大竹:(家族から)サボろうとしているヤツ、って思われてるんだねオレは。
三村:例えば?
大竹:…。いや「例えば」とかないし。
三村:でも前歴がないと…。
大竹:前歴ないんだ。サボってたことなんかないのに、サボろうとしていると思われがちなんだ。
三村:…。
大竹:じゃあ例えば仕事ね。奇跡的に早く帰ってきた(としよう)。
三村:うん。
大竹:当然、子供を迎えに行くよね。
三村:うん。
大竹:で、(オレが)買い物したりとか。部屋が汚かったらオモチャとか片付けたりとか。
三村:うん。
大竹:「今のうちに、お風呂の掃除、お願いします」とか(カミさんに指示される)。
三村:うん。
大竹:仕事場からずっと、立ちっぱなしじゃん。
三村:けっこうすごい(働く)お父さんだね。
大竹:(慌てて)そのあいだカミさんは当然、他のことをずっとやってますから!!
三村:…なに??突然フォローみたいに。
大竹:いやいや。
三村:わかるよ、カミさんがその間、ソファーに座ってテレビ見てたら「おっかねえ!!」って思うもん!!
大竹:「(オレが)一回、座ってもいいですか?」って言ったの。
三村:(笑)
大竹:
「(オレ)一回、座ってもいいかな?!」
「(カミさん)え??なんで??」
三村:(爆笑)
大竹:「いやホラホラ。仕事から帰ってきて、ずっと動きっぱなしで立ってるからぁ」
三村:一回、落ち着きたいよな。
大竹:落ち着きたい。でもそうなったら、「カミさんの名言」が出るよね。そこは。やっぱり。
三村:ほう。
大竹:「一回、座っても。休憩してもいいよね」って言ったら、
「家は、休憩するとこじゃないから」
三村:(愕然)
大竹:…ホォォォォウ!!!そうなんだ!!って、(誰かが言った)噂は聞いたことがあります!!
三村:噂ってなんだよ!!…じゃあいつ休憩すればいいんだよ?
大竹:「寝るとき」でしょうね。
三村:寝る時まで休憩しちゃダメなの?
大竹:「寝るとき」か「死ぬとき」。休憩は。それまでは動き続けるのが人間だ。