みなさんこんにちは!お方さまの足まわり講座です。
オフィス勤務の女性の皆さんは、パンストを履かれている方が多いのではないでしょうか。
アメリカ映画なんかで、働く女性が靴を脱ぐシーンでも、あまりパンストを履いているのを見ることはないように思います。
つまり欧米女性はナマ足にパンプスを履いてるんですね。
それに対し、日本の社会では、「オフィスでナマ足はNG」「パンストは最低限のマナー」のような不文律が確かに存在します。
さてこのパンスト。脚を綺麗に見せる効果は確かにあるでしょうし、保温効果もあるので、ありがたい側面も多々あります。
ただ、問題点もいくつか。
靴ハカセはパンストとどう付き合っているのか、その秘密を明かしましょう。
パンストの問題点①・つま先が詰まっている
パンスト最大の問題点がこれです。
指が分かれていないので、五本指がつま先でぜんぶ詰まった格好になってしまいます。
さらに悪いことに、パンストには伸縮性があるため、つま先はより縮こまった状態になってしまっています。
最近ではランニングでも、五本指ソックスが主流。これは足指を五本すべて独立させて動かすことで、つかみ効果や踏ん張り力などが生まれ、様々な姿勢、動作、運動に対応できるからです。
また、五本指がすべて独立して動かせることで、リラックス効果も期待できます。
仕事中は、運動時ほどは足指のつかみや踏ん張りが必要な動作はあまりないかもしれませんが、それでも指は独立して動いた方が生物として正しい動きです。
足指が思うように動かないことは、疲労やストレスの原因にもなりかねません。
五本指パンストの存在
パンスト業界も、この現状を黙って見ているわけではありません。五本指パンストは商品として存在します。
この商品を履くと、確かに五本指は独立して動かせます。
これでつま先つまりの問題は解決したのでは?と思ってしまいますが…
それほど普及はしてませんよね、五本指パンスト。
実は、この五本指パンストでも拭い去れない問題点があるのです。それがパンストの問題点その②です。
パンストの問題点②・すべる
パンストの素材の特徴として、すべりやすさがあります。
このせいで、靴の中で足が前すべりを起こします。そうなると…
指が前に突っ込んでいく→指が押される→かかと回りに隙間が空く→脱げやすくなる→フィットしていない
パンスト着用の足でパンプスを履くと、サイズ合わせが本当に難しくなります。
また、パンストの前すべりは、外反母趾の原因にもなってしまう困ったポイントです。
そこで!
お方さま流・パンストの履き方
パンストのつま先を、ハサミで切っちゃいました!
こうすることで、問題点①の指の動き問題も、問題点②の前滑り問題も、あっさりと解決できてしまいました!
指の部分だけ露出している形ですので、五本指が独立して動きます。つかむ動きも、踏ん張る力も、動きは自由自在です。
足と靴との間に滑りやすいパンストがないので、すべる問題も解消。
パンストは、つま先部分をハサミでカットするだけで、一石二鳥の効果あります!
これぞお方さま流・パンストの履き方です。
コツは、あまり切りすぎず、指が写真くらいの程度で出るくらいに切ることだそうです。
お方さま流の問題点①・糖尿病患者さんはゼッタイNG!
でもこのやり方が絶対に正しいわけではありません。
まず糖尿病の方は絶対に真似しないでください!
糖尿病の患者さんは、足に傷を負ってはいけません。糖尿病による血行障害、神経障害のため、痛みを感じにくく、細菌に感染しやすいため、悪化しやすい傾向があります。
糖尿病患者さんは必ず靴下を履いて靴を履いてください。
糖尿病患者さんは、靴選びをする際も、医師に相談されることを強くお勧めします。
お方さま流の問題点②・靴ズレする可能性
①と同じなんですが、素足でパンプスを履いているのと同じ状況になるので、慣れていない日本人は、いわゆる「靴ズレ」を起こすことがあります。
糖尿病患者さんでなければそれほど深刻な怪我とは言えませんが(^_^;)
お方さま流の問題点③・パンプスを脱げない
仕事のあと、お座敷でちょっと一杯…
あるいは、他人のお家へお呼ばれ…
なんてシチュエーションの時に少し困ります(^_^;)
お方さま流の問題点④・匂いが気になる
ナマ足じか履きと同じことなので、足の匂いが気になるところ。
その場合は
ここでご紹介した方法でパンプスをケアしていただければよいでしょう。
お方さまは実際にこの履き方でけっこう快適に過ごしています。上の問題点がクリアできるようなら、一度、お試しになってはいかがでしょうか。