みなさんこんにちは!お方さまの足まわり講座です!
「外反母趾」その3です。
外反母趾には、どんな靴を合わせたらいいの?
ということについて見ていきましょう!
前回、
外反母趾の方は二度とハイヒールがはけないのか?
と問題提起しました。
女性なら、お呼ばれのパーティなどで、ハイヒールを履かなければいけない場面など、きっとあるはずです。
しかし!ハイヒールが外反母趾の足には悪い靴である事実は変わりません。
そこで…
パーティ会場/それ以外で、
靴を履き替えましょう!
お方さまは、外反母趾ではありませんが、電車移動中は疲れにくいようにペッタンコな靴をはき、現場でハイヒールに履き替えています。
▼グレーのスカートの時は、こんな組み合わせ。
▼おしゃれドレスの時はこんな感じ。赤い袋が靴袋です。履かない方は靴袋に入れ、バッグの中に入れています。
▼スーツの時はこんな組み合わせ。
▼ハイヒールを履くと、やはり足元は綺麗に見えます。
▼ペタンコ靴は楽チンです。
この方法で、
ハイヒールを履く時間をなるべく短めにして、
足に負担がかからないようにしましょう!
外反母趾の足に、ハイヒールは悪影響しか及ぼさないのだから。
さて、ハイヒール問題はこれくらいにして、
外反母趾になってしまったら、どうすればいいの?
という問題について考察していきましょう。
お方さまが上級シューフィッターとして、いちばん言いたいことは…
足にあった靴を履きましょう!
ということです!
《 外反母趾に合った靴を見る、5つのポイント 》
①外羽根タイプのヒモ靴であるコト。
→甲まわりの調節が自由にできるから
②幅にあたる部分に縫い目がないコト。
→縫い目があると、その部分の革が伸びないから
③親指ラインがまっすぐであるコト。
→内側にカーブしたデザインだと、親指が外から押される。少しでも親指への圧力がかかりにくくするため
④かかと芯(カウンター)がしっかりとしているコト。
→土踏まずが落ちてくるので、しっかりしたかかと芯で抑えないと、足が内側に倒れた状態になるから
⑤きちんと返りがあるコト。
→靴が返らないと、靴の中で足だけが返っている。これが足指への負担となる
▼(参考。内羽根と外羽根の違い)
《 靴がフィットしているかを見る、4つのポイント 》
1) 幅まわりが程よくフィットしている。
→幅は、ゆるすぎても、きつすぎてもNG。ゆるすぎると足が滑って前に詰まる状態になる。
2) かかとまわりがきっちりフィットしている
→クルブシが当たっていたり、かかとのいちばん上が噛んでいる状態だと、靴擦れを起こしやすいので要注意。
3) 1cm以上の「捨て寸」(すてすん)が必要。
→指先から、前の空間が1cm以上必要。
4) 踏みつけ位置が合っている
→靴の曲がる位置と、足の曲がる位置が合っていないと、バランスが悪く、他の部分も合ってこない。
1)〜4)までは、素人では判別しにくいので、ぜひ、シューフィッターさんに相談しましょう。
最後に…
《 正しい靴を履く、6つの手順 》
を見ておきましょう!
「そんなコト、今さらぁ〜?」
と思われるでしょうが!
意外と、大人でも「靴べらの使い方を知らない」なんて人、多いんです!
❶ 靴ヒモは緩めて。靴べらを用意しましょう。
❷靴べらは、凹んでいる側にかかとを滑らせるように使います。
❸ 足のかかとを、靴のかかとに合わせます
❹ ヒモは奥から丁寧に、足の甲に合わせて締めていきます
❺ しっかりと結んで
❻ 直立し、強すぎないか/ゆるすぎないかを確認します
外反母趾の方は、特に靴がフィットしているかが、それ以上外反母趾を悪化させない大事な要素です。しっかりと靴を履くように心がけてください!!
それでは今日はこのへんで〜(╹◡╹)
次回は外反母趾の予防法などについて見ていきましょう!!