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映画「プロメテウス」を再鑑賞し、来るべき「エイリアン・コヴェナント」に備えよう!!「プロメテウス」ネタバレ全開です、要注意!!

 

 






 

 

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2012年の映画「プロメテウス」は難解な映画です。「エイリアン」の前日譚であり、リドリー・スコット自らが監督する、とのことだったので喜んで観に行ったものの、何のこっちゃよくわからん…という印象が強かった映画でした。

 

9/15に、今度は「プロメテウス」の後日談に当たる「エイリアン・コヴェナント」が封切りになります。これもまた御大・リドリー・スコットが監督するとのことなので、「プロメテウス」をほったらかしにしたままでは「エイリアン・コヴェナント」が理解できないはずだと考え、復習してみることにしました!!

 

冒頭。いきなりよくわからない…

 

地球、なのか、他の惑星なのか、全く何の説明もない…

 

筋肉ムキムキの白い男。白目なし。飛び立つ巨大な宇宙船。

 

比較対象物がないので、白い男が大きいのか小さいのかはわからないが、何となく大きそう…。

 

宇宙船に乗ってきたのに、布製のガウンを脱いだら裸にふんどしだけ。

 

なんか飲んで、いきなり死ぬ…

 

騙されて、毒でも飲んだの?

 

それともここは流刑地か何か??

 

溢れ出る疑問。

 

ただ、死ぬとき、わざわざカメラが男の体内にまで入り、そのDNAがバラバラになって海に落ちて行く描写があるので…

 

さらに、そこから何やら細胞分裂が始まっている描写もあるので…

 

このDNAのバラマキが、やがて人類の誕生につながるのかな?

 

という疑念が頭をよぎります…

 

そうすると湧き上がる疑問

 

では、あの白い男は誰なのだ?

 

自分の命と引き換えに、地球に人類を誕生させてくれて、ありがたいのはありがたいが…。

 

何で死ななきゃならなかったのか?

 

口の中の粘膜を綿棒でとって、それを海に流せばよかったんじゃないのか?

 

とにかく、自分の命を投げ出しているのはショックです…

 

複雑なデイヴィッド

 

「エンジニア」との会話

 

「エイリアン」シリーズの伝統芸ともいうべきアンドロイド。デイヴィッドは最初からアンドロイドであることが明示されています。

 

古代の言語まで勉強し、習得しているデイヴィッド。

 

映画の後半で、異星人であるはずのエンジニアと会話する場面があります。

 

エンジニアは古代の地球にやってきているはずなので、古代の言語を学習しているデイヴィッドには、エンジニアと会話する能力がある、ということでしょうか…

 

3Dホログラムとか、壁を開けるとか、何でもできちゃう

 

初見のはずなのに、いろんなものを操作できちゃうデイヴィッド。

 

「言語の習得」は何となくわかりはしたものの、壁に埋め込まれてあった3Dホログラム再生装置や、壁を開ける装置の場所、開け方など、何でもできちゃう。

 

確かに、直前に壁に描かれている文字を読んでいるデイヴィッド。あそこに何が書かれていたのかは、けっきょく最後まで説明はありませんでしたが、全てはあそこに書いてあった、ということかなあ。

 

しかし少なくとも、最初の3Dホログラムの再生は、あの文字を読む前だったので説明がつかない…

 

なぜホロウェイ博士を殺したか

 

こっそり持ち帰った「黒い液体」。一滴だけ指に取り、ホロウェイの飲み物に入れて彼を殺します。

 

デイヴィッド的には実験の意味合いでもあったんでしょうが、ホロウェイが死ぬことは知っていたはず。

 

ホロウェイはショウ博士とともにチームリーダー。重要な人物のはず。

 

なぜ彼を真っ先に殺したのか…。

 

傷ついていた?

 

ホロウェイはデイヴィッドに対し、傷つくような言葉を発します。それに傷ついていたのでしょうか。ロボットなのに?

 

ショウ博士への思い?

 

冒頭、まだ全員が冷凍睡眠中にデイヴィッドはショウ博士にのみ、深い関心を示し、彼女の夢にアクセスし、彼女という人間を知ろうと試みています。デイヴィッドはショウ博士を愛していて、彼女の恋人のホロウェイ博士が邪魔だと感じていたのか…

 

ファイフィールドの変貌

 

洞窟内で蛇のような生物に襲われたミルバーンを助けようとして、生物の血液を浴び、ヘルメットが溶解し、行方不明になるファイフィールド。

 

再び現れた時は、容姿こそ人間であるものの、蜘蛛のような姿勢をとり、とてつもない怪力で乗組員を次々と襲います。

 

あれは一体何なのか。

 

あんな状態になる犠牲者はこれまではなかったため、全く新しい症状と言えます。

 

ヴィッカーズもアンドロイド?

 

シャーリーズ・セロン演じるヴィッカーズ。感情を表に出さない氷のような女。彼女は70歳ほど年の離れたウェイランド社長に「お父様」と言います。

 

お父様のわけはない…

 

1人だけ生き残った「エンジニア」と、彼の激怒

 

なぜ冷凍睡眠?

 

たくさんいたはずの「エンジニア」たちは全員、自分たちが作ったと思われる生物に殺されます。その中でたった1人、冷凍睡眠装置に入って生きていた「エンジニア」。

 

彼はなぜ冷凍睡眠装置に入っていたのか…。

 

その直前を示す3Dホログラムで、宇宙全体の地図が浮き上がり、地球がクローズアップされます。

 

つまり彼は地球へ行こうとしていたのでしょうか。

 

ところがエイリアンの襲撃にあい、うまく船が飛ばなかった…

 

そう考えるのが妥当かなあ。

 

ではなぜ激怒?

 

2千年ぶりに目覚めた彼は、自分の周囲に地球人がいるのを見て驚いた表情を見せます。が、その直後、アンドロイドの首をへし折り、全員を殺します。

 

なぜ??!!

 

ショウ博士が叫ぶ疑問

 

「なぜ私たちを憎むの??!!」

 

まさにこの疑問通り、映画は何も説明していません。

 

リドリー・スコットの中では、プロメテウスは続編ありきの話だったのかもしれません。

 

 

巨匠・リドリー・スコット本人をして、未だに、その世界観の追求へと駆り立たせる「エイリアン」の世界観。

 

「エイリアン・コヴェナント」ではどんな答えが用意されているんでしょうか!!

 

STORY

 

広大な大地と、巨大な滝のごとき水の流れしかない惑星。ごく初期の地球か、と思わせる場所。

 

佇む一人の白い巨人。人間にそっくりだが、白目がない、異様なの筋肉の盛り上がりなど、人間ではない。

 

彼を乗せて来たであろう、楕円形の巨大な宇宙船が遠ざかると、彼は容器を取り出す。

 

中には、何やら邪悪なオーラを放つ黒い液体。

 

彼がそれを飲み干すと…。

 

純白だったその体に突如、黒いひび割れが走り…。

 

彼の体はDNA単位で崩壊していく。

 

バラバラになった彼の体は、初期の地球の大河の中に消えていく。

 

かくして地球に彼のDNAがばらまかれていく…。

 

時は流れて…。

 

2093年、地球から遥か離れた宇宙を航行中の探査船「プロメテウス」号。チームリーダーはエリザベス・ショウ博士とチャーリー・ホロウェイ博士。

 

いくつも発掘してきた古代遺跡から、同じ星を示す壁画が描かれていたことから、人類を創造した存在がその星にいると推測。ウェイランド社に資金援助してもらい、ここまでやってきた。

 

船にはウェイランド社の重役・メレディス・ヴィッカーズが乗っている。博士たちも、彼女の命令に従わなければならない。

 

2年間の冷凍睡眠中、船はアンドロイドのデイヴィッドに任されていた。デイヴィッドはショウ博士に興味があるのか、彼女の夢にしばしばアクセスしていた。

 

船が目的地に到着、全員が冷凍睡眠から覚め、地上へ。

 

創造主(「エンジニア」)たちがいる星、と推測していた星は…。

 

荒涼としていた。

 

しかし、人工的な直線を持つ山に気づいた一行はそこに着陸。

 

山は明らかに、人工的な洞窟が広がっていた。

 

中に入ると、なんと、大気が地球と同じ成分に変わった。ヘルメットを脱いでも、呼吸ができる。

 

一行が手探り状態で洞窟を進む中、なぜかデイヴィッドは知っているかのようにスイッチ状のものを操作すると…

 

突然、洞窟内に3Dホログラムのような人影が走った!!

 

不明瞭だが、人間より1.5倍はある人型の生物が、何かに追われているかのように逃げ惑っている!!

 

必死にそのホログラムを追いかけると、閉まるドアに強引に入ろうとして、首を切断されてホログラムは終了。

 

そして、その通りに、首のない大きな死体が転がっていた…。

 

隊員のうち、この状況に怯えたミルバーンとファイフィールドの2人は先に船に帰る、と叫んでいなくなってしまう。

 

ドアの向こうには、ヘルメットに入った頭部が転がっていた。

 

さらには、人間に似た巨大な顔の彫刻、壁画。

 

さらに、太古の地球で白い巨人が飲んだものと同じ、邪悪な黒い液体に似たものを含む筒が、何本もあった。

 

一方、外では急激に天候が悪化、危険な嵐が接近してきた。隊員たちは大急ぎでその場を離れ、命からがら船に戻る。

 

ミルバーンとファイフィールドの2人は、洞窟内で道に迷い、まだ船に戻っていなかった。嵐は勢いを増し、救助には迎えない。2人は洞窟で一夜を過ごすことになる。

 

洞窟から持ち帰った頭部を検査したショウ博士は、そのDNAが人間のDNAと全く同じであることに気づく。

 

一方デイヴィッドは、あの邪悪な液体を密かに持ち帰っていた。一滴だけ自分の指にとり、それをチャーリー・ホロウェイ博士の飲み物に混入させる。

 

そんなことは知らないホロウェイ博士は、ショウ博士の部屋に行き、彼女と一夜を共にする。

 

洞窟に残ったミルバーンとファイフィールドは、巨人たちの大量の死体を発見する。

 

全てが、宇宙服の中から骨が飛び出して死んでいる。

 

そして…

 

なにやら、蛇のような生物と遭遇。

 

油断していると、蛇はミルバーンの腕に噛み付く!!すごい力で引き離せない!!

 

そのうち、蛇はミルバーンの腕に巻きつき、彼の腕をへし折ってしまう!!

 

ナイフで切り取ろうとしたファイフィールドは、蛇の血液を浴びでしまう!!それは高濃度の酸で、みるみるうちにヘルメットが溶解する!!

 

腕を折られたミルバーン、蛇は破れた宇宙服の間から侵入し、あっという間に彼の口から体内に侵入するのであった!!

 

翌朝…

 

ホロウェイは体の異常を感じる。目が赤い。

 

眼球をよく見ていると…

 

眼球から、2mmほどの、明らかに「触手」と思えるものがチョロチョロと伸びている??!!

 

洞窟に残った2人と連絡が取れない。

 

再び洞窟へと入っていく調査隊。

 

そこで、ミルバーンの無残な死体を発見する。

 

さらにホロウェイ博士の体調が急激に悪化、皮膚が急速に黒ずんできた!!

 

急いで船に戻ろうとする調査隊!!

 

しかしヴィッカーズはホロウェイの乗船を認めない!!何かに感染したのなら、船を汚染から守るため生きながらホロウェイを焼き殺すというのだ!!

 

泣いて冷凍を懇願するショウ博士の目の前で、死を察したホロウェイは自ら焼死を選択する!!

 

気絶から目覚めたショウ博士を、デイヴィッドが診察している。ホロウェイとの性交渉を質問するデイヴィッド。

 

ショウ博士が妊娠3ヶ月だというのだ。しかも胎児は、人間ではない…

 

ホロウェイのあの異常な死に様。妊娠できない自分が、わずか10時間前の性交渉で妊娠3ヶ月…

 

堕胎を希望するショウ博士に対し、周囲は博士を冷凍し地球での処置を決める。

 

その場を脱走する博士。船内を走りながらも、その下腹部は異常な動きを見せる。胎児が暴れているのだ。

 

激痛と戦いながら博士はヴィッカーズの部屋に侵入。重役室のここには、まだ地球にも12台しかない、全自動治療カプセルがある。その中に入り、腹部を切開し、異物を取り出す手術を選択する博士。

 

もはや彼女の腹部は、いつ胎児に食い破られてもおかしくない、異常な蠕動運動をしている!!

 

機械のメスが彼女の下腹部を横に切り開き…

 

機械の腕が腹部に侵入、取り出したのは…

 

羊膜につつまれた、おぞましい、タコのような生き物…

 

それは突然、羊膜を破り、狂ったような叫びとともに動き回る!!

 

手術痕はホチキスで止められ、カプセルから脱出する博士!!

 

カプセルを閉じ、おぞましい生き物は閉じ込められた…

 

一方、船外には、行方不明となっているファイフィールドがたどり着いていた。

 

ハッチを開けて迎え入れようとすると…

 

溶けたヘルメットからむき出しの頭部、異様な歩き方…

 

もはやそれは、ファイフィールドではなかった。

 

次々とそれに殺される乗組員たち!!

 

トラックで踏み潰し、火炎放射器で焼いて、なんとかそいつを殺すことに成功したのだった。

 

手術のあと、朦朧とした中で博士が迷い込んだ部屋には…

 

なんと、ピーター・ウェイランド本人がいた。

 

「エンジニア」なら、死からも助け出してくれるはず。

 

この旅の真の目的はそれだったのだ。

 

しかしこの星は、博士が思っていたような星ではなかった。

 

「エンジニア」は全員が死んでいる。

 

「いや、1人だけまだ生きています。今から会いにいくのです」

 

デイヴィッドは2回目に洞窟に入った時に、冷凍睡眠装置の中で眠っている「エンジニア」を発見していたのだった。

 

社長が洞窟に入るのを止めるヴィッカーズ。だが社長は聞き入れない。

 

「わかりました、お父様」とヴィッカーズは言った。

 

洞窟に入り、「エンジニア」が眠るカプセルを開けるデイヴィッド。

 

白い巨人が目を覚ます。自分の周囲を囲む地球人を目にして、驚きの色を見せる。

 

「私たちが来るから、あの生き物を作ったのね??!!」

 

ショウ博士が叫ぶ。

 

「私たちを作っておいて、なぜ私たちを憎むの?!私たちが何をした!!」

 

ウェイランド社長のボディガードに殴られるショウ博士。

 

デイヴィッドが「エンジニア」の言葉で話しかける。

 

愛おしげに、デイヴィッドの髪を撫でる「エンジニア」…

 

次の瞬間、「エンジニア」はデイヴィッドの首をもぎ取り!!

 

もぎ取った頭部で社長を激しく殴打!!

 

銃で応戦するボディガードたちを、圧倒的身体能力またたく間に皆殺し!!

 

命からがら脱出するショウ博士。

 

プロメテウス号で全てを見ていたヴィッカーズは、船長に地球への帰還を命じる。

 

しかしショウ博士が船長に叫ぶ!!

 

「エンジニア」の宇宙船を止めて!!人類を絶滅させるために地球に向かうつもりだ!!

 

船長もその事実に気づく…

 

大地を切り裂き、浮かび上がる「エンジニア」の宇宙船。

 

それは、「エイリアン」で、ノストロモ号が行った惑星で死んでいた、あの左右非対称のU字型宇宙船。

 

船長は決断する。プロメテウス号をあいつに激突させる!!

 

ヴィッカーズが脱出ポッドで脱出する!!同時に居住区でもある重役室もプロメテウス号から切り離される!!

 

プロメテウス号がU字型宇宙船に激突!!

 

墜落してきたU字型宇宙船に押しつぶされるヴィッカーズ。

 

間一髪、助かったショウ博士だが、宇宙服の酸素はあと2分。

 

離脱した重役室へ…。

 

居住区としてそれは機能していた。しかし…

 

誰もいないはずの重役室から聞こえて来る、異様な物音…

 

そう、ここは自分の体内から異物を取り出した、あの手術カプセルがある…

 

手術室を除くと…

 

全長3メートルほどに成長した巨大なタコ状の生物が激しくうごめいていた!!

 

「エリザベス、逃げてください」

 

ヘルメットにデイヴィッドの声が聞こえた。

 

「彼が襲ってきます」

 

「彼って?」

 

「エンジニア」だ!!エアロックをこじ開け、重役室に入ってきた!!

 

激しい憎悪の念とともにエリザベスを襲う!!

 

「死ね!!」

 

エリザベスは叫び、手術室のドアを開ける!!

 

巨大なタコ型生物の強靭な腕に絡みつかれる「エンジニア」!!

 

必死の抵抗を試みるが、何十本もの生物の太い触手がエンジニアに絡みつき…

 

最後はその口に触手が侵入!!

 

エンジニアは絶命する…

 

重役室の外で、ショウ博士は泣き崩れる…もうダメだ…

 

デイヴィッドの声が聞こえる。

 

「エリザベス、船はもう1台あります。私を助けてください。2人でここを出ましょう」

 

ショウ博士はデイヴィッドの頭部と、頭部から下の部分を回収し、デイヴィッドの指示通り、もう一台の宇宙船を発見する。

 

しかし彼女は地球には帰らない、という。

 

「彼らの星に行くわ」

 

「なぜ?」

 

「彼らは人間を作り、そして滅ぼそうとした。なぜ考えを変えたのか、それを知りたい」

 

U字型宇宙船は、「エンジニア」の星を目指して飛び立った…

 

一方、重役室では…

 

生物に襲われた「エンジニア」の死体を食い破り!!

 

おぞましい叫び声とともに出現した生物は!!

 

流線型のような頭と、口の中から飛び出るもう一つの口があった…

 

 

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