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心房細動再発・再手術。心臓カテーテルアブレーション手術を乗り越えろ!!【再入院日記 3日目】

【再入院日記 3日目】

 

動かせない足と、チン◯コ痛

 

右半身が動かせない苦痛を甘く見ていた。2年前も同様であったが、今回もほぼ眠れなかった。

 

左足を立てて、右足は固定、そのまま右に反転し、寝返りを打つことは許されている。これをすると確かに、かなり楽になる。

 

ところが

 

それをすると、妙にチン◯コが痛いのだ。

 

2年前を思い出そうとした。確かに足が動かせない苦痛は同じだが

 

チン◯コが痛かった記憶はない。

 

おしっこ管の挿入時が痛かったのは同じだ。しかし、2年前は、挿入してしまえばあとは痛くなかった。

 

しかし今回は、なぜか妙に痛い。

 

この寝返りもそうだが、実は手術室で手術台に移る時も、ベッドの上で動くときは必ずチン◯コ痛が伴っていた。

 

そのため、寝返りを打つこともはばかられ、不眠をより深刻化させていた。

 

謎のチン◯コ痛

 

6時になった。

 

起床時間だが、大部屋の時のように看護師さんが来てカーテンを開けて行くことは無い。個室はある程度、起床時間も消灯時間も患者に任されているのだ。

 

気分を変えるためカーテンを開けたかったが、ベッドから動けないのでそれもままならない。

 

しかし、今日の午前中には動けるようになる!!

 

そのことを思い出し、自らのテンションを上げようとした。

 

看護師さんが来て、採血を2本分。体温、血圧を測り

 

鼠蹊部の出血が無いかを確認。

 

・オムツをめくり。

 

・鼠蹊部、視認。

 

オッケー!!

 

・オムツを戻し。

 

・オムツのマジックテープ部分を固定するため、ポンっと軽く叩く。

 

ちょうどそこは僕のチン◯コの上。

 

うっ

 

ちょっと痛い。

 

おしっこ管を入れられてほぼ1日が経つが

 

やはりチン◯コ痛が気になる。

 

確かに、手術の緊張などで、チン◯コは縮こまり、芋虫のように、ひらがなの「く」の字を縦にいくつか重ねたような形状でお股に収まっている。

 

そこに管が入っているので、曲がりくねった尿道に管がつっかえて痛いのだろう、と考えていた。

 

ただ、2年前はその痛みはなかった。今回の看護師さんは、ちょっと挿入が下手だったのかなあ

 

朝食時間が来た。でも僕はまだ動けない。取りに行けない。看護助手の方が病室までもって来てくれたが

 

看護助手さんはサイドテーブルに置くだけ。次に看護師さんが来て、テーブルを僕の胸元まで持って来てもらうのに、さらに15分くらい待たねばならなかった。

 

もうベッドも90度にまで上げていい許可が下りている。僕は自分で朝ご飯を食べた。本当に美味しい。

 

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右足固定、解除!!

 

しばらくすると、渡部先生が来ていただいた。

 

「もう、点滴も、おしっこの管も取っていいって指示出すから。午前中には動けますよ」

 

とお墨付きをくれた。

 

それからしばらくして福岡先生が来ていただき。

 

鼠蹊部を抜糸し、絆創膏を貼って。首元の傷も処置して下さった。

 

退院、早まる?

 

その際、福岡先生が意外なことを言われた。

 

「退院、どうします?きょう水曜日で、金曜日以降には退院してもらえそうですけど?」

 

ええ?!僕は驚いた、前回は月曜入院土曜日退院だったし、今回もその予定であると渡部先生から告げられていた。それが金曜日退院でも構わない、ということなのだ。

 

「経過がいいので。渡部先生とも金曜日退院でいけるね、と話してたんです」

 

「妻と相談して今日中に結論を出します」

 

早い方がいいに決まってる。入院費も安く済むし。しかし念のため、お方さまと相談することは忘れなかった。

 

「わかりました。明日の検査結果等、こちらももう少し検討する要素もありますので」

 

福岡先生はそういって退出された。

 

おしっこ管、リリース!!

 

あとはおしっこ管と点滴だけ。それさえ抜けば歩ける。

 

やがて看護師さんが来て下さって。

 

まずは点滴の針を抜き。

 

最期はおしっこ管。

 

「ちょっと痛いですよ~」

 

そんなことはない、2年前は、抜く時はまったく痛くなかった

 

痛っ!!

 

挿入時ほどの痛みではないが、ちょっと痛かった!!

 

おかしいな

 

2年前はまったく痛くなかったのに

 

2年前は、挿入時こそ痛かったけど、そのあとはずっと痛みは無かった。

 

今回は、挿入時も痛かったし、その後も寝返りを打ったり、看護師さんが鼠蹊部確認後、オムツを元に戻す際にちょっと触れるだけでも痛い。

 

もしかして

 

おしっこ管挿入時に、尿道が傷ついたとか、なんかあったんじゃないかな

 

という疑念が頭によぎりつつも。

 

やっと動けるようになった!!嬉しい!!

 

という喜びの方がはるかに勝った!!

 

宇宙飛行士と、おしっこ管を抜いたばかりの患者との共通点

 

しかし、おしっこ管を抜いた自分自身に、戒めをおこなった。

 

最近見たYouTubeで、宇宙から帰還した宇宙飛行士が、重力の存在を忘れて、手に持った飲み物を離してしまい、飲み物を落としてしまう、という動画があった。

 

宇宙での生活が長いと、重力が無いので、飲み物でも何でも、手から離してもしばらくはその辺に浮遊しているので、また必要なときにつかめば良い。

 

その癖が抜けきれず、地上でも持ったコップをうっかり離してしまう、という動画だった。

 

これと同じ過ちを犯してはならない。

 

おしっこ管の生活が長いと、勝手におしっこは流れ出て、溜まって行ってくれる。

 

無意識のうちにベッドの上でおしっこを垂れ流してはいけない!!

 

僕はトイレに立ち、まずは「おしっこをする」という習性を自らに再確認させるべく、放尿準備に取りかかった。

 

チン◯コ痛の理由

 

まずズボンを降ろし。

 

パンツからチンコを引き出す。

 

その時

 

僕は悟った!!

 

なぜ、ずっとチンコが痛かったのかを!!

 

僕はつまりアレだ。

 

チンコも謙虚なので帽子をかぶっている。

 

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ところが昨日、看護師さんは僕におしっこ管を挿入した際、包皮をめくって亀頭を露出させ、管を挿入したのであるが。

 

帽子は戻さず、そのまま露出させ続けていたのである!!

 

亀頭にに耐性ができていないので、痛いのだ、そうすると!!

 

痛いから帽子をかぶせているのだ!!

 

思い返せば2年前、おしっこ管を挿入してくれたのはあの美人看護師・梅野であったが。

 

前回は「チン◯コ痛現象」は起こらなかった。

 

つまり、梅野はおしっこ管挿入後、包茎男性へのマナーとして

 

包皮をちゃんと戻しておいたのだ!!

 

改めて2年前の梅野の、看護師としてのポテンシャルの高さを思い知った!!

 

と同時に、この2日、ずっとチンコの中が痛いと思っていたのが

 

実はチンコの表面が痛かったのだ、ということを思い知るに至り。

 

尿道が傷ついたのでは?などというのは思い過ごしであるとわかってホッとしたのであった。

 

お見舞い、検査、調査

 

お方さまは、正式な面会可能時間である11時にやって来てくれた。そして昼食になると、僕はもう歩けるにもかかわらず、お方さまが取りに行ってくれた。

 

・ごはん160g

・魚の中華あんかけ

・こんにゃくピリ辛煮

・水菜の和え物

 

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ごはんの160gなど、いつもなら3口で食べてしまう程度の量だ。もったいないのでお箸で少しずつ取って口に運ぶ。ゆっくり噛んで、作り手の思いを噛み締めながら食べる。

 

お方さまの2人の叔母さんがお見舞いに来てくれる。手土産のイチゴがとても甘かった。

 

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心電図検査

 

2時頃、心電図の検査に呼ばれる。看護助手の女性が、わざわざ車椅子で迎えに来てくれる。心電図室は2階だ、車椅子に乗るまでもないのに

 

看護助手さんも、上からそう指示されていらっしゃるので、車椅子に乗って心電図検査に行く。

 

食生活調査

 

部屋に戻り、まったりしていると、栄養士の先生が来た。

 

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食事についての聞き取り調査だ。

 

まず病院食の感想を聞かれた。僕は大変満足していると答えた。

 

栄養士の先生は僕のこの答えを聞いて、とても嬉しそうにされていた。

 

心臓病のメニューは、

 

1食500キロカロリー程度

1食の塩分2g弱(醤油小さじ2杯)

 

程度しか使っていないとのこと。

 

わずかこれだけの調味料で、それでも利用者に満足させる食事を作るため、味付けは出汁で行うなど、目に見えない努力で少しでも美味しい料理を心がけているらしい。

 

和風の調味料は醤油にせよポン酢にせよ塩分は多く。

 

実はケチャップの方が、小さじ5杯でやっと塩分1gと、減塩には使いやすい調味料。また、トンカツソースも、カロリーは高いけど塩分は低いなど、なかなか面白いお話が聞けた。

 

といった建設的なお話を伺っていると

 

福島さんが来てくれた

 

「ヤツ」が現れた。「枚方キング」こと福島氏だ。

 

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数多くのマラソン大会で走っているのは言うに及ばず。

 

交野の里山を使ったトレランレースを自らプロデュースしたり、大会の運営にも携わり。

 

また、週末には地域の子供たちを集めて面倒を見たりする、まさに枚方の顔役だ。

 

栄養士さんがいようがいまいが

 

彼は病室に堂々と入場して来て。

 

椅子にどっしりと座って、一緒になって栄養士さんの話に耳を傾けるのであった。

 

彼は2年前の入院時もお見舞いに来てくれた。その際は「陸王」を手土産に持って来てくれたのだが。

 

今回、手土産に持って来てくれた本は

 

「夫のちんぽが入らない」

 

だった。

 

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夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

 

 

衝撃的なタイトルではあるが、かなり話題の本らしく、近くドラマ化もされるとのこと。

 

姫路城マラソン

熊本マラソン

徳島マラソン

 

と、これからもレースが続く福島さん。

 

お忙しい中、お見舞いに来てくれてありがとう!!

 

お方さまの夕食

 

お方さまは、18時に出て来た夕食を僕が平らげるのを見届けると、帰っていった。

 

実は19時半から、叔母たちに夕食に招待されているのだ。八尾でいちばん美味しい蕎麦屋さんと話題の「山がや」さん。

 

ルンルンの足取りで帰って行きやがった。

 

お方さまから美味しそうな蕎麦の写真がどんどん送られてくる中

 

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心臓は、とても穏やかに脈を打っていた。

 

僕はこの上ない幸福感に包まれながら…。

 

「再入院日記 1日目」を書き始めた。