スーパーマンとバットマン
仮装率が低かった淀川市民マラソンですが、一番目立っていたのはこのおふた方ではないでしょうか!!
写真いいですか、と言うと、立ち止まってものすごく気軽に応じていただいたこのお二人!!
マラソンの方は、かなりゆっくり走られていて、たぶん、バットマンさんの方が足を痛めていたのでは、と思われます。
と言うのも、最終的に7時間かかった我々よりもずっと後ろにいたはずなんですが、最終関門の時間が迫ってきたとき、スーパーマンさんだけが後方から軽やかな足取りでわれわれ抜き去って行かれました。
そしてあっという間に見えなくなりました。
その時、マントが鮮やかに風に舞って、本当にスーパーマンが空を飛んでいるように見えました!!
お二人とも、「一針入魂」と書かれたタスキをされていたので、鍼灸院の先生なのかな?と思いました。
ともすれば単調な景色になりがちな河川敷マラソンに、素晴らしい刺激をくれたスーパーマンとバットマン、ありがとうございました!!
獣神サンダーライガー
突如、25km地点に現れた獣神サンダーライガーさん。
ちなみに上の会話は実際に僕とライガーさんの間で交わされた会話です。ノリの良いライガーでした。(ノリが悪けりゃこんなカッコしないやろけど(^_^;)
ライガーさんは応援に来てくれていたのでした。かなり完成度も高く、カッコよかったなあ〜。
「じゃあ行くね、ライガー!!」
と僕が言うと、普通のトーンに戻って、
「マジで、ガンバってくださいね!!」
と言ってくれた、心やさしきライガーさんでした!!
タモンさん
今や「鯛焼きウルトラマラニック」主催者でもあり、関西ランニング界では知らない人がいないくらいの有名人・タモンさん。
おそるべきその剛脚で、たぶん3時間15分程度で走破されてました(^_^;)
実は淀川の近くにお住いのタモンさん。レース後はご自宅にみんなを呼んで打ち上げをされていて、われわれも誘われていたものの、お方さまの体調問題であえなくキャンセル…。
タモンさん、その節はごめんね!!
一本下駄ランナー
一本下駄を履いてフルを走ってらっしゃる方がいました。
10時47分。追い抜く。
ゼッケンに「ぴいすらん」の文字。
一本下駄にピースランとなれば、この方が高繁さんの活動に共感されているランナーであることは一目瞭然。
世界五大陸4万キロをランニングで旅をし続け、平和を世界に広めようと活動されているアドベンチャーランナー・高繁勝彦さん。実は僕の当日のウェアも、ピースランTシャツ。胸の「RUN FOR TOMORROW」が目印。
ピースランつながりで一本下駄ランナーさんに声をかけました。
「どれくらいのタイムでゴールされるんですか?」
「7時間たっぷり使おうと思っています!!」
一本下駄を履いてフルマラソン。どんな人でもそれくらいはかかるんだろうな、と僕は思いました。
最初にすれ違ったのはまだスタートから6kmくらいの地点かな。われわれは彼をぶっちぎり、走り去って行きました。
しかしその6時間後。
ゴール目前のわれわれはもはや走れず、ずっと歩いていました。すると後方から…。
「『おっと』さん、『よめはん』さん!!ガンバって!!」
振り返ると…。
なんと、あの一本下駄ランナーさん!!一時はかなり引き離したはずの人に、ぶっちぎりで抜かれて行きました!!
16時39分。追い抜かれる(^_^;)
さすが、すごいランナーさんでした。あの履物で7時間、ずっと同じペースで走ることができる足腰を持っていらっしゃるのでした!!
Qちゃん
どうしてQちゃんがいるのだろう…。日本の顔とも言うべき彼女が、こんな地方の草マラソンに毎年来てくれているんだろう…。
Qちゃんはスタート地点でみんなを送り出すと…。
最後尾ランナーがスタート地点を出ると、ダッシュで最後尾から追いかけて来ました!!突然後ろからQちゃんが来た時は驚きました!!
とっさのことでこんな写真しか撮れず(^_^;)パノラマモードだったと思われます(^_^;)
さらに振り返ってハイタッチ。
この後、Qちゃんはスタート地点に戻ったと思われます。後方のランナーとはこうしてハイタッチできたけど、前方ランナーとはハイタッチできていないので、スタート=ゴール地点で速いランナーを待ち、ゴールして来た彼らとタッチしたはずです。
こうしてQちゃんは全ランナーとハイタッチをしてくれました!!
力をくれたヒーローたち!!
こんな吹きっさらしの河川敷まで来てくれて、僕たちの声援を送ってくれた、我が友よ!!
ありがとう、名もなきヒーローたちの名を、ここに刻もう!!
PB更新の友は、体重109kg→67kg
雨の日以外、毎日毎日、仕事終わりの帰宅ラン10kmを欠かさなかった友は、体重が半分近くまで落ち、体脂肪はヒト桁台の9.2%まで落ちて…。
PBを大幅に更新、3時間30分1秒で走破されました。
まさに継続は力。見習います!!
運営のみなさん
何と言っても本当のヒーローたちは、一生懸命、運営してくださった皆さんです!!
きのう書いたこのブログ、けっこう共感してくださる方が多く。
「某マラソン大会、最後尾のあたしたちには何一つ、食べるものがなかった」
「あのマラソン大会では、紙コップがなくて水を手で受けて飲んだ」
「あっちのマラソン大会では、水さえもなかった!!」
遅ランナーは多かれ少なかれ、そんな経験をしているのです。
もちろん、大変な作業をしてエイドに食べ物や水を持って来ていただいてるのはよくわかりますが、口にできなければ遅ランナーは走れない。
でも遅い自分たちが悪い、と言う意識も働き、声が挙げにくい状況でもあります。
実はこの淀川市民マラソンも、そう言う苦い思い出もあるみたいで。
上でご紹介した3時間30分で走破したランナーさんのお父さんが、ずっと前の淀川市民マラソンを走られたときには、後半のエイドには水がまったくなかったそうです。
ゴール付近の自動販売機、コンビニなどから水やジュースがまったくなくなっていたらしいです。ゴールしたランナーが買っていたのです。
そんな経験を生かして…。
ゴール1km手前、最終エイド。
16時30分、制限時間30分前。水もスポドリも、たくさんあります。
それどころか、7時間もかかっているダメランナーに、声を枯らして声援を送ってくれています。
ありがとう、淀川市民マラソン。
地獄を見たけど、楽しかった!!