妻との結婚が決まってしばらく経ったころ。
妻の側の親戚が集う席に呼ばれたことがありました。
酒もはいったオッさんたちは、僕を呼んで、麗子との結婚が決まったことを、それはそれは喜んでくれました。
親戚A:ひろしクン!麗子と結婚きまったんやて?!おめでとう!
オレ:あ、ありがとうございます!
親戚A:これで麗子の「ステーキサラダ」が毎日くえるわけやな!!
オレ:…えっ?…「ステーキサラダ」…?
親戚B:そやそや!あの麗子の「ステーキサラダ」が毎日くえるって!!うらやましいなあ!!
オレ:なんですか?その「ステーキサラダ」って?
親戚A:ええっ?!知らんのかいな?!
親戚B:麗子の得意料理やがな!「ステーキサラダ」!!
親戚C:ワシら全員、あの料理に目がないんや!!
オレ:…いや、まだ作ってもらったことないですわ。
親戚A:ほんまかいな!!カネ取れる料理やで!!あの旨さは!
親戚B:ワシは麗子の「ステーキサラダ」やったら、2000円出すわ!!
親戚C:ワシは3,000円出せるで!!
親戚A:ほなワシは3,500円!!
オレ:そ、そんなに美味しいんですか?
親戚一同:うらやましいなぁ〜。「ステーキサラダ」が毎日くえるなんて〜
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あれから11年が経ちました。
僕はまだ、「ステーキサラダ」を食べたことがありません…
( ;∀;)