遅番の仕事が終われば、退勤時間が21時をゆうに回るお方さま。
昨夜はさらに時間が押して、会社を出たのが21時40分。
退勤が遅れそうだ、と連絡を受けていた僕は、職場までクルマでお方さまを迎えに行きました。
第1のボケ
車内の会話。
夫:晩ご飯、どうするの?何か買わなくていいの?
(お方さまはけっこうな偏食で、その時に自分が気に入っているものしか食べない。現在はトマトソースのスパゲティを自分で作ったのがお気に入り)
妻:大丈夫。
夫:コンビニ、寄らなくていいの?
妻:寄らなくていい。
夫:了解。
妻:…。
夫:…。
妻:あっ!!やっぱり寄って!!
夫:えっ?う、うん、いいけど…。
妻:よー考えたら、食べるもんも飲むもんも、いっさい無かったわ!!
第2のボケ
寄ったコンビニで、ママースパゲティとチューハイ、ビール、笹かまを購入したお方さま。
ひと足先に僕は運転席に戻り、お方さまの帰りを待っていました。
戻ってきたお方さま。
後部座席のドアを開け、コンビニの荷物を放り込んだあと、助手席に乗り込みます。
さあ、出発しよう!…
と思ったのですが…。
なぜか、車内灯が消えない。
夫:あれ?車内灯が消えないってどういうことやろ?
妻:あ!!後ろのドア、開けっぱなしやった!!
荷物を後部座席にほりこんで、後ろのドアを開けたまま助手席に座る奇人・お方さま!!
第3のボケ
そのコンビニの駐車場に、大型トラックが停まっていました。
しかし、エンジンはかかったまま。
夫:こんな感じで、エンジンかけたまま、コンビニに停まったり、レストランに停まったりしてるトラックってたまに見かけるよね。
妻:(いま買ったかっぱえびせんに夢中)そうか?
夫:あんな状態で、トラック、盗まれたりせえへんのかな?
妻:(かっぱえびせんムシャムシャ)盗まれへんよ!!カギかけてるんやから!!
夫:いやだから。エンジンかけっぱなしってことは、カギはかけてないってことなんじゃないの?
妻:…。…。ああ。そうか…。
夫:(あ…。人の言うこと、何にも聞いてないんだ…)
第4のボケ
そこから1kmほど行くとガソリンスタンド。週末はなぜか安くなる、知る人ぞ知る穴場。
妻:ガソリン入れとかないと。
夫:そやね!!日曜日は村岡に応援に行くしね。
(セルフ式のガソリンスタンド。1万円札を入れるお方さま。)
妻:どれだけ入れる?
夫:まだちょっと残ってるし、4,000円ぶんでいいかな。
妻:5,000円ぶん入ると思うで!!
夫:じゃあ5,000円ぶんで!!
(お方さま、パネルを操作し5,000円ぶんのボタンを押す。パネルの下からレシートが出てくる。
このスタンドは、そのレシートを離れたところにある「釣り銭用マシン」に挿入し釣り銭をもらう、と言うやり方。
ところがレシートを受け取ると、給油を僕に任せ、自分はさっさと助手席に乗り込むお方さま)
夫:…。お釣り、もらわなアカンのんちゃうん?
妻:…。えっ?
夫:お釣りやん。お釣り!!1万円札入れて、5千円ぶん給油してるねんで??!!
妻:…。…。…。…。…。あっ。うっかりしてた!!
夜22時のガソリンスタンド。小走りで離れたところにある釣り銭マシンにレシートを投入し、5,000円札のお釣りを機械から受け取るお方さま。
それを財布に入れるのに失敗し。
お札はひらひらと深夜のガソリンスタンドを舞う。
他のクルマに轢かれるんじゃないか、とハラハラしながら見守るオレ。
やっとお札を掴み、財布に入れるお方さま。
夫:頼むから。もうクルマに乗ってじっとしててくれ!!
半ギレ気味の夫に対し、お方さまはなぜ怒られるのかわからないので、不満げな顔でクルマに入っていったのでした…。
こうして、わずか1kmのドライブの間に4つもボケをかますお方さま。
明日は村岡の応援、クルマで約3時間の移動。
無事にすむんでしょうか…(^_^;)
(ちなみに、コンビニでスパゲティを買ったのに、帰宅したら気が変わって納豆うどんを食っていたことは秘密です!!)