嬉しさ満開!ドクターランナー!の巻
女性だけ、約20,000人のランナーが名古屋の街を駆け抜けるこの大会。
マーケティング的にも、とてもよく考えられた大会だ。
前進の、名古屋国際女子マラソンを受けて、一般の女子ランナーも受け入れたこの大会。
東京マラソン、大阪マラソンとの明らかな差別化。女性だけに特化したフルマラソン。
完走メダルの代わりに、ティファニーのネックレス。
フィニッシャーズTシャツも、女性らしいウエストのくびれたオシャレなTシャツ。
大会当日も、トイレ問題など、女性の気になる部分に配慮し、女性の大会らしい、女性らしさに溢れた大会。
給水所などでも、紙コップを投げ捨てるマナー知らずなランナーなどいない。
応援していても、他の大会とは明らかに違う空気感がある。
もう一度、言おう。
20,000人の、美女だけが走るマラソン大会。
本当に、男性の姿は皆無なのか?
いや、違う。
ごく少数ながら、例外的に走っている、男性ランナーがいる。
「ドクター」のビブスをつけたランナー。
周囲のランナーにもしものことがあった場合に、対処できる資格を持ったランナーだ。
このドクターランナーのみ、男性が走ることが許されている。
もちろん、ドクターランナーは、どのマラソン大会にも一定数いる。
応援のひとつのコツとして、このドクターランナーに声をかける、という手がある。
ドクター、のビブスを見つけたら、
「ドクター!お願いしますよ!」
と声をかけるのだ。ドクターはたいていの場合、苦笑いしながら手を振る。するとその周囲のランナーも笑顔になり、空気が柔らかくなるのだ。
さて、名古屋ウィメンズ、20,000人の女性ランナーの中にわずかに紛れた男性=ドクターランナー。
その彼らに、
「ドクター!ドクター!」
と声をかけたら…
10人中、10人が、めっちゃ嬉しそうにニヤニヤ笑って手を振り返してくれました!
めっちゃ嬉しそうやんドクター!めっちゃ鼻の下伸びてるやん!!
と思って見ていました…(^◇^;)