大阪で生まれましたが小3の時、奈良に引っ越しました。学校も遠く、坂道も多く、引っ越したばかりの頃は、奈良が嫌いでした。
自分も姉も独立し、両親はより駅に近いところに引っ越しました。そのため、帰省先はそだった家ではなく、今の両親の家。
なぜ、今まで思いつかなかったんだろう?今の両親の家から、育った家まで走ってみました(^^)
その道は、小学校への通学路。
あの頃、9歳の僕にとって、あんなに長かった坂道。延々と、終わらないんじゃないかと思うほど続いてた、あの坂道。
今日、本当に久しぶりに、自分の脚で登りました。
あっ、という間に、登れてしまいました。
あんなに短い坂やったんや。
よくザリガニを釣った溝は、コンクリートになってました。
石コロを投げ込んでた池は、埋め立てられて家が建っていました。
フナを釣ってた池の水があんなに澄んでいたなんて。
昔、住んでた家には、「森」という表札がかかっていました。
仰ぎ見た夕焼けは、大阪のそれより澄んでいるように見えました。
僕はこの場所が好きだったんだ。
ずっと、うすうす、気づいていたんだけどね。