ワラーチとは、走るためだけのサンダルではありません。
上級シューフィッターが推薦する、ふだん使いにも最適であり、かつ、足の筋肉や指をフル活用できる、足の健康促進に最適な履物です。
興味を持っていただいた方に、いいお知らせと悪いお知らせがあります。
まずは悪いお知らせから。
悪い知らせは…。
売っていない。
ワラーチ、とカテゴライズされた履物は、残念ながら売ってはいません。
ワラーチから派生したルナサンダルなら、最近はネット販売でも見受けられるようになりました。
そもそも山岳地帯で暮らす民族が古タイヤのゴムを切り抜き、3箇所に穴を開け、革ひもを通して足にくくりつけただけのサンダルです。
作り方は、こちらのサイトで詳細に紹介されています。
いい知らせは…
作るのは時間がかかりそう。自分にとっていいものか悪いものか、判断つきかねるものに、そんな時間をかけるのはちょっと…
とお悩みのあなたに。
入門編ワラーチの作り方
わずか10分で、200円でできます!!
・用意するもの
①ビーチサンダル(100均で購入)
②ゴム紐(100均で購入)
以上です。
・作り方
ビーチサンダルの左右の端に、ゴム紐をくくりつけます。写真のように、ネジネジするのが良いでしょう。
ゴム紐の両端を足首の前で括り付けると…。
出来上がり。
10分もかかりません。
普通の発想ならここで終わりますが…
ここで!!上級シューフィッターならではのワンポイント!!
トゥ・スプリングを作ります。
トゥ・スプリングとは、どんな靴にもある工夫です。皆さんがお持ちの靴を見てください。つま先の部分が、ほんの少し、ヘビが鎌首をもたげるみたいに、上に向いています。この部分がトゥ・スプリング。
これがないと、歩行時につま先が地面にぶつかり、つんのめってしまうのです。
ビーチサンダルは砂の上を歩く想定でできている履物、トゥ・スプリングなど不要です。でもこのワラーチはふだん履きを想定しています。
歩くたびにつんのめることを避けるため、トゥ・スプリングを作りましょう!!
ビーチサンダルの前方に写真のように線を入れて…
ハサミで切り取るだけ。
たったこれだけの手間で、歩行時のつんのめりも防ぐことができます。
さあ、これで入門編のワラーチができました。この夏、まずはこいつでお試しの上、気に入ったら本格的なやつを自作してはいかがでしょうか?
ぜひ、お試しあれ!!