6/12の水曜日のダウンタウンは、
・中継先にヤバめ素人が現れてもベテランリポーターなら華麗にさばける説
・4世代対抗リレー 第2弾
・説教食らってる時 あの色ナシ臭いアリ空気砲食らってもクサいとは言えない説
の3本でした。
特に1発目の
中継先にヤバめ素人が現れてもベテランリポーターなら華麗にさばける説
がめっちゃ面白かったです!!
去年10月にやったやつを、今度は芸人ではなくベテランリポーターでやったらどうなるか、という検証でした。
前回、男を上げたノブコブ吉村
ノブコブ吉村が、笑いながらヤバめ素人の手から角材を奪い取り、そいつを抱きしめながらロケを進めるというまさに体を張ったロケ技術は感動もので!!
吉村に対する世間の見方が一気に変わった説でした。
それに対し、小宮、あばれる君、尾形は何もできない状態。
芸歴の長さがものを言うのではないかということで、今回は芸歴30年以上のベテランレポーターで検証。
中継場所
ここからの生中継ということでレポーターにロケをしてもらってるところにヤバめ素人が現れる、というもの。
ヤバめ素人はもちろんアノ人!!
前回も出たあのヤバめ素人役の役者さんのヤバさが文字通りヤバくて(^_^;)
中継先どころか、あの無表情が前から歩いてきただけで道開けて通り過ぎますよね!!
誰なんだろうあの人…。
吉村明宏 61歳 芸歴44年
中継スタートとほぼ同時にヤバめ素人投入。
吉村とカメラの間に入り込み、無表情にカメラを見つめるヤバめ素人。
吉村は笑いながら彼をカメラから引き離し、
お兄さん、釣りに来た?お兄さん?釣りに?
彼の手を取りながら何とか彼をコントロールしようとするも、もちろんヤツは無表情で無言でカメラか吉村を見つめるだけで会話は成立しない。
とっさに遠くの足湯へカメラを向けさせ紹介、するとヤバめ素人が足湯へと移動するので、
そのすきに逆方向にあるレンタル設備を紹介するなど。
巧みな技術でヤバめ素人を振り切ろうとします。
このあたりはさすがのロケ技術。
すぐさまスタジオに戻し、被害を最小限にとどめる見事な対応。
さらに、その後も決してトラブル間は出さず明るくリポートを続行。
そのため…。
こちらも、ヤバめレベルを1段あげて対抗。
ヤバめ、川から現る
渓流に背を向けて、吉村が若者にインタビューをしていると…。
何と、川の中からヤバめ素人が現れ!!
水滴を身体中からボタボタと垂らしながら無表情でカメラに突進してくるという暴挙!!
それでも笑顔で対応していました。
林家きく姫 49歳 芸歴32年
女性なので突然乱入してくるヤバめ素人に対し、吉村のように手を持つということはさすがにできないながら
慌てることなく笑顔で続行していましたが、
例によって、川からヤバめが登場した時にはさすがに動揺、
かなり引きつった笑顔で何とか中継を終了させていました。
ミスターちん 55歳 芸歴33年
今回、一気に株を上げたのはこの人でした。
かつてB21スペシャルでヒロミとデビット伊東とトリオでやってた人ですね。
最近ははり・きゅう治療院の院長もやられているようです。
ヤバめさんの目を見て話す
なんどもカメラに割り込んでくるヤバめ素人に笑顔で対応、
しかも、しっかり目を見て対応するスタイルのミスターちん。
その後は割り込み続けるヤバめ素人の対応で手一杯になり、
スタジオに戻ったところでスタッフがヤバめを排除。
カメラは止まっているのに
お父さんどうしたの?大丈夫?大丈夫?
とヤバめに話かけます。彼の体調がおかしいのかと気遣っているのです。
力づくで排除しようとするスタッフに対し、
(お父さんを)雑に扱わないよ
と丁寧に対応するように指示。
中継をぶち壊した人間に対し、その人に寄り添おうとする人柄の良さが滲み出ていました。
そして例によって川からヤツが登場した時は、
どうしたの本当に?上がって来なさい、上がって来なさいって。
と彼を川から引き上げ、スタッフにタオルを貸すように指示。
そしてインタビューしてた人に戻り、
びっくりしたでしょ?俺もびっくりした
ナレーション:やばい奴に対してだけでなく、取材相手にも気遣いを忘れない、リポーターである前に、人として素晴らしい対応
ネタバラシ後
ヤバめ役の人がネタバラシ後、
僕も(ちんが)優しすぎて泣きそうになっちゃいました
(ドッキリで)よかった、もう何だよ本当に…(と涙ぐむ)
ナレーション:想定外のハートフルが飛び出した
と、心温まる素晴らしいVTRが流れた直後。
そのすべてをひっくり返す衝撃的な展開となります!!
板東英二 79歳 芸歴60年
板東英二と水曜日といえばこの暴力的な回がすぐに思い出されますが
寝起きストラックアウトをお願いする小峠の頭を板東英二がとてもツッコミとは思えない形相で殴ったあの事件。
(「板東英二 小峠」でググって、最初に出てくるユーチューブを見てください…)
かなり怖い映像でしたが…。
今回も、機嫌よく中継している板東英二とカメラの間に割ってくるヤバめ素人を、カメラの見えないあたりでずっと押し返しながら…。
再三に渡り邪魔してくる不審者を強引に排除
突如、VTR終了!!
スタッフの、「スタジオおりました〜」の声と同時に、カメラの前に立つヤバめに鬼のような形相をしている坂東…。
のあと突然、VTRからそれを見ているスタジオに切り替わり、全員が
これ流していいんですか?
これは流したらダメなヤツでしょう…。
とVTRの内容に騒然とするゲストとダウンタウンの絵が映り…。
超高速早送り!!
その後は坂東さんのくだりは超早送りで写して
検証結果
おそらくOAでは坂東全カット
という終わり方でした。
超高速早送りをコマ送りで見た
あの超早送りの部分を、コマ送りで見て見ましたが、あまり決定的な部分は写っていなくて。
・スタッフがヤバめの体を抑えて排除している
↓
その背後から坂東さんが突っかかり、
↓
それをディレクターが止めている、という構図、
・動き回る坂東さん(おそらくヤバめを探している?)
↓
その坂東さんの背後にずっとディレクターが張り付いている(おそらく止めようとしている)構図、
・釣竿を持って喜んでいる坂東さんの絵(ヤバめは出てこない)→なぜか同じ絵が2回繰り返される(2テイクとったのをそのまま流している?)
・バーベキューしている親子にインタビューする坂東さん
↓
最初は笑顔だがヤバめ登場
↓
それでもインタビュー続行、
↓
坂東さんがヤバめに何らかのアクションを起こす、
↓
それを止めるディレクター、
↓
ディレクターと坂東さんがもみ合う、という構図
陣内:(坂東を流して良いかの)今コンプラ協議中らしいんですよ。いかがでしたか松本さん。
松本:(坂東Vに動揺)な、何に対してですか?
陣内:いちおう坂東さんのことにコメントを…。
松本:僕はみなさんのエネルギッシュな。忘れかけてた昭和のど根性みたいなのを見せてもらった気がしましたけどね。
陣内:何とかね。何とか番組を成立させようというね。
伊集院:一対一の人間として対応していたのは実は坂東さんなんだよね。要するに(相手は)悪意でやって来てるんだから。
小木:かっこいいですよね。
松本:あれ板東英二って名前を出さなかったらいいんじゃない?
陣内:(苦笑)顔が…。
浜田:わかるやん!
松本:「あるおっさん」っていうことで。
場内爆笑
松本:いちおうここから「Aさん」ということにせえへん?
陣内:…衝撃映像でしたね…。
松本:こうしてたら(目線を入れるジェスチャー)行かれへんかな?坂東さんこうしてたら行かれへんかな?
陣内:声がほとんど板東英二やがな。
松本:いやオレ、目ぇ隠したらいけるんちゃうかな。名前もAさん。Aさんというか(坂東だけに)Bさん。
陣内:ではみなさんこれオンエアをお楽しみに、ということで。全カット、だと思いますおそらく。
松本:やっぱバカだよこの番組。バカだよこの番組。
最ヤバ=坂東、伊集院さえフォロー不可
ミスターちんのハートフルで着地しておけば「心温まる水曜日のダウンタウン」で終わっていたものを。
そのすべてを帳消しにしてあまりある板東ネタを放り込んでくる水曜日。
どうせ流せないのなら完全に流さなければいいのに、ちょっとだけ流したことで、
視聴者はもうミスターちんのくだりは完全に忘れてしまうほどの衝撃が残りました。
それでもスタジオ参加者はなんとか、流された時のために坂東さんの行為の正当性を訴えようとしていましたが。
伊集院:一対一の人間として対応していたのは実は坂東さんなんだよね。要するに(相手は)悪意でやって来てるんだから。
しかしヤバめ素人の全員が悪意で入って来てるわけではなく。
往来で撮影している以上、悪意はないけど判断のつかない人が現れても文句を言える立場ではないはず。
明らかに悪意ある人物に対して毅然と振る舞うのはいいですが、そうではない人に遭遇した時にどう振る舞うかがプロの腕の見せ所のはず。
さしもの伊集院も、坂東さんを正当化するには至りませんでした。