朝夕寒くなってまいりました。こんな季節になると思い出す、あるエピソードがあります。
あれはまだ小学校3年生の頃。友達の佐藤くんと下校中の話です。
佐藤くん、寒かったのでズボンのポケットに手を入れて歩いてました。それを見た僕は、
「あっ!ズボンのポケットに手ぇ入れて歩いたら、コケた時に危ないから、やったらアカンて先生がゆーてたで!」
と佐藤くんに言いました。すると佐藤くん、マジメな顔でこう言いました。
「違うねん!オレ、
『ポケットに手ぇ入れたまま、倒れて、パッとポケットから手ぇ出す選手権』
で優勝してん!」
…。
絶対ウソやん!絶対ウソやん!と、子どもながら思いましたが、
「ふーん」と言いました。明日も佐藤くんと下校するやろから、人間関係をこじらせたくなかったのです。
しかし衝撃的すぎるウソは、40年たった今でも覚えています…