カタカナの「ツ」はこうです。
しかし、まれに、こう書く人に出会います。
それは「シ」じゃん!!と思うのですが、違うのです。
「ツ」を「シ」と書く人にも、違いはある
「ツ」を「シ」と書いている人に対して、僕が聞き取り調査を行ったことがあります。
まさかの逆レクチャー
彼らは真剣に、「ツ」と「シ」の違いについて、こうレクチャーしてくれました。
「ツ」は…
「シ」は…
彼らが最もフォーカスしている部分は、右の「ノ」の部分、この部分を
「ツ」→上から下へ書く
「シ」→下から上に書く
これが両者の違いである、と主張されていました。
フォーカスすべきは「ノ」ではなく、「Ⅱ」である
そこで僕は、真顔で僕にそう主張する人に向かって、
「書いてしまえば『上から下』に書いたか『下から上』に書いたかわからないですよね?」
と優しく問いかけました。
するとその人は
「ぐぬぬぬ…」
と、やり込められたマンガの登場人物のような声をあげました。
「『ノ』を上から下へ、これはわかりました。正しい書き方です。でも、そこではなく、左の2本の線に着目しましょう。これを、横に2本、書くのではなく、
あなたのおへそに対して垂直に2本
書いて見ましょう」
30歳にして「ツ」開眼!!
その時、その人は30歳でした。
僕に言われた通りに書いて見て、しばらく自分が書いたその文字を見つめて…。
「ホンマや!!」
と叫び声をあげました。
もし、あなたが「ツ」と「シ」にお悩みなら、何かの参考になれば幸いです。