スタート直前、最も大事なトイレ問題についてはこの記事に書きました。
さあ、トイレ問題は片付きました。スタートまであとわずか。
もしあなたが初めてのフルマラソンなら、見るもの、聞くもの、すべてが初見!
予想外のランナーの多さに圧倒されるかもしれません。
「え?あのランナーが持ってるアレ、なに?あんなのあるの?オレ、持ってないけど?あんなの初めて見た!あれなかったら完走できないんじゃないの?!」
とか、他のランナーの持ち物が気になってしょうがないかもしれません。
ゲストランナーに来ている芸能人のトークに、夢見心地になっているかもしれません。
何ヶ月もの練習の成果が今から試される!その緊張で頭がいっぱいかもしれません。
そんな時ほど、いったん冷静になり、第三者の目で自分を見つめましょう。
今さら他人が持ってるラングッズに気を取られても仕方ありません。今あるグッズできっと乗り越えられるはずです。
落ち着いて、今のあなたで最高の走りができるよう、自分を再点検しましょう。
スタート直前、落ち着くための儀式
寒さ対策・100均レインコートを着よう
もちろん、スタート前が暑かったら、着る必要はありません。
この薄っぺらい、ビニールのレインコートが、こんなにも寒さをしのいでくれるのか!という新発見に驚くことでしょう。
こうして寒風から身を守りながら、落ち着きを取り戻しましょう。
スタート後、このレインコートは捨てるのがベターですが、道端に投げ捨てるなど、そんなマナー知らずな真似はやめましょう。スタート直後にゴミ箱がなかったら、最初の給水所で捨てましょう。
靴ヒモの状態を確かめよう
スタートした直後に、結んだはずの靴ヒモが想像以上にユルユルだったり、ヒモの余った部分が長すぎだったり、そんな事態に気付いてしまうことって、初心者にはありがちです。
実際、スタート前に、他人の足元を見ていると、
「あのヒモの状態で大丈夫かな…」
とこっちが不安になってしまうこともよくあります。
2013年の大阪マラソンの直前、トイレ待ちの行列の、僕の前に並んでたランナーさんの靴ヒモが、あまりに雑だったので、下の記事にも書いた、「ヒロシ・ノット」を教えてあげたら、たいそう喜ばれました。
スタート前の靴ヒモチェクは、焦る気持ちを落ち着かせる儀式として有効です。必ず行うようにしましょう。
ウォーミングアップ
ブロックで整列が完了したら、けっこう身動きが取れないくらいの人口密度になってしまいます。
ウォーミングアップなんてしたくてもできない。
まあ、われわれ初心者は、「最初の1kmくらいをウォーミングアップにする」くらいの気持ちで臨んだ方が、
素人丸出し!スタートダッシュ→5kmですぐバテる
の、ズブズブ素人の公式を回避できるので、1kmウォーミングアップの心算は大切です。
しかし、整列してからスタートまで、長くて1時間、短くても30分は、寒い冬の早朝でじっとしているのも辛いもの。
その場でできる、最も単純なウォーミングアップとしては、
「その場ジャンプ」
がオススメです。
その場ジャンプも、3分も続けるとけっこう体も温まってきます。場所も取らないので過密な人口密度の整列時でも行えます。
スタート30分前に1回、10分前に1回、くらい行えば、臨戦態勢は整うでしょう!