みなさんこんにちは!お方さまの足まわり講座です。
今日は意外に知られていない
「靴の磨き方」
について簡単にご説明致しましょう。
こういうのって、むちゃくちゃマニアな世界に埋没している方もいらっしゃいますが、
大人でも靴べらの使い方をご存じない
って方もけっこういらっしゃるように、
靴の磨き方って、今さら聞けないし、って感じで、ご存じない方も多いんです。
「靴って、駅の売店で売ってる、アンメルツみたいなヤツでシューって磨くだけしかしたことない」
って方、多いです。
ブラッシングしてくださいっていうと、
「靴をブラッシングしたら傷つきませんか?」
と真顔で質問される方もたくさんいらっしゃいます。
そういった方のために、極めて初歩的な、靴の磨き方をご説明致しましょう!
準備段階 全ての作業は、利き手の人差し指の腹の部分で行います。
腹の部分に布をかぶせます。布も、マニアになればアレコレありますが、使い終わったTシャツで良いでしょう。
腹の部分にシワが無くなるように、後ろで2〜3しぼって、ピンと布が張るようにします。これで準備OK。
靴用のブラシは、馬毛と豚毛があります。馬毛は腰がなく、仕上げに使うものなので、初心者には不要です。豚毛ブラシをご用意ください。
用意するもの:クリーナー、栄養クリーム、補色クリーム、ブラシ、コバクレヨン。ブラシは、黒靴用と茶靴用と分けた方がbetter。使い込むと、毛先についたクリームの残滓で、急いでる時など、ブラッシングだけで軽く色がついてツヤが出ます。
クリーナーは【モーブレイ】の「ステインリムーバー」がオススメです。
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栄養クリームは【モーブレイ】の「アニリンカーフ」を使いましたが、「デリケートクリーム」でも良いでしょう。
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手順1 まず簡単にブラシで汚れを落とします。
手順2 クリーナーを指の腹の布につけ、汚れや以前のクリームを落とします。
手順3 栄養クリームをつけて、ざっと満遍なく塗り
手順4 ブラッシングでムラなく伸ばします
手順5 ここで終わっても可。補色はよほど色が落ちてきたとき以外、やる必要はない、と言います。だからこまめに以上の作業をしていたら、靴はけっこういい感じの状態に保たれています。
手順6 色を入れましょう。茶色の場合、靴の色とまったくイコールの色の茶色なんて売っていませんから、必ず現物を持って行って、近い色目を購入しましょう。
この靴の場合、つま先がかなり傷んでいるので、やや多めに色を入れます。
手順7 パーフォレーション(飾り穴)に靴墨が詰まりませんか?とかよく聞かれますが、気にしなくて良いです。詰まってもブラッシングで取れるし、取れなくてもやがて革が吸収します。
手順8 最後にコバ(写真部分)もコバクレヨンで補色したら…
出来上がり。左が磨いた分です。あんまり変わらないかな?(^◇^;)ゴメンナサイ。
備考:こいつはかかとがこんなにすり減っています。もう完全に替え時です。これはもう11年履いていて、ソールの全張り替え(オールソール)を2回行いました。今回はかかとだけ交換します。だからかかとは3回目になります。(製法によって、オールソールは1度しかできない靴もあります)
備考2:シューキーパーは、最低1組は必須です。木製のものを。今日、履き終わった靴に入れてください。今日の汗や雑菌を木が吸い取ってくれます。1日この状態で、明日になれば、明日はいてた靴にキーパーを移し替えてください。もちろん、足数分シューキーパーがあればベスト。写真のやつで1500円です。
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以上、簡単な靴磨きでした。いかがでしたでしょうか?
マニアになれば、革底のソールを磨いたり、ハイシャインと言って、つま先を鏡のようにピカピカにしたり、製法によってキーパーを変えるなんて当然、っていう世界もあります。
写真の靴は、グッドイヤーという製法で、基本は何度でも底の張り替えが可能です。力仕事が多かったのでボロボロになってしまっていますが、一生履き続けるつもりです。これ以上、傷を増やさないようにしたいです。