走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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昨日、淀川を長時間、走られた皆さんへ!!

第14回水都大阪ウルトラマラニックを走られた皆さん、お疲れ様でした!!

 

 

豊里エイドの手前2〜300メートルで私設エイドをやらせてもらっていました。

 

上の写真には写っていませんが、大阪マラソンで共に応援してくれたハッシー先生も、京都から36kmほど走って、この場にやって来てくれました。

 

横光ねーさんも、トレイルの練習後、激レアなイコマ製菓本舗のラムネを持って手伝ってくれました。

 

さらに津田さん、内田さえみんも遠いところ駆けつけてくれて、共にエイドを手伝ってくれました。

 

昨日は例年通り、水都らしいよく晴れたピーカンなお天気でした。

 

でも夕方になると涼しい風が吹いていましたね。

 

 

エイドには冷たいフルーツやおにぎり、さらに肉料理、と豊富なラインナップを揃えていて、

 

 

さらには萌えキュンメイドによる各種サービスも充実、

 

特に患部に冷却スプレーを施す『萌えキュンスプレー』は、

 

 

片足1500円、両足だと3200円、という、

 

かなりのお手頃価格だったせいか、大盛況でした!!(誰もお金を払ってはくれませんでしたけど…(-∀-`; )

 

 

また、大阪マラソンでは華のある走りで沿道を魅了してくれたリカ様が提供してくれた

 

『甘酒』が大人気。

 

「飲む点滴」と呼ばれるだけあって、

 

疲れてなかなか食べ物も受け付けなくなったランナーさんたちが、大いに喜んでくださいました!!

 

景色も変わらない、日差しを遮るものもない淀川の道を、ただ延々と走るコースは、

 

まるで修行、いや苦行にも似た辛いもの。

 

それでも多くのランナーさんを魅了するのは、

 

主催者・佐田さんを中心とした、大会のホスピタリティです。

 

昨日もたくさんのランナーさんが、

 

太陽みたいな笑顔で、あの辛い道を駆け抜けるのを見て、

 

『大阪に水都があってよかった』

 

と再認識しました。

 

UTMFを始め、たくさんの大会が日本の各地で行われていましたが、

 

『水都大阪ウルトラマラニック』

 

も他に負けない素晴らしい大会だったと思います!!

 


 

佐田さんを始め、大会を実際に運営していただいた皆さん、

 

そしてあの道を昨日、延々と走り続けた皆さん、

 

僕たちのエイドに立ち寄り、笑顔をくれた皆さん、

 

そして僕たちのエイドを手伝ってくれた皆さん、

 

昨日は本当にお疲れ様でした!!

 

そしてありがとうございました!!

 

コロナのせいで忘れかけていた、あの素晴らしい体験を、

 

また思い出すことができました。

 

詳細はまた、

 

明日にでも記そうと思います!!

 

 

大阪マラソン外伝:山田くん(仮)の悲劇!!

2023年2月26日

15:04:00

場所:大阪マラソン35km地点

 

「着ぐるみJAPAN」のメンバーは35km地点で応援していた。

 

その場所を選んだのには明確な理由がある。

 

ヒトが「今、持っているエネルギー」で走り続けるのは30kmが限界という。

 

これが「30kmの壁」だ。

 

30kmを超えるとヒトは、エネルギーが枯渇した状態で走り続けねばならない。

 

足の痛みが極限に達し、

 

足どころが、全身が痛み始め、

 

全身が、動くことを全力で拒否する。

 

スタート前「絶対、ゴールする!!」と誓った心が、

 

いとも簡単に、「ポキッ」と音を立てて折れる。

 

それが30km地点だ。

 

そこからさらに5km進んだ場所。

 

もう全身がボロボロで、

 

「残り7km」は、

 

永遠に遠い場所に思える。

 

そんな「最もしんどい場所」が35km地点。

 

だからこそ、そこに応援場所を確保し、

 

心折れたランナーたちに声援を送るのだ。

 

そして今回は、その35km地点の、わずか100メートル前方に、

 

関門があった。

 

場所:大阪マラソン34.9km地点

桃谷中学校前交差点

 

「関門閉鎖まであと5分!!」

 

拡声器からの声が100メートル後方の僕たちにも聞こえた。

 

さっき食料を買いにスーパー玉出まで走ったとき、あのカドに大きな時計があった。

 

そうだ、あそこは関門なんだ、と僕は思った。

 

 

となれば、やることは1つ。

 

僕は100メートル走り、関門にたどり着く。

 

大きな時計は15:04:30を指している。

 

関門閉鎖は15:09:00。あと4分30秒

 

走路に目をやると、

 

力つき、歩くこともままならないランナーたちが、

 

まだ大勢がこっちに向かって来る。

 

走路を逆走し、100メートル走る。

 

疲労困憊のランナーたちは下を向いている。

 

自分たちが関門まであとたった100メートルの位置にいることなど、

 

まったく気づいていない。

 

「関門はあの信号の下!!関門閉鎖まであと4分やで!!」

 

息もたえだえなランナーたちに叫ぶ。

 

ここで初めてランナーは顔を上げる。

 

そして「信号」が目に入る。

 

自分たちがまだ間に合う距離にいることを知る。

 

関門が近いことを知り、走り出すランナーたち

 

「あの信号まで走れ!!まだ4分あるから間に合う!!」

 

何人かのランナーは僕に問いかける。

 

「どの信号?!」

「あの!!次の信号!!見えるやろ?!」

「うん、見える!!」

「見えたら走れ、関門を越えろ!!」

 

その位置からは関門を示す大きな時計は見えないのだ。

 

応援者やスタッフなどに隠れてランナーからはどこが関門だかわからないのだ。

 

だから遠くからでも見える信号を目印に、僕は叫んだ。

 

時計を見る。時計はガーミンだ、秒単位まで正確。

 

15:06:30

 

「あと2分30秒やで!!あの信号が関門!!急げ!!」

 

歩くことも困難なランナーたちの目に、

 

最後の闘志が燃え上がるのがわかる。

 

「あの信号…?あの信号…?」

 

力感のなかった足に力が蘇り、

 

走り出すランナーたち。

 

15:07:30

 

「あと1分30秒で関門閉まるで!!」

「とり合えず今日イチのスピードで走れ!!」

 

気がつくと僕は関門の1つ手前の交差点まで来ていた。

 

 

もう間に合わない。

 

ガチャピンは関門に向かって走った。

 

「速く走って!!オレを越えて走って!!」

 

拡声器の声が聞こえる

 

「関門閉鎖まで、」

「5!!」

「4!!」

「3!!」

「2!!」

「1!!」

「関門、閉鎖!!」

 

巨大な横断幕が桃谷中学前交差点に無情に広がり、

 

15時9分、関門は閉鎖された。

 

山田くん(仮)の悲劇!!

 

15:09:40

 

僕は小走りで、着ぐるみJAPANのメンバーの元に戻った。

 

ミッションを終えたメンバーたちは思い思いに、帰り支度を始めている。

 

目の前の走路には、もうランナーはいない…。

 

いや、

 

1人、いた。

 

山田くん(仮)

 

34.9km関門を、最後の力を振り絞って越えたあと、

 

四つん這いになって倒れこみ、

 

ずっと動けずにいた若者。

 

何人かのボランティアスタッフが彼の元に駆け寄り、

 

「大丈夫ですか?」

「もうやめますか?」

 

と聞いている。

 

が、四つん這いの彼は首を振っていた。走る意思を伝えていた。

 

彼はたっぷり3分間は、そこで四つん這いになっていた。

 

その一方で、着ぐるみJAPANは沿道で、帰り支度を続けている。

 

と、水着美女仮装の横光さんが声をあげた。

 

「私のブラックサンダー(チョコレート)、袋の底に1つ、残ってた!!」

 

するとハッシー先生も、

 

「私も!!ジェルと芍薬甘草湯、残ってた!!」

 

など、各々がほんの少量、食べ物が残っていることに気づいた。

 

が、それをあげるランナーは、もういない…。

 

いや、1人だけいる。

 

四つん這いの憎いやつ。あいつだ。

 

彼はなんとか立ち上がったものの、

 

陽炎のようにユラユラと立ったまま、

 

まだ一歩も進んでいない。

 

するとここで、ポムポムプリン担当で、

 

一級建築士でもあらせられる、ハッシー先生が、

 

ランナーと沿道の結界テープから大きく身を乗り出し、

 

『彼』に声をかけた。

 

「ちょっと!!そこのランナーさん!!」

 

『彼』は辺りをキョロキョロと見渡す。

 

周囲にランナーが自分しかいないことに気づくと、

 

自分を指差し、

 

『僕??』

 

声を出さずにこちらに聞き返す。

 

ハッシー先生は、

 

「おなか、空いてない?!」

「こっちに食べ物、少し残ってるんですけど!?食べて行ったら?!」

 

 

と、ものすごく大きな声で彼に伝える。

 

話はそれるが、僕は学生時代、舞台俳優を目指していた。

 

そのため腹筋を利用して声を出す『腹式発声』を会得している。

 

舞台俳優の声が、舞台の隅々にまで響くのは、これで発声をしているからだ。

 

だから僕の声は雑踏の中でもまぁまぁ響く。

 

ところが、腹式発声法を会得していない、ハッシー先生の方が、

 

なぜか声が、轟くように響く

 

おそらく一級建築士として、彼女は現場にて、

 

あの轟く声で、

 

部下たちに的確な指示を送っているのだろう…

ちょっとコワいハッシー先生の迫力(-∀-`; )…

 

さて、ハッシー先生の怒号掛け声が届いた『彼』は、

 

思ってたのと違う、ちょっとヘラヘラした感じで、

 

こちらに近づいてきた。

 

「あ。食べ物、くださぁい。サーセン」

 

(のちにゼッケン番号検索から我々は彼の本名を知る。ここでは山田くん(仮)としておこう)

 

(-∀-`; )思ってたのと違う、軽妙な感じの山田くん(仮)…(-∀-`; )

 

34.9km関門直前を、僕とともに全力でダッシュして越えたあと、

 

3分間は四つん這いで体力の回復を待っていた山田くん(仮)。

 

さぞやスポ根魂を持った若者かと思いきや、

 

思いの外、ヘラヘラした感じなので、着ぐるみJAPANは戸惑いながらも、

 

彼にブラックサンダー(チョコレート)などを与えた。

 

「足が…フラフラしてて痛いんです…」

 

山田くん(仮)は軽妙に笑いながらそう言う。軽妙な感じなのでイマイチ辛さが伝わってこないが、

 

3分も四つん這いでいたのだ、彼なりに辛いのだろう。

 

「スプレーで冷やしたる!!」

 

ハッシー先生は背後の、廃棄予定のスプレー缶の山に飛びつくと、

 

全ての缶を振り、わずかに残っている缶を探し当て、

 

山田くん(仮)の足を、コールドスプレーで冷やした。

 

「あ、サーセン。気持ちいいっす」

 

軽妙な感じなのでイマイチ感謝の念が伝わりづらいが、

 

彼なりの先生への感謝の念は伝わってきた。

 

「これもあげる!!芍薬甘草湯!!」

 

 

 

「足の攣りが軽減されるから!!」

 

僕が補足説明を行う。

 

「もう今、飲んでいき!!」

 

ハッシー先生の檄が飛ぶ。

 

「あっ…。サーセン」

 

山田くん(仮)は芍薬甘草湯の封を切り、

 

ハッシー先生が手渡したジェルを使って嚥下した。

 

軽妙で、ヘラヘラしてるけど、

 

立てないほど辛い状況の中で、笑顔を見せる彼のことが、

 

僕たちは、すっかり好きになっていた。

 

「残りの食べ物も、ぜんぶ、持っていき!!」

 

わずかに残っていた小さなチョコレートなどを山田くん(仮)に与える着ぐるみJAPAN。

 

「サーセン」

 

と言いながら、ドラえもんと同じ位置の彼のポッケに、それらをしまう山田くん(仮)。

 

「その代わり!!」

 

ハッシー先生が続ける。

 

「絶対、ゴール、しぃや…」

 

厳しい現場で部下たちを指導する際使うだろう鋭い命令口調が山田くん(仮)に突き刺さる。

 

「…えっ」

 

山田くん(仮)の軽妙な笑顔が凍りつく。

 

「そやで!!これだけサービスしてるんやから絶対ゴールするんやで!!」

 

彼のポッケに食べ物を詰め込んでいる着ぐるみJAPANの女性メンバーも、この脅迫提案に追随する。

 

そこで僕がトドメを指す。

 

「ゴールせぇへんかったら、ゼッケン番号から本名を割り出して、家まで押しかけるからな!!」

 

「エヘエヘ。はい、わかりました。サーセン。エヘエヘ」

 

(もちろんこれらは彼と正面を向き合いながら、満面の笑顔で行なっているので、両者とも、これが冗談であると認識しながらの会話です)

 

こうして山田くん(仮)は、再び走路へと戻って行った…。

 

30分後…

 

着ぐるみJAPANメンバーはそれぞれ、別のチームと打ち上げに参加、

 

我々夫婦も鶴橋にある焼肉屋さん・『空』で、

 

激安なのに超おいしい焼肉を食べていた。

 

真剣に肉を焼くお方さま

濃厚で超オイシイ!!

 

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すると別場所で打ち上げ中のみっちゃんよりメッセージが。

 

 

時間は16時20分。もうゴールも閉鎖されている時間だ。

 

僕は彼女にその写真を送った。

 

するとみっちゃんからランナーズアイのスクショが。

 

 

ランナーズアイによると、山田くん(仮)はまだゴールしていないことになっている。

 

しかし時間は、マラソン終了後、まだ5分しか経っていない。

 

ランナーズアイが反映されていない可能性もある。

 

僕は山田くん(仮)に、最後のメッセージを送った。

 

 

山田くん(仮)は、頑張った

 

どうやら山田くん(仮)はあのあと、

 

 

次の今里交差点の関門(37.4km)は越えたようだけど、

 

39.5kmの関門は、越えることができなかったみたいです。

 

それでも、彼は頑張りました。

 

35kmで立ち上がれないほど足をふらつかせていた彼を見ているので、

 

よく、次の関門は越えられたもんだな、と感心しています。

 

歩くことさえままならないほどだったのに、

 

沿道の僕たちには、(たとえそれがヘラヘラ笑いに見えたとしても)

 

笑顔を向けてくれました。

 

困難な状況下で笑顔になれる、

 

実は彼って、

 

漢の中の漢

 

だったのかも。

 

それなのに、ロクデモナイ着ぐるみJAPANに絡まれて、

 

冗談とはいえ、

 

 

こんなメッセージまで入れられる、山田くん(仮)って…。

(-∀-`; )

 

ごめんね、山田くん(仮)。

 

来年も同じ場所で待ってるから。

 

次こそ、ゴールを目指そうね。

大阪マラソン2023 光と影 第2部『影』編 給食パニック!!2万5千円払って、何も食べられなかったランナーたち

(これは「第2部」です。先に第1部をお読みください)

www.rundietrunner.com

 

 

大会終了後2日経過した現在、ランネットの「大会レポ」の大阪マラソンの採点は、42.5点

 

50点満点中、ではない。

 

100点満点中、42.5点しかないのだ。

 

悪い印象は、走っていない我々にも、ヒシヒシと伝わってきました。

 

第1部でも少し触れた「給食パニック」ですが、

 

それがどのように発生していったかを再現していきましょう。

 

注意:「大阪マラソン2023のエイドの給食が少なかった」という記事ですが、もちろんゼロだったわけではありません。

 

ただ、第1ウェーブが通り過ぎたあとの第2ウェーブのランナーには、すでに給食が行き渡らない、など、ランナーの数に比べ、給食が極端に少なかった模様です

 

2023年2月26日

13:30:00

場所:大阪マラソン35㎞地点

 

合法的水着美女による、合法的なスプレーサービスを行っていた、われわれ着ぐるみJAPANのメンバー。

 

その足元に置かれた小さな箱。

 

これがすべての始まりでした。

 

この箱は、水着美女仮装をしていた横光姐さんが用意していた箱で、

 

個別包装の小さなチョコレートとブドウ糖のタブレットが入っていました。

 

が、量は極めて少量。

 

「知り合いのランナーが欲しいと言えば差し出す程度」

 

の量しかありませんでした。

 

そんな中、1人の男性ランナーが、フラフラと沿道のわれわれのもとに近づいてきます。

 

スプレー希望者と判断したわれわれは、

 

「はいスプレーね!!患部はどこ?!フトモモ?!ふくらはぎ?!はたまた股関節?!」

 

するとランナーはスプレーには目もむけず…

 

地面に置いたままの小箱(チョコレート入り)を指さし、

 

「これ…もらっていいですか??」

 

と、消え入りそうな声で囁きました。

 

「え?!…あ、ああ、いいですよ」

 

小箱を持ち上げ、ランナーに差し出しました。

 

 

「ありがとうございます」

 

ランナーはそういうと、個別包装のチョコレートを手に取り、その場でセロファンを開けて、

 

むさぼるように口に入れました。

 

「ブ…ブドウ糖も良ければ…」

 

ランナーさんのあまりの勢いに、ブドウ糖も差し出すと、

 

彼はそいつも一気に口に放り込みました。

 

「食べるものが…ぜんぜん、ないんです…なにひとつ、ないんです…」

 

彼はそういいました。

 

「えっ…そうなんですか??」

 

僕たちはこの時はまだ、ことの重大さにそれほどピンと来ていませんでした。

 

するといろんなところから小箱に手が伸びてきます。

 

「私もチョコください!!」

「オレにもくれ!!」

「拙者にも!!」

「わらわもチョコを所望じゃ!!」

 

小さな箱に入っていたチョコとブドウ糖は、あっという間になくなってしまいました。

 

「なんか…ランナーさんたち、おなか空いてるみたいやな」

 

着ぐるみJAPANメンバーは全員、自分のカバンの中に入っているお菓子類をかき集めました。

 

それはメンバー内で、あとでお茶うけとして食べようと思っていた、

 

・ブラックサンダー(チョコレート)

・ブラックサンダー 白Ver.(チョコレート)

・アルフォート

・おにぎりせんべい

・ハッピーターン

 

それらをかき集め、小箱になかに入れると、

 

走路に向かって突き出しました。

 

「おなか空いてるヒトぉ~?!食べ物あるよぉ~?!」

 

と叫んだ次の瞬間!!

 

わらわら…

わらわら…

わらわら…

わらわら…

 

食べ物は、あっという間になくなりました!!

 

ランナーたちは口々に、

 

「食べるものが何もない」

「ここに来るまで、食料は完全にゼロでした」

「エイドは水以外、完全にカラッポです」

 

と飢餓状態を訴えます。

 

フルを走るならエネルギーは持つべき。でも…。

 

僕はかつてランナーとしてフルマラソンを走っていたころは、ポーチに必ず

 

・アミノ酸×4袋

・エネルギージェル×4袋

 

を持っていました。

 

5㎞走ればアミノ酸、次の5㎞でジェル、を交互に摂取してエネルギー補充、

 

ハンガーノックと呼ばれる飢餓状態を回避していました。

 

フルマラソンに挑む以上、それくらいの備えは必要と思います。

 

でも確かにそれではおなかが空いて。

 

どんな大会でも、バナナなんかが必ずあるので、出てくるたびにバナナを食べて空腹をチャージしていました。

 

ところが目の前のランナーたちが言うには、この大会にはバナナの一本さえ、供給してくれないようで。

 

目の前の食べ物のなくなるスピードの速さに驚きました。

 

コロナ環境のため私設エイドを提供している一般人もほとんどないと思われ、

 

ランナーたちの飢餓状態が加速していったと思われます。

 

みっちゃん、起つ!!

 

「わたし…。食べ物、買ってきます!!」

 

シロクマ担当のみっちゃんがそう叫ぶと、

 

ポムポムプリンの一級建築士・ハッシー先生もカバンを手に取り、

 

義憤に駆られた2人が、応援場所から、最寄りのコンビニまで駆けだしていました!!

 

 

袋いっぱいに入ったお菓子の山を段ボールに入れ、2度目のコール。

 

「おなか空いてるヒトぉ~?!食べ物あるよぉ~?!」

 

この一声はどんな言葉よりランナーの注意を引きました!!

 

あっという間に集まるランナーたち!!

 

みっちゃんとハッシーが買った食料は一瞬で底をつきます!!

 

玉出!!サイコー!!

 

「アカン!!ぜんぜん足りひん!!」

 

ムック担当のお方さまが真っ赤な着ぐるみのまま、

 

激安スーパー・玉出に走ります!!

 

みっちゃんはシロクマの上着を脱ぎ捨て、お方さまを追走!!

 

ハッシー先生も続きます!!

 

われわれの応援ポイントからスーパー玉出・勝山店まで、

 

片道463メートル。

 

ストリートビューは我々が応援していた場所が起点です。

 

右方向に進み、「玉出」の看板を左折してください!!

 

意外に距離があるのがお分かりいただけると思います!!

 

 

玉出から戻ると、すぐに食料をダンボールに入れて、

 

実に5時間ぶりに口にする食料に、思わず笑みがこぼれるランナーさん

食料はあっという間に底をつき、

 

買い出し部隊はすぐに、玉出へRE:DASH!!

わらわら…

わらわら…

 

もうこれは…

 

給食パニック…。

 

ドクターでさえ食料を求めて…。

食料が底をつき、我先に、とダンボールに手が伸びる…。

 

最後の買い出し、すぐに人が集まってくる…。

 

 

みっちゃん、ハッシー先生、お方さまによる買い出し部隊は、

 

結局、玉出まで4往復。

 

最初のコンビニも含めると、5回の買い出しに行きました。

 

名もなきランナーの慟哭を聞け

 

こちらの男性の声に耳を傾けよう!!

 

 

「エイドにな、食べるモン、なぁんにも、あらへん!!全部、カラッポ!!いっさい、ない!!」

 

「エイドにあるのは水とアクエリアスだけや!!」

 

「しゃぁないから水とアクエリ飲むやろ?ほんだら寒いし、トイレに行きたくなるやろ?」

 

「トイレ、行ってみぃな!!ズッッッラァァ〜、って並んでる!!トイレの数もぜんぜん足らへん!!」

 

どないなってんねん大阪マラソン?!こんなん初めてや!!もうムチャクチャやで!!」

 

かなり激しい口調で、彼は不満を僕にブチまけました。

 

まあ彼も、諸悪の根源は僕だと思って言っているわけではなく、

 

とにかく誰かにブチまけないと、気が済まなかったのでしょう。

 

荒れる「大会レポ」

 

最初に掲げたように、今回の大阪マラソンの大会レポは荒れに荒れ、100店満点中、42.5点。

 

コメントも荒れています。

 

 

それでも…

 

いい声だってあります。

 

今回は残念な声が多かったようですが、

 

この経験を生かして、

 

来年はもっと素晴らしい大会にしてほしい、と心から願います!!

 

最後に…食材調達費用

 

前述の通り、我々は食べ物エイドをやる予定はなかったので、

 

最初にみっちゃんとハッシー先生はコンビニで買ったものの、

 

やはり玉出が安い&食材が豊富、ということで、

 

食材はほとんどが玉出・勝山店で調達しました。

 

みっちゃんは…

 

最初のコンビニはみっちゃんがお金を出してくれました。が、慌てていたのでレシートを受け取らなかったみたいです。

 

みっちゃんの記憶では、コンビニでの支払いは、1,500円くらいだった、とのこと。

 

ハッシー先生は…

 

 

お方さまは…

 

 

みっちゃんのコンビニでの買い物が1,500円とした場合、

 

食材費合計=9,179円

 

でした(-∀-`; )

 

まさか玉出で1万円近い買い物をする日が来るなんて、

 

夢にも思っていませんでした…(-∀-`; )

 

爺ぃは…

 

爺ぃが去り際に、

 

我々夫婦にこっそりと2,000円を渡してくれたのは、

 

爺ぃのオトコマエなエピソードです。ありがとう、爺ぃ。

 

 

次回予告!!

 

『大阪マラソン外伝:山田くん(仮)の悲劇!!』

 

感動と混乱の中、幕を閉じた大阪マラソン!!

 

その34.9km関門は、15:09分に閉鎖しました!!

 

その関門を、わずか1分前に通過した山田くん(仮)!!

 

彼の身に起こった悲劇とは?!

 

 

大阪マラソン2023 光と影 第1部・『光』編 ずっと会えなかったあの顔、この顔 大規模マラソン大会が帰ってきた!!

2月26日、大阪マラソンの応援に行ってきました!!

 

ランナーの数は3万人とも聞いています。恵まれた天候の下で走るランナーの皆さんの応援ができて、本当に楽しい1日でした!!

 

無事ゴールができたランナーさん、また、ゴールにたどり着けなかったランナーさんも、42㎞もの走路を走ろうとスタートラインに立った気概を誇りに思ってほしいと思います!!

 

そうです、誰も悪くなんかない。

 

ランナーたちは。

 

ただ…。

 

NHKの中継では絶対に見ることができない、阿鼻叫喚な修羅場が、大阪マラソンの走路にはありました。

 

TV中継では絶対に聞くことができないランナーたちの慟哭を、現場にいた僕たちは確かに聞きました。

 

そして彼らの力になるべく、微力ながら、走り回りました。

 

たぶん、東京マラソンに次いで、日本で2番目に大きなマラソン大会であるはずの、大阪マラソン。

 

その光に隠れた影で、

 

半数以上のランナーたちが泣いていたのでした。

 

いったい、何があったのか。

 

まずは大阪マラソンの『光』の部分からお伝えしていきましょう。

 

3年ぶりに戻ってきた、大阪をあげての巨大なお祭り

 

エリートランナーだけが走った去年とは違い、今年は3万人の一般ランナーが、大阪中を駆け巡りました。

 

青空のもとに集結したランナーたち。

 

良く見知ったあの顔や、忘れかけていたあの顔も、

 

たくさんの友人たちに会えて、

 

また、

 

見知らぬ同志たちとも会えて、

 

再開した大阪マラソンの道の上は、あたかも42㎞続くお祭り会場のようでした!!

 

9:30

 

着ぐるみJAPAN、14㎞地点に集結

 

9:35

 

車いすランナー先頭集団が走り抜ける!!すごいスピード!!

 

9:52

 

突如、現れた大集団!!第1先頭集団のあまりのド迫力!!

 

速い選手たちは飛ぶように走る!!

 

 

9:59

 

折り返してきた先頭ランナーたち!!

 

10:09

 

着ぐるみランナーとしては1位が通過(笑)

 

10:10

 

驚いたことに!!知人でいちばん速くやってきたのは小柄な女性のララちゃんでした!!

 

3時間30分のペースランナー

 

エルモの仮装がカワイイ!!けど速いランナーなのでフォームもきれい!!


10:18

 

何年ぶりだろう!!後藤さん!!北海道に住む友人と再会!!大型都市マラソンならではの奇跡!!

 

「35kmにいるから!!」僕はそういったけど、そこに着いたとき、すでに彼は通り過ぎていました。後藤さん、本当にごめん!!でも会えて嬉しかった!!

 

男性ランナーがチラ見する、その先には…

 

着ぐるみJapan・セクシー担当 横光姐さんのビキニ美女仮装(ビキニ部はエプロンです)

 

せんとカオナシ。

 

大阪と言えば『食いだおれ太郎』!!

 

余裕の笑顔のバニー美女!!目立っていました!!

 

4時間のペースランナーとともに大集団が現れる!!

 

「よ・じ・かん!!よ・じ・かん!!」の声援に、ペースランナーさんもガッツポーズ!!

 

亀仙人!!力強い前傾フォーム!!

 

炭治郎を始め、鬼滅仮装は多かったです!!

 

笑顔で楽しそうな女性ランナーが多かったです!!

 

場所が場所だけに、マジで通勤を急ぐサラリーマンか、と思いました(;'∀')


トトロがスレンダーすぎる件

 

出ましたコブクロ・小渕くん!!彼の登場には感動しました。理由は後述します。それにしても前傾姿勢で綺麗なフォーム。

 

なぜか「ハートマーク」を作るランナー多し。その理由は…

 

さっちんが沿道からこれを振っていたのでした!!

 

来ましたオリマユ!!日本にヨガが根付く前からすでにヨガインストラクターだった女性!!

 

インパクト絶大!!大阪のおばちゃん仮装。

 

『TV』のビブスを見つけると掛け声は、『テレビクルー!!テレビクルー!!』走っていたのは読売テレビの女子アナで、AKB48に合格しながら辞退した経歴を持つ佐藤佳奈アナウンサー。


『よじかん・はん!!よじかん・はん!!』ペーサーが来ると定番のこの掛け声は、ペーサー自身に刺さるようです。


アーニャ仮装も多かった!!かわいい~

 

キキ仮装は女子に人気!!


ある意味、最も過酷なモナ・リザ仮装。だってずっと微笑みじゃないとダメだから…

 

10:41

 

関西一般ランナー界の重鎮・久野先生到着。先生はこれが実に100回目のマラソン大会。

 

我々に気づくと急ブレーキ。来た道を戻り、全員とハイタッチして走路に復帰されました!!


リアルなミニオン!!久しぶり!!

 

ガチャピンを見て笑ってくれると嬉しい(^^)

 

MBSの「顔」河田アナ。

 

「ピッコロ!!前に見た!!」と僕が叫ぶと、マスクの下からくぐもった声が。

『奈良です。奈良で会いました』

僕よりピッコロのほうが覚えてくれてた(;'∀')

 

「夫」と「よめ」のTシャツ。仲良しご夫婦ですね( ´艸`)


「奈良で会ったよ!!奈良はありがとう!!」
うまい棒仮装のランナーは足を止めてそう叫ぶ。

ああ!!マラソンって素晴らしい!!

 

水着美女仮装の横光さんの知り合いで、私市にある「ソトアソ」スタッフさんだそうです。

 

竹がないけど禰󠄀豆子!!

 

その直後に煉獄さん!!

 

地味にかわいかった!!

 

10:55

 

関西一般ランナー界の至宝・お掃除ランナーの宮路さん到着。京都で見なかったのは、熊本城マラソンを走っていたからだそうで。

 

少し残念そうな顔で、

「大阪マラソンは…ゴミが、多いです」

と断言されていました。

 

これまた久しぶり!!枚方キングの異名を持つ福島氏。

「35㎞にいるから来てや!!」と言うと、

「もう電車のって帰るわ!!」

と言ってました(;'∀')

 

こちらのタイガーマスク、完成度が高く。走り去るマントまで丁寧に造り込まれていました。

 

知り合いのパンダ君。「ボクの愛を配達中」だそうで…

 

5時間のペーサー到着。

 

インパクト大の金太郎!!

 

静岡から参戦の藤田さん。サロマ湖100㎞ウルトラマラソン完走者。

 

「ナ・ア・ス!!ナ・ア・ス!!」の掛け声に返してくれる笑顔が輝く

 

「チーフ!!頼みますよ!!チーフ!!」

〝チーフ〟のゼッケンにそう叫ぶと笑ってくれました(^^)

 

サザエでございます!!パワフルでした!!

 

京都から参戦のトトさん!!

 

ピーチ姫を

「ピーチ!!ピーチ!!」

とピーチ呼ばわりしてしまいました。

 

オプティマスとバンブルビー@トランスフォーマー!!

 

11:18

あかん、この笑顔みたら泣けてくる…

「久しぶりぃ~!!」

と僕らに声をかけてくれたのは、

大病を乗り越えた哲ちゃん。

 

昔、大阪マラソンと言えばイコール哲ちゃんだった。病気を乗り越えたその足は力強かった。

35㎞では会えなかったけど、ちゃんとゴールされてた。

去り際がカッコ良すぎ…

 

11:20

 

ここで我々は15km地点を離脱、

 

11:37九条発の電車で桃谷駅へ向かいます。

 

乗り換えの鶴橋駅にて。

 

「寒いから」&「珍しいから」

 

駅の自販機で売ってた「チゲスープ」を購入した、シロクマ担当のみっちゃん。

 

味は…。

 

とてもここでは書けないような味だったようで。

 

正直、オヌヌメ出来ません(-∀-`; )

 

35㎞地点

 

12:12

 

桃谷駅から徒歩。歩道橋を渡る

 

いろんな大会を走られるミニー仮装の男性。久しぶりに見た!!

 

大阪城すぐ横「雅整骨院」の先生といくちゃんがここで応援に参戦。

 

サンダルランでこの速さ(まだ4時間ペーサー来てない時間)

 

「もしかして…ダイエットランナーさんですか?」

と話しかけてくださいました。

 

このあたりからコールドスプレーを欲するランナーさんがちらほら。

 

12:32

 

4時間のペーサーが走り抜ける

 

シロクマみっちゃんのご友人。

 

35㎞でこの笑顔は素敵すぎ。

 

亀仙人キター!!

 

なぜか急速に接近するランスマスタッフ!!

まるで何かを要求するように!!

 

だから叫んだ!!

『リサっち!!リサっち!!』

高樹リサは関西出身!!

 

で、いま写真を拡大して気付いたんだけど…

リサっちの前、ハリー杉山もいる(;'∀')

 

ここで爺ぃが応援に参戦!!

 

ぜったい、しんどいはずやのに、こうして笑顔を振りまける。こういうのが人の器ってヤツなんだろうな。

 

12:47

 

さあ!!重鎮・久野先生がやってきた!!マラソン出走100回目!!

 

100回マラソンおめでとう!!次は101回目で会いましょう!!

 

着ぐるみJAPAN・選りすぐりの美女たちによるスプレー噴射!!

来ましたベテランヨガインストラクター・オリマユ!!

 

かつてオリマユが大学で講師をしていたとき。あるマラソン大会に応援に来ていた教え子の女子大生が、

同じくオリマユを応援していた僕のところに、

「折田先生って、ナニモノなんですか?」

と聞いてきた。僕が

「どうしてそんなこと聞くの?」

と聞き返すと女子大生はこう言った。

「だって…。全身から“只者じゃないオーラ”が出てるから…と。

(ちなみに足元はサンダル)

 

「コブクロ!!コブクロ!!」の掛け声に。小渕くん、走ってくれてありがとう!!

 

コールドスプレーでよみがえる人たち!!

 

15kmでも見かけたサラリーマン。「辞表」に爆笑しました(;'∀')

 

おばちゃんもコールドスプレーで復活!!

 

別のサラリーマン仮装。

「お疲れ様です!!」「お疲れ様です!!」

を連呼してて爆笑!!

 

水着美女仮装の横光さんからスプレー希望者が続出。

 

『合法的な水着美女による、合法的なスプレーサービスです!!』

を掛け声にて強調。

 

モナ・リザは35㎞でも微笑んでいました!!

 

リアルすぎる猫ちゃん仮装!!

 

合法的スプレーサービスは大繁盛

 

アーニャとキキ、夢の競演

 

この子は別のキキ。

 

スプレーの順番待ち。

 

来ました!!奈良も走ったうまい棒。

 

佐藤アナ@35km

 

4時間45分のペースランナーが通り過ぎ。

 

あのピッコロも来てくれた(^^♪

 

こちらこそ、走ってくれてありがとう!!

 

いつも僕を見つけて、

「ダイエットランナーさん!!」

と声をかけてくださる読者さんです

 

こちらのランナーさんのTシャツ。ご存知北田さんの

「No Adventure, No Life」

ameblo.jp

 

13:28

 

そしてこのあたりから、僕たちは

『ある異変』

に気付き始めます。

あげたチョコレートを撮影する女性

自前のジェルを摂取しながらチョコをあさるトトロ

 

ここでリカ様登場!!

開口一番、

「きょう、ワタシ、まだ1度も“跳んで”ないの…」

ジャンプこそリカ様の代名詞!!跳んでください!!せーの、

ああ!!リカ様の飛んだ瞬間が収まってなかった~!!

リカ様の名誉のため申し上げると、かなりのジャンプをされていました!!

 

なんか、華があるのよねー。リカ様。

 

さて。リカ様も去って…。

 

お久しぶりのマリちゃんと会い。

 

「異変」は収まるどころか…

拡大する一方…

人々がスプレーではなく、食べ物に群がり始めた!!

 

まったく予想外の事態

 

そもそもコロナが終息したわけではなく、食べ物のエイドは考えていませんでした。

たまたま、個別包装されたおにぎりせんべいやチョコレートなど、スタッフで食べようと思っていた箱をランナー側に差し出したところ、

 

それに人々が群がった!!

 

この「食べ物パニック編」、実はかなり根深いものがあります。その詳細はまた別記事としてアップしたいと思います。

 

14:13

 

「35㎞には行かない」と言ってた枚方キングこと福島さんも現れた!!

 

道頓堀の3羽ガラス。グリコ、カーネル、くいだおれ。

「トランスフォーマー」のオプティマスとバンブルビー!!

 

藤田さんも来た。

 

血小板ちゃん仮装のこころさん!!大病を克服しながらゴールを目指します!!

 

ゴミ拾いランナー・宮路さんはいつもギリギリを走りゴミを拾われます。

 

奈良マラソンで意気投合したかずにゃんさんとまた出会い、30㎞地点から2人でゴミ拾いランをされていたようです。

 

こうして3時09分。

 

僕たちの目の前で、34.9㎞の関門は閉じました。

 

さすがの大規模マラソン。

 

会いたかった顔、会えるとは思えなかった顔にも出会えて、

 

ボランティアの皆さんも一生懸命で、

 

応援で楽しい思いをさせていただきました。

 

マラソン=オワコン

 

一方で、寂しい、と感じたこともあります。

 

それは、

 

「マラソンブームは去ったな」

 

と思えること。

 

まず沿道の応援がとても少ない。

 

もちろんコロナが完全終息したわけではないので、また戻ってくるかもしれませんが…。

 

例えば大阪といえば吉本芸人。過去には吉本芸人がランナーとしてとてもたくさん走っていました。

 

が、今年参加した吉本芸人は、多分、ゼロ。

 

「マラソンは終わった」と会社が判断されたのではないでしょうか。

 

そうなれば、これまで、「仕事」として参加して来た芸人さんが誰一人、走っていませんでした。

 

参加してた芸能人といえば、

 

「ラン×スマ」の高樹リサとハリー杉山、YTVの佐藤アナ、MBSの河田アナ、

 

有名人で走った人はそれくらい。

 

正直、全国で通用する知名度の人は皆無といえます。

 

小渕健太郎

 

だからこそ、僕は、

 

前述のコブクロ・小渕健太郎氏が走ってくれたことが、すごく嬉しく思いました。

 

「マラソンはオワコン」だから、

 

あんなにすり寄って来てた芸能人たちが波が引くように消え去った中、

 

小渕健太郎氏は、テレビカメラもついていない中、ただ個人でマラソンが好きという理由で参加してくれました。

 

「みんなが去ったあと、残ってくれるのが本当の友達」

 

ってよくいうけど、

 

小渕健太郎こそ、本当にマラソンを愛する芸能人なんだな、と感じました。

 

 

次回予告:「大阪マラソンの光と影 第2部:『影』編 給食パニック!!」

 

補充しても!!

 

補充しても!!

 

一瞬でなくなってしまう食料たち!!

 

いったい現場で何があったのか?!

 

そして着ぐるみJAPANはそれに対し、どう立ち向かったのか?!

 

乞うご期待!!

 

京都マラソン2023 暑くて寒くて土砂降りで!!天気は最悪!!でも3年ぶりの京都は熱かった!!

昨日京都マラソン2023の応援に行ってきました!!

 

思えば3年前。京都マラソン2020が終わったあと、すべてが変わりました。

 

www.rundietrunner.com

 

この段階でコロナの足音は我々の背後ギリギリにすでに達していました。

 

そして京都マラソン2020を最後に、ほとんどすべてのマラソン大会は中止となってしまいました。

 

思えば3年前のこの日も雨でした。

 

そして昨日。ついに3年ぶりに開催された京都マラソンに、僕たち夫婦も応援に行かせてもらいました。

 

午前8時30分

 

阪急嵐山駅到着。

 

3年前もヒヨコ仮装で応援していたさえみんたちと合流し、いつもの6km地点へと向かいます。

 

早朝はかなりの土砂降りでしたが、この頃には雨も上がり始めていて。

 

気温も思った以上に高く、そのせいか蒸し暑く。

 

僕たちの装いは、Tシャツの上にモンベルのトレントフライヤーを着て、その上から着ぐるみ。

 

6km地点での応援はかなり暑く感じていました。

 

昨日の応援者の数は、これまでの京都マラソンの応援者に比べて、

 

かなり少ないように感じました。

 

・コロナが収束したわけではないこと

 

・1日中雨の予報だったこと

 

を考えると当然かとも思いましたが、応援者としては逆に、場所が確保しやすく応援しやすい環境でした。

 

午前9:30〜10:30まで、我々は渡月橋そばの6km地点で応援していました。

 

雨はずっと、降ったり止んだり。でも雨脚は弱く、気温は上がり、ムシムシして来ました。

 

雨のためスマホがうまく取り出せず、シャッターチャンスを逃すこと多し。でも京都生まれの東京在住の友人の姿はキッチリ収めました!!

 

雨よけ兼寒さ対策の雨ガッパ姿で走るランナーが多いですが、僕は、雨ガッパなんか早く捨てればいいのに、と思っていました。後半は晴れる予報でしたし、このころはかなり暑かったから。でもこの考えは間違っていたことを後ほど思い知ります。

 

関門延長??!!

 

我々がいた場所は、第1関門のすぐそばでした。

 

そろそろ次の場所に移動するため歩いていたら、

 

今まで聞いたこともないフレーズが聞こえて来ました。

 

第1関門、閉鎖時間を5分延長します!!あきらめないで!!関門を越えて!!

 

関門時間の延長なんて聞いたことがありません!!

 

しかしそれを言っていたのは6時間のペーサーさんでした。

 

そもそも京都マラソンの制限時間は6時間なので、6時間のペーサーというか、完走請負人みたいな存在。

 

要は6時間ペーサーの後ろにいる人は完走できないわけです。

 

その6時間ペーサーの人が、第1関門に到着するや、今来た道を逆走し始め、

 

第1関門、閉鎖時間を5分延長します!!あきらめないで!!関門を越えて!!

 

と、自分の後ろにいるランナーさんに声をかけ、逆走を始めたのでした。

 

 

その言葉通り、第1関門は10時2分に閉鎖予定でしたが、なんと10時7分まで開いていたのでした(-∀-`; )

 

 

歩くのが早いUTMF完走者

 

一緒に応援していたさえみんと津田さんはともに去年のUTMF完走者。

 

www.ultratrailmtfuji.com

 

165km、累積標高7500mという人間離れしたレースを完走した猛者中の猛者。

 

歩くのが異様に早いUTMF完走者。ま、待ってくれ〜(-∀-`; )

 

第2応援地点に到着すると、お方さまが

 

暑いからトレントフライヤーを脱ぐ!!

 

と言いました。

 

前述の通り、僕たち夫婦は、シャツの上に雨具であるトレントフライヤーを着て、その上から着ぐるみを着ています。

 

11時過ぎにこの場所に到着したとき、雨はほぼ上がっていて、蒸し暑さがピーク。

 

もう雨も降らないだろう、との判断で、お方さまは雨具のトレントを脱いだのでした。

 

ここで少なかった応援者たちの合流組が着てくれました。

 

福士加代子は突然に

 

 

突如、現れた福士さん!!

 

彼女の走り方は特徴があります。誰よりも綺麗なフォームで、一歩一歩が飛ぶような、絵に描いたような綺麗なフォーム。

 

腕の曲げ方にも特徴があって。

 

その、飛ぶようなフォームでやって来たのですが、僕を始め、福士さんがペアランナーで走っているとは知らなかったので、

 

!!福士さんやぁぁぁ〜!!

 

と叫んでしまいました!!

 

その声が届いたようで、直前まで隣のランナーとおしゃべりしながらジョグっぽく走ってた福士さんは

 

足の速い一般ランナーさんとおしゃべりをしながら走る福士さん

 

「!!福士さぁぁん!!」の声に気づいて…

 

明らかに沿道に話しかけています

 

何を言ってるのかはまったく聞こえませんでした

 

そして文字通り、飛ぶように走り去ってしまいました…

 

ビキニ美女、出現!!

 

合流組の1人・横光さん。

 

ビキニ姿に見えるのはエプロンですが、

 

遠目にはマジでビキニ姿に見えます!!

 

ビキニ美女が応援に駆けつけてくれました!!

 

ガチャピン、ムック、ビキニ美女でお送りしております!!

 

の掛け声で応援すると、

 

36km走って来て苦痛に歪むランナーの顔も、

 

ほんの少し、ほころんでいました。

 

久野先生は12時15分に36km地点を通過。余裕の表情。

 

3年前は一緒に京都の応援をしていたアンディも力強く通過。

 

 

雨、そして寒さ

 

お昼を回ってしばらくすると、

 

(…あれ?もしかしたら…寒い??

 

さっきまで蒸し暑かった空気が、一気に冷気を帯び始めました。

 

ビキニ型エプロンをつけていた横光さんもウインドブレーカーを羽織っていました。

 

お方さまも、一度は脱いだトレントフライヤーを再度、着ぐるみの中に着込んでいました。

 

雨脚はどんどん強くなっていました。

 

着ぐるみは雨を吸ってすっかり重く、冷たくなっていますが、

 

中に着たトレントフライヤー(ゴアテックス入り雨ガッパ)のおかげで濡れることはありません。

 

家から持って来た温かい飲み物を飲みながら応援を続けます。

 

コールドスプレー

 

オレ:足、痛いヒトぉ〜!?

 

有美ちゃん:!!はぁい!!(強く挙手)

 

オレ:そんなアナタに!!コールドスプレー!!熱い筋肉を冷やしましょう!!

 

と、有美ちゃんのナイスアシストでコールドスプレーに寄りやすくなり、

 

ランナーさんがひしめく結果に。

 

 

過酷な環境をランナーは走る


京都在住一級建築士ハッシー先生は今年も走っていました。

 

ちなみに3年前の京都マラソンにおいて、彼女のユーモア溢れる手作り雨ガッパの話はこちら。

 

www.rundietrunner.com

 

奈良マラソンを一緒に応援してくれたみっちゃん。

 


彼女が発した一言が、この日の京都マラソンの過酷さを言い表していました。

 

すごく、寒いんです!!

 

スタート前は、雨は降るだろうけど気温は下がらないのでは、と思われていたこの日。

 

その予想通り、午前中は、土砂降りになったり、雨脚が弱まったり、

 

雨は絶え間なく降りながらも蒸し暑く、寒さ対策のレインコートなど不要に思われていました。

 

でもお昼を過ぎ、1時を回ったあたりから空気が急速に冷え始めた印象です。

 

それは走っているランナーでさえ寒く感じる空気でした。

 

丸太町で応援していた際、救急車の音を2,3度聞きました。低体温症で運ばれたランナーさんかな、と思いました。

 

結局、雨は最後まで上がることはなく、後半は寒さがランナーの敵となる、過酷な環境下だったと思います。

 

それでも、3年前の京都マラソン2020で止まってしまったマラソン大会の時計は、ゆっくりとですが、再び動き始めたように思います。

 

戦い済んで

 

冷たい雨の中、走り続けるランナーさんたちを、

 

おかしな着ぐるみを着て応援していた我々です。

 

まあ誰に頼まれたわけでもなく、走れるわけでもなく、

 

ただランナーさんとの思いを共有したく、

 

ずぶ濡れで声を枯らした我々も、

 

京都マラソンの再開を心から待ち望んだ1人です。

 

 

昨日、京都を走られた皆さん、

 

大雨に濡れながら応援した皆さん、

 

本当に、お疲れ様でした。

大阪国際女子マラソン2023 ついに最強美人姉妹が参加!!…さらにレース後、ビックリするオチがッ!!

沿道を駆ける女神たち

 

昨日行われた大阪国際女子マラソン。

 

その参加資格は、

 

イ)マラソン 3時間7分以内
ロ)30km 2時間8分以内
ハ)ハーフマラソン 1時間25分以内
ニ)10km 36分以内

 

となっています。

 

つまり1kmを、平均で

 

マラソン 4分26秒
30km 4分16秒
ハーフマラソン 4分2秒
10km 3分36秒

 

で走る脚と心肺機能を持っていないと参加できないという、ものすごい大会です。

 

マラソンを経験したことがある人なら、これがどれだけすごい数字なのかはわかると思います。

 

プロでもない一般参加の女性たちなら、並々ならぬ努力をしないとこの条件をクリアできる脚と心肺を作り上げることなどできません。

 

そのため今回から、ホームページでも、一般参加のランナーさんのことを、

 

スーパー一般ランナー

 

と呼んでいたようですが、まさに言えて妙、というところでしょう。

 

昨日、大阪の街を疾走した女性たちは、まさに、

 

スーパーな脚と心肺機能を持った女神たちと言って差し支えないと思います。

 

そのため参加女性たちのフォームは、誰かれたがわず美しい。

 

鍛え上げたカラダを少し前方に倒し、

 

地面をタップするように、軽やかに叩く脚。

 

それはまるで宙に浮いているような走り方。

 

トップ選手は言うまでもなく、たとえ最後尾を走っているランナーでさえ、

 

羽衣を纏う天女が空を飛ぶように走り抜けていました。

 

どのランナーさんも、ただただ

 

美しい!!

 

としか言いようのない姿で走り抜けていました。

 

福島姉妹

 

やはりそんななかでも、昨日の一般ランナーの中で、ひときわ目を引いたのが、福島和可菜・舞姉妹だったのではないでしょうか。

 

www.instagram.com

 

姉の福島和可菜さんは芸能人で、

 

女性芸能人初のサブ3ランナー

 

の名の下、ランニング関係の番組などによく出演されています。

 

太陽のような笑顔が美しく、芸能人らしい、華のある女性。

 

よくNHKのランニング関連の番組に出ていて、ランコースなんかをレポートされていますが、

 

ときどき、美しい景観などにテンションが上がると、彼女自身が興奮して、全力で走ってしまって、

 

撮影機材をもって並走されてるスタッフをぶっちぎってしまっている様子があって。

 

そんな彼女のランニングレポートの番組が、僕はとても好きです。

 

彼女は確か、もう6年か7年か、それくらい前の大阪国際女子マラソンにもエントリーされていて、

 

あ!!今年は福島和可菜も走るんだ!!楽しみ!!

 

とワクワクしながら沿道で応援していたのですが、結局、彼女の姿はなく。

 

あとで調べたら、仕事の都合か何かで、直前で参加を取りやめになられていました。

 

その後も彼女が大阪を走ることはなく。

 

芸能人なら彼女しか参加資格がない大会だから、参加してほしいなぁ~

 

と思いながらも、毎年、その夢がかなうことはなく、少し残念な気持ちでいました。

 

そんな彼女が昨日、大阪を走ってくれたので、テンションが上がりました!!

 

そもそも僕は彼女はもう大阪国際女子を走らない人だと思っていたので、今年も走るとは思っていませんでした。

 

ところが、一緒に応援した友人の一人が、福島和可菜さんの妹・舞さんの大ファンで、

 

その友人が、

 

明日は舞ちゃんの応援にすべてをかける!!

 

と言っていたので、福島舞さんが参加されるのを知りました。

 

さらに、例のティラノの着ぐるみを着たコスギン女史から、

 

姉の和可菜さんも参加されるらしい

 

という話を聞き、僕のテンションは一気にマックス!!

 

沿道で、美女ふたりを探していました。

 

12時54分

 

キレッキレのフォームで、妹の舞さんがやってきました!!

 

 

薄い空色の上下のウエアが、透明感のある彼女の美貌によくマッチしていて。

 

ひときわ目を引くランナーさんでした!!

 

残念ながら往路の10㎞地点で姉の和可菜さんを見つけることはできませんでした。

 

14時46分

 

妹の舞さんが復路の35㎞地点に来ました!!

 

 

舞ちゃぁぁぁ~んッ!!

 

喉よ裂けよ、とばかりに叫んだ僕の声援に、

 

舞さんは笑顔(苦笑?)を向けて、手を振ってくれました。

 

もちろん全力疾走は一瞬も止まらず、

 

フォームはまさに、鋭利なナイフの切っ先のように、キレッキレの美しいフォームでした!!

 

14時51分

 

待ちに待った、福島和可菜さんがやってきました!!

 

 

テレビでよく見る、独特なフォーム。

 

長い脚をダイナミックに開き、

 

両腕も大きく振りながら、

 

全身を使って飛ぶように走る、彼女独特のフォーム。

 

ふ・く・し・ま・わ・か・な・ぁぁぁぁぁ~!!

 

と叫んだ僕に対し、妹さんと同じように手を振り、笑顔(苦笑?)を浮かべながら、

 

猛スピードで走り去っていかれました!!

 

こうしてランニング会の有名な美人姉妹が、

 

ついに大阪国際女子の道の上を走ってくれました!!

 

奇跡のエピローグ

 

こうして今年も大阪国際女子マラソンは幕を閉じました。

 

われわれ夫婦は、杭全の交差点上で、ともに応援していたコスギン女史と別れました。

 

というのも、ここから徒歩10分程度の場所に親せきが越してきていたので、挨拶がてら顔を見に行ったのでした。

 

そこで小1時間ほど時間を費やしたあと、

 

われわれ夫婦は東部市場駅に徒歩で行き、

 

JR天王寺駅で環状線に乗り換えました。

 

天王寺駅でしばらく停車していた電車。それほど混んでいません。

 

われわれの前の席は4人掛けになるよう、向かい合わせに組まれた座席。

 

出発直前までその4人掛け席は空席でした。

 

僕はスマホに目を落としていました。

 

ハッと気づくと、その4人掛けの席に、女性が2人、男性が1人、座っていました。

 

残念なことに僕はその3人が座る瞬間を見ていませんでした。

 

女性2人が僕とお方さまの前に座り、男性がその向かいの席に座られています。

 

つまり僕からは男性の顔は見えますが、女性は後頭部しか見えません。

 

僕は通路側に座っています。

 

前の席の窓側に座ってる女性は金髪。僕の側からは涼しげな瞳が見えました。かなりの美人です。

 

僕の前の女性の髪は、栗色で薄く朱色が混じっています。

 

2人の女性は仲が良く、小声で何かを話しています。

 

まさか…?

 

特に通路側、金髪の女性の涼しげな瞳が、

 

どう見ても福島舞さんのように見えて仕方ありません。

 

とすれば…

 

僕の前に座っているのは、もしかして、福島和可菜?

 

前の女性の足元を見ました。彼女のシューズは青色のHOKAでした。

 

僕は急いでさっき自分が撮影した福島和可菜の写真を見ます。

 

マラソン中に彼女が履いてたのもHOKAでした。ただし、白色。

 

もちろん、レース中と普段履きはちがうシューズに履き替えるハズ…。

 

福島和可菜のハスキーな声が聞こえれば間違いないんだけど、小声で話しをされてるので、声質がわからない。

 

と、すぐにわれわれが降りる鶴橋駅に着きました。

 

しかたなく僕はお方さまと席を立ち、

 

わざとらしく、前の席の横を出口へと向かい、

 

2人の女性を見ました。

 

そこに座っていたのは間違いなく、

 

福島和可菜・舞姉妹でした!!

 

心の声

顔、小いさッ!!

 

僕は思わず、

 

お、応援してました!!35㎞で!!す、スッゴク、良かったですッ!!

何が「良かった」んだ?(;'∀')

 

と緊張のあまり詰まりながらお2人に挨拶。

 

福島和可菜さんはあの太陽のような笑顔で、

 

アリガト~!!(^^)

 

と小さくパタパタと手を振ってくれました。

 

舞さんも手を振ってくれていました。

 

ああ!!座る瞬間に気づいてたら、ずうずうしく記念写真をおねがいしたのに!!

 

と唇をかみしめながらも、

 

最後の最後で、リアルの福島姉妹に会えて、

 

かなり得をした気分で帰路に就いたのでした。