルヴァリンが、少女ローラとの旅で少しずつ成長していくロードムービーです。 ウルヴァリンと、プロフェッサーXは、いつも人類を救っていましたが、今回は、たった一人の少女すら、満足に救…

映画「オーケストラ!」(2010)ラスト大泣き!!ドタバタ喜劇だと油断させて、作り手たちが企むラストの罠!!

youtu.be 本作はドタバタ喜劇である。そのことを真っ先に理解しておかなければならない。 もしそこを理解しておかなければ、途中でしらけてしまって、本作に対する感想は正反対のものになるだろう。 「空港でパスポートを偽造しながら飛行機に乗り込むことな…

映画「スプリット」感想 ネタバレなし!! 美少女テイラー=ジョイの涙の演技が素晴らしい!!シャマラン監督の世界観を復習してから見るべし!!

M・ナイト・シャマラン監督の映画は好きです。「シックス・センス」で見せた独特の世界観は他に類を見ないものでした。 「ホラー」のカテゴリーの中に、絶望と希望を絶妙に織り交ぜ、観客が惹きつけられるギリギリのラインで超常現象的要素を盛り込む世界観…

映画「フリー・ファイヤー」は新時代の「レザボア・ドッグス」になれるか?!銃弾って、なかなか当たらないし、当たっても、なかなか死なないよ!!な映画。

「フリー・ファイヤー」観てきました。大阪では「大阪ステーションシネマ」でのみの公開という、かなり勿体無い公開。 製作にマーティン・スコセッシが名を連ねたギャング映画、となればそれだけで観ないわけにはいきません。 内容は? なんか、密室で、2組…

『ゴッドファーザーPARTⅡ』 名優アル・パチーノとロバート・デ・ニーロ。デ・ニーロが素晴らしすぎて、マイケルが霞む。

マイケルとヴィトの関係はそのまま、パチーノとデニーロ。 名作の続編は、前作を上回ることができないが、『ゴッドファーザーPARTⅡ』*1だけは別だ、と言われている。受賞歴を見ても、アカデミー賞作品賞を受賞したPART1の続編が、再び作品賞を受賞した唯一の…

映画『ゴッドファーザー』 日本人が捨ててしまった、人間の原風景

「アメリカはいい国です」 このセリフから、映画『ゴッドファーザー』*1は始まる。 一代で、巨大なファミリーを築いたヴィト・コルレオーネと、その息子たちが織りなす、家族愛の物語だ。 この作品ほど、見るたびに印象が異なる映画も少ない。 この映画ほど…

ネタバレ注意!映画「バンテージ・ポイント」。アクション、サスペンスの名作。刺激ある90分が欲しい人に、ぜひオススメの一本です!

お方さまは映画が大嫌いだ。僕は大好きなので、趣味が合わなくて困っている。 テレビ番組では、例えば宇宙の神秘に関するシリアスなドキュメンタリーとかは好きなので、「ゼロ・グラヴィティ」なんかは楽しむかな、と思って連れて行っても、 「全然面白くな…

ネタバレ注意!!映画「かずら」(2010年)さまぁ〜ず主演の、コンプレックス克服映画!!

お笑いコンビ・さまぁ〜ずが大好きです! さまぁ〜ずコントライブのDVDは全部見てます。もちろん直接みにいければこんな嬉しいことはないけど、プラチナチケットなので手に入るはずもなく。 さまぁ〜ずのコントの特徴は、ゆるーい雰囲気の中で、ツッコミの三…

ネタバレ注意!「ラ・ラ・ランド」おっさん『ぎゅん死に』!ありふれた恋バナを夢物語に変える、ミュージカルのフィルター

youtu.be 久しぶりに、映画って素敵だなあ!と思いました。 冒頭の、高速道路でのダンスシーン、多分ノーカットで(そう見せてるだけでしょうけど)撮影しています。現実ではありえない、夢のようなシーン。これから始まる世界は、古き良きアメリカ映画の、…

『黄金のアデーレ 名画の帰還』 勝者に迎合し、弱者を蔑むオーストリア人に、自分自身はいないのか。胸に手を当てた。

youtu.be オーストリア人は2種類です。美術品の返還に反対する人々。一方は、ユダヤ人に加えられた不当な行為を認め、それを償おうとする人々。 我々は歴史のある瞬間に立っています。過去が現在に是正を求めている瞬間です。この街が見た悲惨な過去。人が他…

ネタバレ注意!映画「ザ・コンサルタント」宣伝文句に騙されてはいけない。そんな単純な物語ではない、複雑で、残酷で、皮肉で、かつ優しい、家族愛に溢れたアクション映画

ベン・アフレックは不思議な役者だ。 彼に「アルゴ」があってよかった。ベン・アフレックを語るとき、必ず「アルゴ」を出せばとりあえず着地できる。アカデミー賞作品賞を受賞した作品だし、それを監督・主演した人物だ。アメリカ映画界でも最高クラスとみな…

映画「ドント・ブリーズ」  盲人の家の中。「狩る」はずが「狩られる」側に!狂気の老人と猛犬から逃げる恐怖。

『ドント・ブリーズ』(原題:Don't Breathe) 上映時間:88分 2016年 アメリカ スタッフ、キャスト 【スタッフ】 監督:フェデ・アルバレス プロデューサー:サム・ライミ、ロブ・タパート、フェデ・アルバレス 【キャスト】 ロッキー:ジェーン・レヴィ マニ…

ネタバレあり:めっちゃ笑った!!映画「ロング・トレイル!」  トレイルを歩く。ただそれだけで分かち合えること。

(主人公二人、共に70歳をすぎたブライソンとカッツ、トレイルの行手を阻む大きな沢にぶち当たる。なんとか渡れそうな岩場の前でなかなか進めずにいると、二人の若いトレイルランナーが登場。) トレイルランナーA:どうかしましたか! トレイルランナーB:…

映画評「ロスト・バケーション」(2016年 87分)

•はじめに… ワン・シチュエーション・スリラー。 さいきん、特にこの手の映画が多くなっているように思います。 「ブレーキ」(2012年 91分)もそうでした。「崖っぷちの男」(2012年 102分)「フローズン」(2010年 93分)なんかもそう。「フローズン」、地…