走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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10/13 AIに聞いてみた 健康寿命に読書最強説がとても興味深かった件。

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第3回目だそうですが、今回初めて見たこの番組。

 

社会問題解決型AI「ひろし」が導きだした様々な回答を、人間が話し合っていくという趣旨の番組のようです。

 

www.nhk.or.jp

 

「健康」寿命

 

テーマは「健康寿命」

 

健康寿命とは

 

何歳まで、寝たきりや要介護にならずに生きられるか、という寿命だそうです。

 

日本人の平均寿命

 

男性=81.09歳

 

女性=87.26歳

 

日本人の健康寿命

 

男性=72.14歳

 

女性=74.79歳

 

(平均寿命)ー(健康寿命)10年

 

この約10年かかる医療費が生涯医療費の半分近くかかるらしく。

 

この差が縮まれば、医療費や介護費が10年で5兆円も抑えられるとの試算もある、というほどだそうで。

 

健康寿命についてAIが分析

 

北海道から沖縄まで65歳以上、延べ41万人分の、

 

質問数600以上に及ぶ

 

生活習慣や行動に関するアンケートを取り、またそれを

 

10年以上追跡調査

 

した機関があり。

 

その膨大なデータをAIひろしが分析。

 

それにより導きだされた結論が、なかなか興味深いものでした!!

 

都道府県別

 

平均寿命を横軸、健康寿命を縦軸で、都道府県別に落とし込んだ表が、いきなり超意外で。

 

有働さんも言われていましたが、長寿=長野県、といったイメージでしたが、長野は平均寿命こそ長いものの、健康寿命は平均以下。

 

我が大阪は平均寿命も健康寿命も平均以下。

 

圧倒的に健康寿命が高いのが山梨と愛知。

 

まったくノーマークな2つの県の出現に戸惑うばかりでした。

 

f:id:maddiehayes9915544:20181014134631p:plain

NHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!ニッポン」HPより

 

 

分析方法

 

ひろしはまず1つ1つの質問に注目します。

 

たとえば「ジョギングが好き」という質問。

 

これに「YES」と答えた人が、ほかの600の質問のどれに「YES」と答えたかをしらべ、密接な関係があると判断した質問との間を線で結んでいきました。

 

「ジョギングが好き」と答えた人は「外出はほぼ毎日」にも当てはまるということ。

 

ひろしはこの作業を繰り返し、すべての質問の関係およそ18万通りを調べ上げました。

 

そして関係が深い質問同士をできるだけ近くに配置、こうしてこの複雑なネットワークを作り上げたのです。

 

さらにアンケートに基づき、その質問が健康と不健康のどちらに関係するのかを判別。

 

その質問に答えた人の中で「自分は健康だ」と答えた人が多ければ赤

 

「不健康だ」という人が多ければ青

 

どちらとも言えない場合は白に色分けしました。

 

https://www.nhk.or.jp/special/askai/img/img_network.pngNHKスペシャル「AIに聞いてみた どうすんのよ!ニッポン」HPより

 

このネットワークを詳しく見ていくと、どんな生活をしていれば健康に生きられるのかのヒントが見えてくるという訳です。

 

読書最強説

 

このネットワークの中で、専門家の皆さんがいちばん驚いた、運動よりも食事よりも、健康要素につながる意外な行動とは!

 

「本や雑誌を読む」

 

というものでした。

 

これに対しスタジオからは、

 

読書とは家の中でするもの、健康につながるのか?

 

普通は運動や食事関係ではないのか?

 

といった声が多く聞かれました。

 

どういうことか、というと…。

 

「野菜や果物を毎日2回以上食べる」

 

という設問にヒモ付けされる設問を分析すると、

 

健康要素=99

不健康要素=6

 

がヒモづいてきます。

 

同様に

 

「スポーツグループに週1回参加」

 

には

 

健康要素=39

 

不健康=0

 

と、不健康要素はまったくヒモづかない、やはり優秀な要素であることが分かります。

 

しかしながら

 

「本や雑誌を読む」

 

この設問には

 

健康要素119

 

不健康要素=0

 

ダントツで健康要素とつながっていて不健康要素とつながっていない純度の高さ。

 

この「読書」と、さきほどの「山梨」が実は絡んでいました。

 

意外な国・山梨

 

山梨県は、健康寿命が

 

男性 全国1位

女性 全国3位

 

という極めて優秀な県。

 

しかし意外にも…。

 

運動・スポーツ実施率は全国最下位だそうで。

 

にもかかわらず、なぜ健康寿命が長いのか…。

 

図書館の数

 

人口に対する図書館の数がダントツの全国1位だそうです。

 

人口10万人あたり山梨は6.59(全国平均2.61館)

 

「本や雑誌を読む」という要素は

「バスで来る」「手工芸が好き」「手すりなしで階段を上る」 という健康要素と密接に結びつき。

 

図書館までバスで行く、で本を探して動き回る、本から得た知的刺激を実生活で実践する、といった行動となっている模様です。

 

スタジオでも

 

 

「本や雑誌を読む」ことは行動を起こすキッカケを与えてくれる

 

本や雑誌を読むことは活力や向上心を生む

 

といった意見が聞かれました。

 

また山梨県では、学校司書(図書館専任の職員)の配置率が高く。

 

山梨県の公立小学校出の配置率98.3%(全国平均59.3%)だそうです。

 

こうして昔から図書館に慣れ親しんだ人々が大人になり、年をとっても図書館に通う文化が山梨にはあるようで。

 

駅前に大きな病院を建てるより、大きな図書館を建てる方が費用も少なくて済み、地域住民の健康に役立つのでは

 

という意見が興味深かったです。

 

番組ではその他にも

 

子どもと暮らすな!ひとりで暮らせ!?

ピンピンコロリには泥棒をつかまえろ!?

 

というAIによる健康寿命促進に関する意見が発表されていました。