妻:深海生物。
夫:え?
妻:深海生物が、大好きやわぁ〜。
夫:…。
妻:例えば、このぬいぐるみ。
夫:えっ。このぬいぐるみ、タコのぬいぐるみやろ?(タコのぬいぐるみがすでにおかしいけれども!)
妻:これタコちゃうで。
夫:ええ!ずーっと、タコのぬいぐるみやと思ってた!
妻:これの正式名称は、「メンダコ」。
夫:メン…ダコ…?
妻:深海1,000メートルに住むタコやねん。
夫:タコの仲間ではあるんや…
妻:足が長くなくて、短いねん。だからかわいいやろ?
夫:かわいいことあるかっ!
妻:正確には、足と足の間が水かきみたいになってるねん。
夫:知るかっ!
妻:メッタに売ってへんねんで!メンダコのぬいぐるみなんか!(と、大事そうに抱きしめる)
夫:っていうか、どこで買ったん?!深海生物のぬいぐるみなんか!
妻:グランフロント大阪。
夫:またえらい洒落たとこでまあ…
妻:グランフロント大阪の本屋さんで、「深海生物フェア」みたいなんやってて。そこで売っててん。
夫:なるほど…
妻:他にも、「シーラカンス」のぬいぐるみも売ってた。
夫:なるほど!シーラカンスのぬいぐるみの方がええんちゃうん?!
妻:それが…
夫:どうした?
妻:シーラカンスのぬいぐるみは、ぱっと見ぃ、「ただのサカナ」やってん。
夫:…。なる…。
妻:あと、「ダイオウイカ」ぬいぐるみもあったで!
夫:おお!それええやん!ダイオウイカ!!そっちの方がキングオブ深海生物っぽいがな!
妻:ダイオウイカは大きくて初めてダイオウイカ!!
夫:…え?
妻:ぬいぐるみサイズになったらただのイカにしか見えへんかったわ!
夫:…。御意。