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「陸王」第2話見ました!!役所広司の泣き笑いと、竹内涼真の羽が生えた走り。

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「陸王」第2話、見ました!!

 

なんか、いきなり選挙が入ったり、応援してた「横浜マラソン」が雨で中止になったり、けっこう向かい風に煽られてる船出ですが、第2話、僕はけっこう面白く見ました!!

 

さっそくレビューしたいと思います!!

 

今回の物語の軸は2つ。

 

1つ目は、シューズ「陸王」のソール素材にふさわしいと惚れ込んだ「シルクレイ」なる素材の特許を持つ偏屈オヤジ、寺尾聡演じる飯山をいかに説得し、特許の使用を認めてもらうか。

 

2つ目は足の靭帯を痛め、ファームの改造を余儀なくされている竹内涼真演じる茂木に、なんとか「陸王」を履いてもらえるまでの過程。

 

シルクレイ

 

1つ目の案件は、宮沢が直接、飯山を説得する案件ですので、ひたすら、誠意を込めて飯山に接します。

 

シルクとクレイを合わせてシルクレイ。繭を使った特殊な素材だそうです。

 

いうまでもなく現実にはない素材です。

 

飯山は外資系企業から年間5,000万円で特許使用の依頼が来ているのでウハウハ。無名の足袋屋の話などろくに聞いてもいません。

 

宮沢も大手外資が来ていることに気づきますが、資本力なら歯が立たないので、ひたすら、誠意だけで飯山の心に訴えようとします。

 

この辺りの役所広司は本当にうまいなあ!!愚直、ただひたすらに愚直に、粗暴な飯山に誠意を込めて接していく様子。

 

飯山役の寺尾聡も、難しい役です。会社を潰してしまった過去を持ち、それが故に世間から冷遇され、それどころか脅迫まがいの嫌がらせにさらされ、根性がねじ曲がってしまった、元・職人です。

 

宮沢の誠意に徐々に心を動かされ、工場を見学に行った際には、かつて、職人だった頃の情熱が戻ったような気になりながら、それでも外資大手の大口の契約と比較したら、足袋屋と仕事などできない。

 

しかし、外資が断って来た理由もやはり、「一度、会社を倒産させた人間」というレッテル。

 

彼の性格がねじ曲がってしまった理由、世間からの冷遇そのものの理由で、掴みかけた夢も去ってしまった。

 

そんな自分を宮沢は必要としてくれているどころか、自分のことを目標だとまで言ってくれている。

 

まあ、外資がダメだったから、仕方なく、と言ってしまえばそれまでですが…。

 

職人として、プロジェクトに加えてくれ、という条件で、彼が開発していた「シルクレイ」製造機の貸与を申し出てくれます。

 

今後、彼がプロジェクトに加わってくれたことで、「陸王」プロジェクトも大きく前進することになります。

 

誠意が伝わり、飯山からOKをもらった時の、役所広司の泣き笑いの表情!!

 

豪快で、繊細で、役所広司にしびれました!!

 

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女優陣

 

池井戸作品はほとんど「男の職場」が舞台なので、女性の登場場面が極端に少ない。

 

そんな中で、阿川佐和子がちょろちょろ出てきて、本当にいい味を出しています!!なんでかわかりませんが、本当にうまいなあ!! と思います。

 

また、飯山の奥さんを演じているキムラ緑子さん。

 

同志社大学の劇団「第三劇場」の出身でいらっしゃいます。

 

僕は彼女の少し後に、「同志社小劇場」という劇団で芝居をしていました。

 

キムラ緑子さんはその後、「M.O.P」というマキノノゾミさんの劇団にいらっしゃって、京都で活動されていました。

 

僕は当時の彼女の芝居を何本か見ました。昔からとても華のある、素敵な役者さんでした。

 

茂木

 

2つ目の茂木をめぐる物語は、宮沢社長の知らないところで進んでいきます。

 

足を怪我してしまった茂木は、足に負担がかかりにくい新フォームの練習をしていますが、ライバルである毛塚の背中がどんどん遠のいていくことに焦りを感じ、練習をやりすぎる傾向があります。

 

市川右團次演じる村野はアトランティス社のシューフィッターで、茂木の新走法に適した形に会社の「RⅡ」を改良しよう、と申し出てくれるものの、会社はもはや茂木に未来はないと判断し、彼を切り捨てます。

 

右團次さんの流石の迫力!!怒鳴るシーンに圧倒されました!!

 

小籔千豊演じる佐山は、最後の最後まで憎たらしい役です。あの場面は歌舞伎VS吉本新喜劇、という構図に不謹慎ながら笑ってしまいました。

 

佐山役は最後の最後まで憎たらしい、イヤな役です。第1話が終わったあと、小藪をやたらディスる声を見かけましたが、あの、世の中をなんでもわかったかのような憎々しい顔つき。実にうまいと思います!!

 

歌舞伎役者の重厚な芝居と比べれば、新喜劇出身の小藪の芝居はチャラい感じがします。

 

でも本作に限らず、TBSの池井戸作品のシリーズは、俳優、落語家、歌舞伎役者、歌手など様々なジャンルの人材を集めてきて演じさせることで生まれる、絶妙なハーモニーが世界観です。

 

下手すればガタガタになりそうな、違う世界の人たちを一堂に集め、化学変化を起こさせ、物語にリアルさと深さを醸し出す、というのが特徴。

 

小藪をディスっている人たちは、すでに小藪の術中にはまっているのかも。

 

1人、また1人、と茂木から人が離れていく中で、フィッターの村野だけが親身になって彼にアドバイスをくれます。薄いソール、その言葉に、ロッカーに置きっぱなしにしていた「陸王」を取り出し、試走してみると…。

 

ラストシーンで茂木は、陸王を履いてトラックを飛び出し、田舎道を走っていきます。

 

テレビ画面の下から上に向いて走って行きます。

 

あれはきっと、茂木が天に上がっていくというメタファー。

 

彼は翼を手に入れた、という暗示ですね。

 

涙ながらに飯山に感謝の言葉をつぶやく宮沢と、まるでかかとに羽が生えたかのように走る茂木の姿で、第2話は終わります。

 

マンネリを打破せよ!!

 

どうしても触れなければいけないかな、と思うのが、飯山の説得のために彼を「こはぜ屋」に招待し、工場を見せる、というくだり。

 

確かに全く同じくだりが「下町ロケット」にもありました。

 

どうしても、物語が似通ってしまっています。

 

他にも似た箇所はいくつかあります。

 

ですので本作では、「スポーツ」という、ロケットにはなかった側面に注力して、物語を作っていってほしいと思います。

 

そのためには、走るシーンをもっと取り入れて、走る楽しさを訴えていってほしいと思います!!