批判が強かった去年の大阪マラソン
去年の大阪マラソンについては、
「食べるものがマッタクなかった!!」
というランナーからの怒りの声が噴出。
それは沿道にいた我々でさえ、ハッキリと実感できる状態でした。
その結果、ランネットにおける大阪マラソン2023の総合評価は、100点満点中
後半のランナーには食べ物が完全にゼロの状態だったようで。
強い憤り、怒りをその部分にぶつけていたランナーさんが多くいました。
今年は…
それに対して今年はどうだったかというと、
給食は、いっぱいあったようでした!!
昨日アップした記事にも書いた通り、
我々は念のため、多めの食料を買い込んで35㎞地点に向かいましたが、
お腹すいてるヒト~?!パンあるよ、チョコあるよぉ~?!
といくら叫んでも全くの無反応。
お腹イッパイで吐きそう…
とのランナーのつぶやきを聞いて、今年は食べ物はいっぱいあると知りました。
きのうの記事にも登場いただいた、東京から参加のきみちゃんがfacebookにあげた写真を、許可を得て使わせていただくと…。
バナナ。タップリあります。
「たこパティエ」だそうです。これもいっぱい!!
ミニクロワッサンも、在庫がタップリあるのが確認できます
大阪花ラング。こんないいお菓子も食べれたんだ、いいなぁ。
ブラックサンダーは、1ランク上の「至福のバター味」が大量に配られてたみたい
おいなりさんもたくさん!!
これはチャーシューだそうです。なんとお肉まで!!
上のチャーシューは、田中さんが目にしたものがラストだったそうです。
ちなみに彼は5時間半くらいでゴールされているので、その彼が食べれたということは食料はほぼ全員に行き渡っていると言っていいと思います。
ドライフルーツだそうです。フルーツってエイドで大人気なので、これイイですね!!
たこ焼きもたくさん!!
これ以外にもチョコレートやクッキーなど、たくさんの食料が豊富に提供されていたようです。
ただ雨だったので、個包装されていないたこ焼きやおいなりさんなど、食べ物が雨に濡れているようにも見えて、美味しさは??って感じはあります。
でも、食べ物がまったくなかった去年と比べると雲泥の差と言えるでしょう!!
今年の点数は…
それでは今年は、さぞいい点数になっているだろう!!と思ってランネットを見てみると…。
えっと、それほど良くないですよね??
今年の問題点
各ランナーのレポートを読むと、今年の問題点が分かってきました。
主にスタート前とゴール後の環境が悪すぎたようです。
女性は屋内で着替えができたようですが、男性は土の上に建てられたテントの中で着替えを強いられたようです。
しかも当日はかなりの雨。
地面の土は、ビチョビチョで、泥状にぬかるんでたようです。
さらに、荷物を預けてからスタートブロックまで徒歩で30分もかかったランナーもいて。
そのあたりがランナーに嫌われての低評価となった模様です。
雨の不運
当日は終日雨が降っていたため、屋外にテントを張った更衣室は足元がドロドロになり、ランナーを困らせたのでしょう。
またスタートブロックへの異動の道も、ゴール後、更衣室へ向かう道も、更衣室内も、
すべてがドロドロ。
もし当日、雨が降らず、地面が乾いた状態だったら、また評価も変わっていたかもしれません。
いずれにせよ運営側の雨対策が甘かったのは間違いないと思われますので、
ぜひ、次回は改善をよろしくお願いします!!
「涙腺弱子(るいせん・よわこ)」の声を聞け!!
きのうの記事にも登場してもらった涙腺弱子。
もちろんそれは僕が勝手につけた彼女のニックネーム。
だって僕の前に現れる彼女は、いつもほとんど号泣していたから。
奈良マラソンの35㎞地点に現れた彼女は、
僕たちと応援していた友人のむっちゃんの顔を見るなり号泣して、
「辛い…やめたい…」
って泣いていました。
奈良マラソン2019。
「辛い…やめたい…」親友の顔を見て号泣する涙腺弱子。
奈良マラソンはアップダウンが激しく、かなりしんどいコースです。
もちろん気力を振り絞り、彼女はゴールにたどり着きます。
辛い時は無理せず、「辛い」と口に出してネガティブな感情を外に吐き出し、
「やめたい」と泣くことでメンタルのバランスを整え、
一息ついて、また次の苦難に挑む。
彼女はきっと、そういう人。
その彼女が、大雨に濡れながら満面の笑みで僕たちの前に現れ、
「楽しい!!むちゃくちゃ楽しい!!」
第一声でそう叫びました。
大阪マラソン2024。満面の笑みで現れた涙腺弱子。
そしてその言葉こそ、あの日、あの道の上に流れていた、ランナーさんの思いそのものでした。
今年の大阪マラソンは、確かに課題もたくさん残したと思います。
でも、涙腺弱子の満面の笑みが、
涙腺弱子の魂の叫びが
大雨に濡れながら楽しげに走ったたくさんのランナーさん明るい表情が、
今回の大阪マラソンを象徴していたんだと思います。
走られた皆さん、お疲れさまでした。
ボランティアの皆さん、お疲れさまでした。
そして声を枯らして応援した同志たちよ、
来年もまた、あの道の上で会いましょう!!