走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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福知山マラソン2014 2年前の思い出

 

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「第24回福知山マラソン」は、「第15回全日本盲人マラソン選手権」でもありました。普通のマラソン大会でも盲人ランナーさんはいらっしゃいますが、福知山には特にたくさんの目の見えないランナーさんがいらっしゃいました。

 


伴走者さんと繋いだ、細い短いロープだけを頼りに、フルマラソンを走るなんて、さぞや大変だろう、といつも思っていました。伴走者さんも、細い隙間をすり抜けるような走りは出来ないし、技術がいるんだろうな、と思っていました。

 


今回、驚いたことは、伴走者さんのゼッケンに、

 


「盲、ろう」

 


と書かれたランナーが何名もいらっしゃったことです。

 


目も見えない、耳も聞こえない…

 


そんなランナーさんが、僕より速く走っています。

 


もう、速いとか遅いとか、どうでもいい。

 


いったい、あのランナーさんは、自らの意思をどのように伝えていらっしゃるのか。

 


今日は調子がいいからもう少し練習したい。

 


寒いからもう一枚、羽織りたい。

 


お腹が痛くなった、トイレに行きたい。

 


練習中であれ、大会中であれ、どれだけのご苦労があるでしょうか。

 


僕たちはトイレに行くのに、伴走者に伝える必要はありません。そもそも伴走者なんていません。

 

 

調子が良ければあと5km、練習距離を延ばせばいい。

 

 

悪けりゃ今すぐやめればいい。

 


なんと幸せなことだろう!

 


そう思うと、

 

 

やれタイムがよかったの悪かっただの、

 

 

ライバルに勝っただの負けただの、

 

 

途中で足が止まって屈辱のレースだっただの、

 

 

なんとしょーもないことだろう、と思いました。

 


五体満足で走らせてもらっている幸せを、当たり前だと思う傲慢を、盲人ランナーさんを見て思いました。

 

 

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30kmでカラダ中どこにもバネが残ってなくて、35kmすぎたら両足が痛くて痛くて!

 


でも…

 

 

痛くても走れる足があるなら、止まるわけにはいかないじゃないか。

 


前が見える目があるなら、先を見ないわけにはいかないじゃないか。

 


聞こえる耳があるなら、声援に応えないわけにはいかないじゃないか。

 


ラスト1km、坂の上にポツンとラン友のぼりが見えた時…

 


僕は涙が止まらなくなりました。

 


色んな思いが入り混じり、激しく嗚咽してしまいました。

 


福知山マラソンはたくさんのことを教えてくれた大会でした。素晴らしい大会でした。

 

 

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