あまりのポンコツぶりに、熊野本宮から果無峠(はてなしとうげ)を目指す、熊野古道・小辺路(こへち)ルートを行ったものの、途中で断念したわれわれ夫婦。
小辺路は、人気ルートの中辺路(なかへち)と違い、休憩所や自動販売機もほとんどないので、事前に昼食を用意し、飲料水もやや多めに持って行ったわれわれの作戦は間違いではありませんでした。
そんな中、われわれが行った中で唯一、あった休憩所が、「道の駅・奥熊野ほんぐう」さん。
道の駅 奥熊野古道ほんぐうは、「世界遺産 熊野古道」の発着点でもある熊野本宮にあり、国道168号線を北へ向かえば、奈良県十津川村へ、南へ向かえば、新宮、那智勝浦へと結ぶ道の駅です。
熊野古道歩きの拠点として、熊野三山めぐりの拠点として、観光情報の発信や地元食材を生かしたお食事の提供やお土産の販売を行っております。(HPより)
とても大きな道の駅で、清潔なトイレや飲み物の自動販売機もたくさんありました!!
中も、とても大きい!!
コンビニ的な商品も一揃い、ありますが、やはりこういった地元ならではの商品が楽しい!!
一番嬉しかったのがこれ!!食べ物が豊富にあること!!
熊野牛弁当!!気になる〜!!
お方さまの大好物・めはり寿司は3個で390円!!
われわれは、こんな立派な道の駅があるとは知らなかったので、事前にお弁当を購入していたのでした!!ここの弁当、食べたかったなあ!!
この日は水曜日、時間は13時30分。食材はこんなに豊富にありました!!
中で食事もできます!!
メニューはこんな感じ。
さらに資料館的なスペースも併設されています。藤原定家の「明月記」の中で、特に後鳥羽天皇と熊野参詣をした様子を記した「熊野御幸記」は国宝に指定されているそうです。
それをとてもわかりやすく解説してくれている資料館がとても面白かったです。
京都を出た初日は、「熊野参詣ができる!!嬉しくて仕方がない!!」といっている定家が、やがて山道に入ったら「しんどい、もうイヤや、早く帰りたい」と泣き言ばかり。
参詣道は、2/3は馬が通れない山道。もちろん、足で歩くしかありませんが、定家はかなり早い段階で足をくじいて、「もう歩けない」と駄々をこね、ほとんどの行程を「かご」的な乗り物に乗って、4人の人間に運んでもらっています。それでもしんどい、しんどい、と言っています…(^_^;)
足腰を鍛えろ!!定家!!
店舗の裏は、こんなに素敵な広場になっています。晴れた日はぜったい、ここでお弁当ですよね!!
小辺路のルートはけっこう厳しく、山間部には文明の利器は何もないので、この道の駅は、小辺路を行く人たちには本当にオアシスのような存在です!!
次回は熊野牛弁当を必ず食べるぞ!!