走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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奈良マラソン外伝2022 駆け抜けた印象深きランナーたち

奈良マラソン2022 印象深き人々

 

ゴミを拾うランナー

 

関西のマラソン大会には、ほぼ皆勤賞じゃないかな、と思うほど、このスタイルで参加されている宮路さん。

 

よく「関西ランナーの誇り」と言わせてもらっていますが、

 

意図的にフルマラソンの最後尾を走りながら、走路上のゴミを拾い、袋に入れ、

 

満杯になればエイドのスタッフにお渡しして、

 

また新しい袋を広げ、ゴミ拾いを再開する、

 

という『拾活ラン』をされているランナーさんです。

 

普通の人なら背筋を立てて、普通の姿勢で走るのでさえ、フルマラソンを走破するのはひと仕事。

 

それを、ずっと、前かがみの体勢で、目の前のゴミを拾い、さらに、

 

走路の反対側にあるゴミを見つけると、ランナーの間を縫って走路を横断し、ゴミを拾う。

 

しかも、なるべく多くのゴミを拾うため、制限時間ギリギリで走り、最後尾でゴミを拾う。

 

まあ正直、フルマラソンを往復できるほどの体力と精神力がないとできる所業ではありません。

 

 

今年の奈良マラソンは…

 

そんな宮路さんが35km地点に来られた時に、

 

「今年の奈良マラソンのゴミ状況はどうですか?」

 

と聞いて見ました。

 

すると宮路さんは、

 

「そもそも奈良マラソンはゴミが少ない大会です。」

 

「でも30km過ぎの地点、折り返して坂を下ってくる地点があって、」

 

「毎回、そこにゴミが大量に積もっていて、」

 

「毎回、そこの掃除が大変でした」

 

「ところが今年は、そこにゴミがほとんどなかったんです!!」

 

「だから今年は、ゴミ拾いがとても楽です」

 

「たぶんあの30km地点のゴミ問題は、大会側が何らかの対策をされたんだと思います」

 

「そうじゃないとあんなに綺麗になるはずがないですから」

 

宮路さんはそうおっしゃいました。

 

「基本的に、ゴミが少ない大会」

 

これは大会側が要所要所に、必要なだけのゴミ箱を設置している、という点と、

 

ランナー側も走路にゴミを投げない、という、マナーある態度で走っている、ということでしょう。

 

奈良マラソンは僕もなんども走りました。老人ホームのおじいさん、おばあさんたちが、椅子に座り、笑顔で応援してくれるシーンを、特に思い出します。

 

そんな奈良マラソンの雰囲気が、ランナーに、「マナーのある、節度ある行動」を取らせているのだと思います。

 

いろんな意味で、素晴らしい大会だと思いました。

 

宮路さん、いつもご苦労様です!!

 

 

完走ボタン少年

 

昨日の記事でも詳しく書きましたが、35km地点を大いに盛り上げて来れた、完走ボタン少年。

 

とても美人なお母さんと2人で、今年も来て来れました。

 

彼の姿を見て嬉しくなった僕は、彼の姿を写真に撮ったのですが、

 

そういえば去年も取ったことを思い出しました。

 

シャッターを押しながら思わず出た言葉が、

 

「大きくなってるぅ〜〜!!」

 

でした。

 

1年前に1度あったことがある少年が、実際に大きくなっているかどうかなど、分かるはずがない。

 

と思われると思います。

 

でも僕はハッキリわかりました!!彼は確かに大きくなっていることを!!

 

 

こうやって並べると一目瞭然です。2021はまだ幼く「こども」と呼んでいい体格ですが、

 

今年の彼は、「こども」ではなく「少年」、それも、微量ながら「青年」の力が宿りつつある力強さを感じます。

 

「今年小6です」

 

と彼は小さな声でつぶやきました。

 

じゃあ来年は中学生か…。

 

来年も、完走ボタンを持って来てくれるかな…。

 

あの美人なお母さんと…。

 

ハイタッチがあまり推奨されないマラソンの動向で、

 

この「完走ボタン」システムは、すごい発明だと思います!!

 

めちゃくちゃ、盛り上がるし!!

 

特に後半になればなるほど、「完走できないかも」と弱気になったランナーの前に現れる「完走ボタン」は、

 

もう一度、ランナーに心を奮い立たせる効果があります!!

 

来年、また会いたいぜ!!完走ボタン少年!!

 

美人なお母さんと一緒に来てね!!(←…ソコ?)

 

年に1度の友情

 

2018年の11月。僕は心房細動が再発。もうマラソンはできない体になってしまいました。

 

そのことをブログで報告。

 

そして2018年12月、奈良マラソンの応援に立ちました。

 

その頃はよくこのブログも更新していて、

 

「ブログ読んでます!!」

 

とか、沿道でときどき声をかけてもらっていました。

 

でも、

 

「お体、大丈夫ですか?」

 

「これから、マラソン、どうしはるんですか?」

 

と声をかけてくださったのは、この方が初めてでした。

 

(奈良マラソン2018)

 

柔和な笑みと、優しい声がとても印象的。女装したサンタ姿がとても人目をひく方でした。

 

そして彼は、2019年も前年と全く同じスタイルで奈良の坂を駆け上がってこられました。

 

(上段は2018年、下段が2019年)

 

2020年は奈良マラソンは中止、

 

2021年はアマビエ仮装でした。

 

「今年も、来てくれるかなぁ…」

 

そんな僕の願いが通じたのか、やはり彼は現れて来れました。

 

寅年の今年の仮装は、ラムちゃん!!

 

 

長身でスリムで手足が長く、

 

遠目からは女性に見えました!!(-∀-`; )

 

いつもは35km地点は華麗に駆け抜ける彼が、

 

今年はやや辛そうだったのが印象的でした!!

 

 

「(足に)冷却スプレーしましょうか?!」

 

と聞くと、

 

「いや、足は痛くないです」

 

とおっしゃってたので、足は練習でじゅうぶん出来上がってたのだと思います。

 

今年は暑かったせいで疲労されてたのでしょうか。

 

年に1度、奈良で会える友情。

 

ぜひお体ご自愛いただき、来年もお会いしましょう!!

 

謎のパワフル美女

 

昨日の記事で言及し忘れていました。

 

35km地点に、キャプテン・アメリカの仮装をした、謎のパワフル美女がいらっしゃいました!!

 

 

スリムで手足が長く、派手なキャプテンアメリカのTシャツがよく映える美女でした。

 

写真によれば我々の場所に現れたのは13時40分過ぎ。

 

すぐ手前の関門が13時54分に閉まるので、けっこうギリギリの時間を走っていたはずですが、

 

とてもギリギリランナーとは思えないパワフルぶりでした。

 

完走ボタンの美人ママと入念な打ち合わせのあと…。

 

満面の笑顔で片足立ちのキメポーズ!!

 

とてもギリギリでしか走れないランナーとは思えず。

 

明るい空気を残して走り去って行かれました。

 

総評

 

素晴らしいお天気の下、

 

素晴らしい運営の中、

 

素晴らしいランナーたちが駆け抜けた、

 

素晴らしい大会だったと思います。

 

また来年も、この素晴らしい大会が開催されることを、

 

願ってやみません!!

 

 

奈良マラソン2022、渾身レポート!!

昨日、2022/12/11(日)、快晴のもと、奈良マラソン2022が開催されました!!

 

そしてわれわれ夫婦も、実に1年ぶりとなるマラソンの応援に行ってまいりました!!

 

ということで、魂の応援レポートをお送りしたいと思います!!

 

1)15km地点

 

まずは第1応援ポイント、15km地点。

 

続々と駆け抜けるランナーたち。

 

久野先生到着!!さすがの速さ。

 

ちなみにランナーからはこう見えます。なかなか目立つ応援風景。

 

あんちゃん登場!!

 

1段目・奈良マラソン2017

2段目・奈良マラソン2018

3段目・奈良マラソン2019

4段目・昨日、奈良マラソン2021

 

そして昨日。奈良マラソン2022

 

全力でふざけて走路復帰の際、横のランナーと軽く交錯するまでがお約束!!(-∀-`; )

 

ミヤマッチ登場!!数年間、仕事の関係で東京でした。会えて嬉しい!!

 

 

関西ランナーの誇り・宮路さん!!毎年、ゴミを回収されながら走る鉄人ランナー。

 

いつもありがとうございます!!

 

知らない女性ランナーですが「まりっぺ」のゼッケンが読みやすく、名前を呼ぶと手を振ってくれました!!

 

横光さんも奈良マラソン常連組!!仲間に会えるのっていいなぁ。


あんちゃん以外もトラ仮装のランナーさんがいらっしゃいました。

 

正面からの絵が間に合わず!!阿佐ヶ谷姉妹仮装、秀逸!!

 

そして今年も!!男装の麗人ならぬ、女装の麗人!!今年はラムちゃん!!

 

正直にいうと、遠目からは、完全に女性だと思っていました!!

 

妙齢女性たちの、かわいいウサギ仮装!!

 

毎年出現!!リアルミニー!!

 

炭治郎仮装は、髪の色、禰󠄀豆子のリュックまで再現

 

シェルティちゃんも応援していました。名前は『ライト」ちゃんだったかな?カワイイ♡

 

2)35kmポイント

いつかの村岡ダブルフルで号泣し、『涙腺弱子(るいせん・よわ子)』と名付けたランナーさんが応援に来ていました。今日は笑顔。

 

30年前のキリン缶ビールでもらったスタローンのシートが、ついに役に立つ!!

 

雲間から差す陽光の下、走り抜けるランナーたち。


江戸川コナン、速い!!

 

手作り感満載ながら完成度の高いロビンマスク!!

 

ララちゃん到着!!速ッ!!

 

去年はサンタ、その前はドナルドダックでした!!

 

うつむき加減で走る貞子がコワイ…。

 

ゾエさんも毎年参加されています!!この距離でこの笑顔はすごい!!

 

あんちゃん到着!!

 

ミヤマッチ!!疲れています!!

 

みっちゃんと会話を交わし、RE:START!!

 

パンダ氏も応援していました。

 

小峠に激似の彼。

 

これは去年の写真です(靴の色が違いますね)(というか、違いはそこだけですね)

 

ピカチュウも、

 

人参も!!

 

そして…。

完走ボタン、キター!!♪───O(≧∇≦)O────♪!!

 

去年も来てくれた完走ボタン少年!!

 

大きくなってる〜〜!!


完走ボタン無双!!

 

もうこれ以降は完走ボタンの独壇場と言える!!

 

『スプレーが終われば完走ボタンを押してください!!』

 

ハイ。

 

スプレー終われば完走ボタンを!!

 

ハイ。

 

横光さん強い!!35kmでこの笑顔!!

 

…リアルすぎて幼児なら泣くレベル。

 

いつもは35kmを爽やかに駆け抜ける女装麗人、今年はやや苦戦?!

 

完走ボタンを押してリセット!!

 

このウサちゃん、可愛かった!!

 

『完走ボタンを押すと、スタート直後のメンタルに戻れるよ!!』

 

『完走ボタンを押したら、気がつけば、完走してるよ!!』

 

『大迫傑も、高橋尚子も、押したらしいぜ?!知らんけど』

 

『あ〜あ、完走ボタンさえあったらなあ…。あ!!完走ボタンだ!!

 

『気持ち、アウトコース走ってください!!するとボタンがあります!!押してください!!』

 

そして13:54に関門は閉じられ、今年もミッション終了。

 

ランナーの皆さん、暖かい陽光の下、発汗で足が攣ったりして大変だったと思います!!お疲れ様でした(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

また来年、あの坂でお会いしましょう!!

Garminが「事故を検出」!!お方さまに緊急連絡が!!何があった?!

 

youtu.be

 

アップルウォッチのこの機能、CMやYouTubeでよく目にして、

 

けっこうショッキングですが、

 

実は電話がかかるのは、今はまだ米国国内のみの機能らしいですね。

 

日本で同じ状況になった場合は、事前に登録している緊急連絡先に、メッセージが届くそうです。

 

Garminにも同じ機能が…

 

へえ、そうなんだ…

 

と思っていたところ、

 

Garminにも同じ機能があることが判明。

 

なぜ判明したかというと…。

 

僕自身のGarminが、お方さまに緊急連絡を入れたから!!

 

一体、何があったのか?!

 

詳しくお知らせします!!

 

(先に言っておきますが僕は全く無傷で無事ですのでご心配なく)

 

お墓まいり&山歩き

 

先日、よく晴れた日に、われわれ夫婦は、

 

お墓参りに行こう!!

 

ということになりました。

 

高安山の中腹にある高安山霊園は、普通はクルマで行くのですが、

 

ハイキングルートの途中にあるので、当然、徒歩で行くことも可能。

 

最近、カラダが鈍りきっているので、

 

我々は、プチ登山も兼ねて、

 

徒歩で行くことを選択しました!!

 

ここまで読み進めて、

 

フムフム…。山に全く不慣れなダメ夫婦が低山とはいえ冬山に…。そして緊急連絡ネタって…。これは穏やかではないハナシだな…?!

 

と思った読者諸兄へ。

 

まったくそんなことはありません(¯―¯٥)読み進めてもしょーもないオチしかない、ということは事前にお伝えしておきます。

 

恩智駅から「恩智越え」ルートへ

 

恩智駅までは電車を使いました。大した距離じゃないのでここまでも走るという選択肢もありましたが…。

 

なにぶん、鈍りきってるカラダなので、山に向け体力を温存したのでした。

 

恩智神社へ向かう階段が…。キツい…(~_~;)

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恩智神社なう

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山あり谷あり。

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4kmを1時間半以上かけて…。

 

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高安山霊園に到着。

 

突如、Garminが真っ赤に!!

 

お墓の前に立ち。

 

お方さまが墓前にお菓子を置き。

 

お線香に火をつけました。

 

が…。

 

風が強く、5〜6本のお線香全部になかなか炎がつきません。

 

で、今度は僕が5〜6本のお線香に、ライターの火を掲げました。

 

お線香の先端に炎がつきます。

 

炎を消すとお線香に火がつきます。

 

「お線香の炎は息で吹き消してはダメ」

 

とお方さまに言われたので…。

 

左の手の平を、激しく左右に振り、

 

左手をウチワがわりにして、炎を消したのでした。

 

と、その時!!

 

左手に装着しているGarminが、激しく振動し!!

 

ヴィーッ!!

ヴィーッ!!

ヴィーッ!!

 

アラーム音が鳴り響きました!!

 

えっ?!えっ?!何?!なに?!

 

真っ赤になったGarminの画面は、

 

事故を検出しました!!緊急連絡先に連絡します!!

 

と訴えています!!

 

夫:えっ?!えっ?!じ、事故ってなに?!ただ、線香に火ぃつけて消しただけやん?!

 

妻:アンタ!!アホやから、今、左手をウチワがわりに激しく動かしてたやろ?!アホやから!!

 

夫:えっ…う、うん、だって息で炎を消したらアカンって言うから!!左手で扇(あお)いで消しただけやん!!

 

妻:けっこう長時間、左手で扇いでたやろ?!それをGarminは異常な振動やと感知したんや!!

 

夫:…な、なるほど!!

 

妻:例えば、山で転倒して、斜面を〝ゴロゴロゴロゴロ!!〟って転がり落ちてるって思ったんや!!

 

夫:なるほど!!

 

妻:アホが!!

 

この会話の間もGarminのアラーム音と振動は続いています!!

 

しかも〝5、4、3…〟とカウントダウンが始まっています!!

 

夫:な、なんやこれ?!ば、爆発するんか?!

 

妻:なんかの間違いやった場合、このカウントダウンの間に〝キャンセル〟を押すと、緊急連絡先にメッセージは行かへんのや!!

 

夫:な、なるほど!!

 

妻:はよキャンセルボタン押さんかい!!

 

妻:アホが!!

 

妻:ノロマか?!

 

しかしながら!!

 

突然のことに慌てて、しかも忍び寄る老いのせいでとっさの判断ができなくなってる僕は、

 

〝キャンセル〟ボタンの押し方がわからず、モタモタ!!モタモタ!!

 

結局、Garminに、

 

〝緊急連絡先に連絡しました〟

 

と言われたのでした。

 

そこには僕が事前に設定した緊急連絡先のメールアドレスが書かれていました。

 

それは、真横にいる、お方さまのメルアド。

 

お方さまがメールを開くと、

 

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と、すぐにメールが付いていました。

 

しかも「検出位置」はほぼほぼニアな位置を示していて、

 

山あいにいるのに、大した精度だ!!と感心しました。

 

で、さらにgarminを見ると、

 

〝「私は無事です」を送信する〟

 

となっていたので、そのボタンを押すと、

 

すぐに別のメールがお方さまに到着。

 

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ことなきを得たのでした。

 

ただ…

 

「緊急連絡メール」の主は本名の「hiroshi ikeda」さんになっているのに、「私は無事ですメール」の主はGarminの時のハンドルネーム「dietrunner」さんになっているので、

 

いざという時はちょっと混乱するかな、と思いました。

 

結論。

 

「Garminをした手で、炎を扇いではならない。」

 

 

!!女神のマラソン2022!!

大阪にこの大会があってよかった!

 

明日は大阪国際女子マラソン。

 

www.osaka-marathon.jp

 

www.rundietrunner.com

 

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2012年から毎年、応援に行っています。

 

特に今年は、去年の周回コースからまた元のコースに戻るし、

 

さらに、大阪ハーフに福士加代子選手がラストランという形で参加されるし、

 

万難を排し、絶対に応援に行く!

 

と、前々から決めておりましたが…。

 

憎っくきコロナ

 

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大阪だけで10,000人を超えているこの状況。

 

www.osaka-marathon.jp

 

一年で一番楽しみな大会ですが、

 

だからこそ、今回は自重しておきます。

 

大阪国際女子を走る女神たちへ!

 

明日はガチャピンとムックは、現地に応援に行けませんが!!

 

(誰も期待してない?( ̄▽ ̄;) )

 

テレビの前で応援してます!!

 

どうか頑張って走ってください!!

 

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奈良マラソン2021外伝2:『76』

コールドスプレー

 

12/12(日)に開催された奈良マラソン2021に我々は応援に行ったわけですが、

 

www.rundietrunner.com

 

こちらの記事にも書いた通り、

 

34km地点ではコールドスプレーを使って、ランナーの痛めた筋肉のクールダウンに手を貸していました。

 

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スプレーのタイミング

 

このコールドスプレーですが、出すタイミングというものがあります。

 

フルマラソンを、サブ3やサブ4で走る、快速ランナーの足は鍛え抜かれていて、

 

42kmを走り切ってもコールドスプレーなど必要としません。

 

ところが…。

 

30km過ぎの地点で応援していると、

 

完走予想タイム4時間半を越えるランナーが通りかかると…。

 

そんなランナーは、すでに30km地点で、かなりの割合で、足を引きずっています。

 

・練習不足だったランナー

 

・そもそも5〜10kmランを楽しむタイプで、フルマラソンに参加したランナー

 

・快速タイプだけど、膝やふくらはぎなんかを痛めたランナー

 

こんな人たちが30km地点を通り過ぎるころは、足のどこかが強く痛んで、

 

歩いたり、足を引きずったりしています。

 

そんなランナーに対し、

 

「命のスプレーあるよ!!」

 

と声をかければ、

 

ワラワラ、ワラワラと、

 

足を痛めたランナーが集まってきます。

 

奈良マラソン2021でも、34km地点で我々はコールドスプレーを取り出し、

 

ゴール予想が4時間半を越えるランナーが現れたころ、

 

「コールドスプレーあるよ!!命のスプレーだよ!!」

 

ソンビ化しつつあるランナーたちにそう呼びかけました。

 

「ありがたや。ありがたや」

 

多くのランナーたちが我々の前にたち、

 

「ふくらはぎお願いします!!」

 

「フトモモの裏を冷やして!!」

 

「足首が痛くてぇ…」

 

皆が自分の痛めた場所を訴えてきます。

 

中には、

 

「脚、全部にスプレーして下さい!!」

 

という猛者もいます。

 

我々はランナーとのソーシャルディスタンスを保ちつつ、

 

希望の箇所にスプレーをしていました。

 

『76』

 

そのランナーが現れたのは、完走予想なら約5時間のランナーが走っているゾーン。

 

1人の男性が、スプレーをしている僕の前で立ち止まりました。

 

「腰が…。腰が痛いねん…」

 

その男性ランナーはそう言うと、Tシャツをまくりながら僕に背を向け、

 

痛めている腰を僕の方に突き出しました。

 

「腰ですね!!了解です!!」

 

僕はその男性ランナーの腰にコールドスプレーを吹きかけました。

 

男性は給水ボトルのベルトを腰に巻いているので、

 

ベルトの上、

 

ベルトの下、

 

腰を満遍なく網羅できるよう気をつけて、スプレーを噴射しました。

 

「お父さん!!頑張ってるね、ゴールまでもうちょっとやで!!」

 

スプレーしながら話しかけました。

 

「うん」

 

「お父さん、おいくつですか?!」

 

「…76」

 

「なっ…」

 

僕は二の句が継げませんでした。

 

そのランナーがお年を召されていることは一目でわかりました。

 

会話の流れで何気なく聞いたその数字。

 

僕より約20歳も年上。

 

その方が、激坂で有名な奈良マラソンを走り、

 

5時間で完走できるグループで走っている。

 

「腰が痛い」とおっしゃっているものの、

 

両足はしっかりとしていて、決してふらつくことはない。

 

ここはコース最大の難所・白川峠を越えた場所です。

 

このランナーさんは、あの急坂を登りきって、

 

下りきって、なお、

 

両足は震えずに地面を捉え、しっかりと立って、僕に腰の痛みを訴えているのです。

 

〝なんて脚力だ…〟

 

〝齢76にして、毎日ランニングしているんだろうな…〟

 

〝そうしないとこの場所に、こんな時間にたどり着けるわけがない…〟

 

僕はいろいろなことを考えながら、その男性ランナーにスプレーをかけていました。

 

男性のふくらはぎにスプレーをします。

 

その部分は贅肉が皆無、とても細く、

 

しかし、筋肉がしっかりとついた、理想的なふくらはぎでした。

 

「腰を…。腰を、もう一回、お願い」

 

その男性ランナーさんがそう言ったので、

 

「はい!!」

 

僕はその缶の残りを使い切るまで、そのランナーの腰に、スプレーを当てていました。

 

言い訳

 

僕もかつてこの大会を何度も完走しました。

 

でも心房細動を2回やってしまい、

 

もうマラソンは走らないと決めました。

 

でも1kmを10分程度で走る、ゆるゆるランなら走ることができます。

 

でも1kmを10分で走っても面白くもなく、

 

最近はいろんな言い訳を見つけてランシューを履かない日が続いています。

 

「ありがとう兄ちゃん、楽になったわ!!」

 

男性ランナーはそういうと、

 

とても76歳とは思えない身のこなしで僕の前から離脱すると、

 

完走ボタンをポンッと押して、

 

走り去って行きました。

 

その彼を見送りながら、

 

自らの怠惰な日々を思い、

 

なんだか僕は、

 

いてもたってもいられない気持ちになりました。

奈良マラソン2021外伝:奈良マラソンを完走する方法

コールドスプレーと完走ボタン

 

今回、奈良マラソンの応援に行くにあたって、

 

私設エイドは絶対にNG!!

 

と思っていました。

 

いつもならハチミツに漬けたレモンなど、疲れたカラダに吸収がいいフルーツ類をタッパに入れて、

 

ランナーに供給しているのですが、

 

やはりソーシャルディスタンスの見地からも、食べ物・飲み物の提供はやめたほうがいい、と思って、

 

ほぼ、手ぶら状態で応援していました。

 

ただ1つだけ用意して行ったもの、それが…。

 

コールドスプレーでした。

 

「知ってる人で、足を痛がってる人がいたら、ソーシャルを守りつつ、こちらから患部にスプレーをすればいいだろう」

 

と思って、4缶ほどリュックに詰めていきました。

 

でも4缶全部、知り合いに使うには多すぎる(-∀-`; )

 

というわけで、

 

34キロ地点で、完走予定時間5時間を超えるような、

 

足イタイタなランナーたちに、

 

「命のスプレーあるよ!!」

 

と声をかければ…。

 

「お願いします!!」

 

「私も!!」

 

「オイラも!!」

 

オラも!!

 

と、ランナーさんがやって来ました。

 

列をなす足イタランナーたち。

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僕がここでランナーにスプレーしていると、

 

「爺ぃ」こと木上さんが突然、勝手なことを喋り出しました。

 

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??…完走ボタン…??

 

「完走ボタン」とは

 

実は我々が応援していたすぐ後ろに、お母さんと息子さんが物静かに応援されていました。

 

息子さんはまだ10歳くらいでしょうか。

 

お母さんも静かな方で、ただ我々の後ろで佇んで、

 

別に大きい声を出すこともなく、

 

静かに応援をされていました。

 

ただ1つだけ。

 

息子さんは、手作りの「完走ボタン」なるものを掲げて、

 

静かに佇んでいました。

 

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そこで爺ぃは気を利かせて、

 

「スプレーが終わったら必ず『完走ボタン』を押してや〜」

 

とアドリブでランナーに声をかけたのでした。

 

すると不思議なもので、

 

スプレーを終えたランナーたちは、全員、

 

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完走ボタンを押して、走り去っていきました。

 

それからというもの、爺だけじゃなく、我々の応援チーム全員が、

 

「スプレーが済んだランナーは必ず『完走ボタン』を押して行ってください!!そうすれば必ず完走できますゆえ!!」

 

と声をあげて、

 

我々チームと、

 

完走ボタンチームの、

 

共同体を作って応援に勤しんでおりました(^-^)

 

完走ボタン@大阪マラソン

 

ちなみに…。

 

お母さんは次の大阪マラソンにボランティアとして参加されるとのこと。

 

さらに、

 

完走ボタンは大阪マラソンにも出現するとのこと。

 

大阪マラソンを走られるランナーさん、

 

完走ボタンを見たら、必ず、押してあげてくださいね!!

開催してくれて嬉しかった!2019年以来の奈良マラソン2021に応援に行ってきました!!

昨日、2021年12月12日、

 

奈良マラソン2021が開催されました!!

 

www.nara-marathon.jp

 

応援に行くべきか…。

 

正直なところ、応援に行くべきかどうか悩む気持ちもありました。

 

奈良マラソンは思い入れも強く、いつもは冷たい炭酸水や、温かいお味噌汁、冷たいフルーツなど、様々なエイド物資を用意して、小規模な私設エイドを展開しています。

 

今回は、

 

・私設エイドはやらない

 

・ハイタッチもやらない、ランナーとのソーシャルディスタンスに気をつける

 

・応援者同士もソーシャルディスタンスを保つ

 

これらのことを守って、応援に行ってみようと決断するに至りました。

 

2年ぶりのマラソン大会

 

最後にマラソンを見に行ったのは、2020年2月の京都マラソン。

 

www.rundietrunner.com

 

ほぼ2年ぶりのマラソン大会の応援ということになります。

 

自分自身が書いたこのブログを頼りに、

 

www.rundietrunner.com

 

一緒に応援するおっくん、れいちゃん、有美ちゃんと合流し、いざ応援ポイントへ。

 

そこには約2年ぶりとなる光景が広がっていました。

 

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14km地点

 

いつもの光景が帰って来た

 

まだそう言い切るのは早すぎるかもしれませんが…。

 

1段目・奈良マラソン2017

2段目・奈良マラソン2018

3段目・奈良マラソン2019

4段目・昨日、奈良マラソン2021

 

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毎回、同じ14キロ地点でコマネチをしてくれるアンちゃんに出会えば、

 

「いつもの光景が帰って来た!!」

 

そう思わせてくれる、安藤さんの笑顔!!

 

関西ランナーの誇り

 

宮路さんは関西のメジャーな大会を、いつもゴミを拾いながら走ってくれています。

 

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14kmの地点でもゴミ袋をいっぱいにして走っていらっしゃいました。

 

8年連続?!のピエロさん?!

 

2019年、「7年連続で走ってます!!」とおっしゃっていた、このピエロさんですが…。

 

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確信はないんですが…。

 

この3名の中にいらっしゃったのでは?!となれば8年連続ということですね!!

 

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サンタより欲しいもの

 

例年、サンタコスで走るこちらの男性

(↓写真は奈良マラソン2019)

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今年はこのスタイルで走ってらっしゃいました。

(昨日。奈良マラソン2021)

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もちろんアマビエのコスプレ。

 

今、サンタより一番欲しいものを持っているキャラです。

 

小島さん!!

 

一瞬の再会でしたが嬉しかったです!!

 

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コスギンFROM TOKYO

 

「頭にバナナを乗せてる人がいたらそれは僕の知り合いだから」

 

と事前に応援仲間に伝えていたところ、

 

「あ!!頭にバナナの人、いる!!」

 

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のりねぇ

 

2018年はミニオンズのコスでこの地点に現れたのりねぇ。

 

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2019年ははいからさんの仮装で奈良を走ったけれど、

 

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昨日は仮装ナシ!!1年あいた大会への本気度がうかがえます!!

 

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34km地点

 

神戸マラソンでセーラームーンのコスプレで先頭集団にいて、むちゃくちゃ有名なランナーさん。

 

昨日はウマ娘のコスプレで走ってらっしゃいました!!

 

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パンダくん登場。2019年は確か走ってたよね(-∀-`; )

 

背中のパンダリュックは、頭に被ってるパンダを収納するためのものだそうです。

 

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2019年はドナルドダックのコスプレでむちゃくちゃ早かったララちゃん。

 

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今年はサンタコス。ファンランと言いながらむちゃくちゃ速い!!

 

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ソエさん!!一瞬でしたがお会いできて嬉しかったです!!

 

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こちらの方、僕は存じ上げなかったのですが、応援仲間のおっくんの友人で、

 

過去に米俵マラソンを走られた際、ボビー・オロゴンを抜き去った時、ボビーから、

 

「小峠じゃねえか!!」

 

と言われたそうです。似てる(-∀-`; )

 

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あんちゃん。14kmではうまく写真が撮れなかったので、ここでしっかりコマネチしてくれました!!

 

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鬼滅コスはチラホラいましたが、キャラが被っていたのは煉獄さんだけで、炭次郎もこのかただけでした。

 

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原谷さん!!この笑顔に応援者が癒されます!!

 

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禰豆子もこの方だけでした!!

 

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2018年、ここで僕に

 

「ブログ見てます、お身体大丈夫ですか?」

 

と言ってくださった男性。

 

上段=2018年

中段=2019年

下段=2021年

 

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うまい棒仮装の男性!!「ブログ見てます」って言ってくれました!!

 

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向かって左・リアルミニー2019

向かって右・リアルミニー2021

 

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横光さん!!こんな嬉しそうに近づいてくれたら応援者冥利に尽きます!!

 

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ゴミを拾いながら走る宮路さん。今年は給食が個別包装なので、その種のゴミが多かったとのこと。でも全般的にゴミが少なかった、とおっしゃっていました。

 

33km地点で一般ゴミが多いゾーンがあり、2020年が開催されず、宮路さんが回収しなかったので、そこのゴミが多かった、とおっしゃっていました。

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東京から参加のコスギンと、名古屋から参加の有美ちゃんがなぜか同時にピットイン。

 

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上の2人とほぼ同時にのりねぇも到着!!

 

表情は明るく、完走を確信できる余裕を感じました!! 

 

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こうして13:54に34km地点の関門が閉鎖して、

 

我々の応援ミッションは終了しました。

 

今年の奈良マラソン

 

例年は寒くて寒くて、凍える中開催される奈良マラソンですが、

 

今年、特に午前中は、日差しの中は「暑い」とさえ思える気温でした。

 

そして昼過ぎになると冷たい風が吹いてきて、

 

ランナーは体温調節が難しい大会だったと思います。

 

ソーシャルディスタンスに気をつけて声援を送った応援でした。

 

リピーターの多い奈良マラソンですので、

 

毎年会う顔に会えた、という思いもあり、また、

 

何年も連続で会えたあの顔が、今年はいなかったな…。

 

とも思った大会でした。

 

様々な問題をクリアしながらの開催は、

 

さぞ大変だったろうと思います。

 

奈良マラソン実行委員の皆さんには心より敬意を評します。

 

そして来年も、

 

あの坂の途中でみなさんとお会いできることを、

 

心より願っています。