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「陸王」第3話。「正しいシルクレイの作り方講座!!」5代目の未熟ぶり!!若い大地の成長、小さな勝利、茂木の憂鬱。

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「陸王」第3話を見ました。宮沢社長にのしかかる重圧は日に日に大きく、複雑になっています。

 

さっそくレビューしたいと思います!!

 

長男・大地の未熟ぶりと、その成長

 

山崎賢人演じる宮沢家長男・大地の未熟ぶりが丁寧に描かれています。

  

飯山と大地

 

飯山は、あの大きな「シルクレイ」を製造する機械をこはぜ屋に持ち込みました。

 

工学部出身の大地はその機械を見て、必要な工具などもピンときます。飯山のアシスタントを探していた宮沢は、息子こそ適任者であると判断し、反抗期の真っ只中にいるような息子をその職務につかせます。

 

おそらく、飯山が開発したシルクレイ製造機が気に入ったんでしょう、大地は飯山とともに、昼夜を問わず、シルクレイ製造に没頭します。

 

シルクレイの作り方

 

シルクレイの製造過程は以下の通りです。

 

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ソールに最適な硬度は55度から60度、2人はシルクレイをその硬さに調節するための試作品作りに没頭します。

 

シルクレイはもちろん想像上の物質ですし、ランニングシューズのソールの硬度も55度云々の数値が正しいのかは不明です。

 

本当のことを言うと、靴のソールも部位によって硬さは違うはずですので、あくまで想像上の数値だと割り切ってくださいね!!

 

さて、飯山と大地のコンビは、昼夜を厭わず試作品を作り続けるものの、一向に成果が上がりません。

 

面接を寝過ごす大地

 

そんな生活が1ヶ月ほど続いた頃。

 

なんと、冒頭の会社から、大地に二次面接へのお誘いが舞い込みます!!

 

喜ぶ大地ですが、徹夜作業明けの面接日、寝過ごしてしまいます。

 

大慌てで面接会場に行くも、面接官から「もっと社会人の自覚を持て」と一喝され、チャンスは水泡と消えます。

 

しかし、この部分の大地の行動は、決して間違ってはいないと思います。

 

取引先との予定を失念する。長いビジネスパーソン経験の中で、誰でも1度や2度の経験はあるのではないでしょうか。ではそのとき、どう対応すべきか。

 

状況にもよるでしょうが、最悪のパターンは、「やべぇ、忘れちまったよ…」と、自分の中で処理してしまい、電話程度の謝罪で終わらせるパターンでしょう。

 

実際、そんなビジネスパーソンに何度もあったこともあります。

 

忘れないに越したことはありませんが、万一、忘れてしまった場合は、可及的速やかに先方へ出向き謝罪する、これしかないのではないでしょうか。電話程度では誠意は伝わりません、恥を承知で実際に出向く、これしかないと思います。

 

ですので、寝過ごした大地がすぐに面接官のところに飛んで行ったのは正解だったと思います。

 

ただ彼の場合、一生がかかっていたかもしれない、初めての二次面接、と言う、重要度が計り知れない案件でした。人生で数度しかない、「絶対に忘れてはいけない案件」であったかもしれません。それを寝過ごすのは、やはりダメ男と言われても仕方ないかも。

 

ただ…。

 

潜在意識がそうさせた、との解釈も成り立つと思います。

 

大地は迷いながら就活をしています。面接に不合格ばかりだからですが、本当にしたい仕事が見つからないから。

 

彼が本当にしたい仕事は、こはぜ屋にあるのかもしれませんね。彼は5代目。そのぶんのDNAが彼にもあるわけですから。

 

ヤケを起こす大地

 

ただし、大地の場合、この後の行動が最悪です。

 

就活で失敗した彼はヤケを起こし、上司であるはずの飯山に暴言を吐き、帰宅すると、社長である自分の父親に飯山の悪口をあることないこと言いつける。

 

この態度は典型的なダメ男ですね!!

 

硬度問題の解決

 

結局、シルクレイの硬度問題は、上の写真の③の部分にばかり気を取られていたけど、実は①の部分の煮沸温度の調整でコントロールできる、と言うことに気づき、完成します。

 

第二話では、あんなイヤなやつだった飯山が、職人としての顔を見せるとき、反抗する大地にさえ、大人な、包み込むような対応を見せるのが印象的でした。

 

VS銀行

 

馬場徹演じる大橋と、桂雀々演じる家長支店長の憎々しさ。大橋はいわゆる慇懃無礼なキャラクターです。言葉遣いは丁寧ながら、相手を見下し馬鹿にしていることが態度から滲み出る人物。

 

最初からこはぜ屋をバックアップする気がない2人は、宮沢の融資の依頼をけんもほろろに跳ね返します。

 

万策尽きた宮沢は、個人財産を引き出すと言う禁じ手に打って出ます。これは、以前の担当だった坂本がアドバイスしてくれた方法でした。

 

こうして銀行との関係がどんどん悪化していくこはぜ屋。これから大丈夫なんでしょうか…。

 

小さな勝利

 

第一話でプレゼンをし玉砕した光誠学園。しかし思わぬところから、あの経験が生きてきます。生徒に足袋を履かせたい、と言う考えを持つ町村学園と言う別の学校が、光誠学園から紹介を受け、電話をしてきたのでした。

 

なんと、町村学園の先生を演じていたのは鳥居みゆきでした(^_^;)内さまなどで見せるムチャクチャなキャラからは想像もできないほどの先生ぶりに驚きました。それにしてもお笑いさんが好きですねこの番組…。

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鳥居みゆき演じる栗山先生は、町村学園は足袋ではなく陸王を採用したい、と言う驚きの決定をしたことを宮沢に伝えます。

 

初めて陸王が売れた瞬間でした。

 

1200足、大したことないかもしれないが…

 

と言っていましたが、1200足とは相当な数。段ボールにして約60ケースです。

 

茂木

 

茂木を取り巻く状況も、徐々に悪化していきます。

 

大手スポーツ会社のアトランティス社の社員、小籔千豊演じる佐山は、ピエール瀧演じる小原にこう断言します。

 

「茂木はもうダメです」

 

第二話で陸王を履いた茂木は、その履き心地に感銘を受けますが、ソールの耐久性に問題があり、摩耗し劣化した陸王はもう履けなくなってしまいました。

 

しかし、やっと茂木と会えた宮沢は、熱く語ります。陸王にふさわしいソールを装着した新商品が、近いうちに必ずできること。さらには、シューズだけじゃなく、なんでも相談してくれ、と。

 

この言葉を聞く茂木は、宮沢の熱意にほだされたような表情をします。

 

これには理由があって。

 

かつてのライバルだった毛塚は、大一番のマラソン大会でオリンピックメダリストまであと少しまで迫る素晴らしい走りを見せ、一躍時の人に。そんな毛塚の健闘をたたえ、茂木が握手を求めても、毛塚は目も合わせずスルーします。

 

「もはやお前なんかに関わっている暇はない」と言わんばかりの態度。

 

さらに、某雑誌で毛塚と茂木の対談が組まれても、毛塚からのNGで企画が流れてしまいます。

 

第二話で、アトランティスからのスポンサー契約も打ち切られ。

 

こんな自分に対し、熱く全面サポートを申し出てくれる宮沢に対し、たとえ畑違いの弱小企業とはいえ、心を動かされます。

 

しかも、履いてみた感じは悪くなかった。ソールがすぐにすり減ってしまったけど。

 

なかなか捨てられない陸王ですが、コーチの城戸は、茂木から陸王を取り上げるとゴミ箱に捨てます。

 

佐山が言った、「怪我が治ったらいつでもまたスポンサーを復活するから」と言う言葉を真に受けているからです。

 

佐山が上司に、「茂木はもうダメです」と報告していることなどつゆ知らず。

 

茂木も、復活への手応えを感じているのでしょうか。城戸が捨てた陸王をちらりと見ましたが、拾わないでそのままにしています。

 

そんな意味深なシーンで、第3話は終わります。

 

そして来週の予告で…。

 

アトランティス社の本心を知る茂木と…。

 

頼れる「あの男」がチーム陸王に入りそうなシーンがちらりと見えましたね!!

 

来週が楽しみです!!