大阪マラソンでは、こはぜ屋さんは大人気でした!!
奥様の手作りのこはぜ屋ハッピ、布代のみ800円!!足元はリアル陸王・「無敵」
こはぜ屋ハッピにVFFランナー!!
こちらは明らかに経理の玄さんですね!!
大阪マラソンで大人気のこはぜ屋さん。
でもドラマでは、天国のあと地獄に突き落とされます。
天国:ニューイヤー駅伝の快勝!!
2018年元旦。物語はすでに未来の話になってしまいました。
ダメ役・宇野けんたろうがかわいそう!!
また宇野けんたろう演じる立原がダメ役。
エースとか言われながら、4区で失速、泣きそうな顔芸を見せてくれて8位にまで後退!!
第4話の選抜レースで茂木に抜かれそうな場面での、情けない顔芸が好評だったせいか、今回もダメ役が回って来ました!!
いつも彼ばかりでかわいそう。たまにはいい役回りをやらせてあげて〜!!
毛塚の悪役化が止まらない!!
今までは、茂木の握手を拒否したり、茂木との対談を断ったり、遠回しに「茂木ギライ」をアピールして来た毛塚が、ついに茂木に直接、イヤァ〜なセリフを言います。
陸王を履いている茂木に、自分のRⅡを見せて、
「勝つ気、アンの?」
とイヤミたっぷりにいう毛塚。
今や陸上界のヒーローなのに、なぜこれほど茂木に固執するのか?
彼の秘めた実力を、逆に恐れているのかもしれませんね!!
寡黙で礼節を尊ぶ茂木!!日本人のかがみ
そんな毛塚の挑発にも乗らず、無言でその場をさる茂木。
外に出ると、宮沢たちが「茂木!!がんばれ!!」の声援を耳にし、深々とお辞儀をする茂木。
スタートラインでの巨大横断幕に微笑み、頷く茂木。
近っ!!
陸王を履いた茂木は驚異の4人抜き、毛塚に迫ります。そして毛塚を風除けにして背後を走り、ラスト1km、強い横風をきらい毛塚の集中が一瞬、途切れたところで彼を一気に抜き去ります!!
わかっちゃいるけど!!力が入って茂木を応援してしまいます!!
毛塚のイヤミ、というネタ振りがあればあるほど、毛塚を抜いた時の爽快感が強いですね〜〜!!
陸王と関係ない、引退男の意地
そしてこれを単に茂木の下克上物語、で終わらせないところがこの物語のいいところで!!
陸王と全然関係ない、平瀬の最後の走りを最後に持ってくることで、茂木と陸王の物語以上の盛り上がりを演出します!!
日本人はこんな物語が大好き!!最後の試合で、自分の限界を超えた力を出し切る物語!!
ずっと、伏線として平瀬が引退を考えているってネタ振りが前々からあったので、こちらとしてもその覚悟ができていて。
それだけに、自分のことのように平瀬の引退にかける思いを共有できて。
朴訥として、あまり感情の起伏を見せない彼が、引退を前に、最後の力を振り絞る姿に、日本人なら誰もが心を打たれます!!
また、城戸監督。選手を思うあまり、当初は茂木と宮沢を合わせなくしていて、悪役的役回りだった彼が、平瀬の魂の走りに熱くなり、男泣きに泣きながら平瀬を応援する姿に、見る側はもう釘付けです!!
大橋もそうですが、悪役だと思ってたやつが、実はいいやつだった的な演出って、そんな古い手に引っかかるか!!って思うんだけど!!
心打たれるものがありますね!!
こうしてダイワ食品は2位に食い込み、茂木VS毛塚、陸王VSRⅡの戦いは茂木が勝利するにもかかわらず…。
地獄:キム兄ぃの裏切り!!
アッパー素材を提供してくれているタチバナラッセルの社長を演じるキム兄ぃ。創立わずか3年のベンチャー企業に迫る、アトランティスの魔の手。
橘社長はこはぜ屋への忠義心からアトランティスの申し出を断ろうとしますが、こはぜ屋の100倍の取引を約束する、と言われてアトランティスを選んでしまう…。
こはぜ屋とタチバナラッセルとの取引高も知らずに、迂闊に100倍の取引しまっせ、と明言する部長って…。
しかも、それが何年続くかとか詳細は語らず、それに乗ってしまう社長って…。
アホばっかりか!!
なんて現実的な視点で見るのはやめましょう。ドラマなんだから。
進む大橋の「いいヤツ」化
しれっと宮沢社長にその情報を流す大橋。あれだけイヤなヤツだった大橋の、「いいヤツ」化が止まらない!!
苦渋の橘社長
宮沢は橘社長と直談判するも、社長の意思は変わりません。確かに100倍もお金が入ってくる取引があるなら、それを選ぶのは当たり前。
「裏切ることはしたくなかったが、社員や家族を養わなければならない」
という橘社長の言葉に、理解を示す宮沢。
しかし、理解はできるが
「ウチにとっては大迷惑だ、許しがたい裏切り行為だ!!」
と、断罪するも…。
のこのこ出てくるアトランティス悪役コンビのムカつくことムカつくこと!!
「大企業のなんたるかをあなたにどうこう言われる筋合いなどない!!」
高級スーツに身を包んだ一流企業の部長と、ハッピをきた足袋屋の社長。
高圧的な小原の態度に対し、終始、タチバナラッセルの将来を案じる発言をする宮沢に、人間としての格の違いを感じる橘社長。
えっ?!もしかしてキム兄ぃ、前言撤回する??
「やっぱりこはぜ屋さんとの取引を続けます!!」
って、急に言いだすんと違う??!!
と思う視聴者の願いもむなしく…。
「心変わりせえへんのかーーい!!」
なラスト…。
苦渋感が強調され、橘社長への憎しみは湧かず、一方的にアトランティス憎し!!の思いがつのりました!!
初めての、悔し泣きラスト
役所広司の泣き笑い(嬉し泣きのことね)か、「〜はやめていただきたい!!」と喝破するか、の2パターンだった終わり方に、ついに「悔し泣き」という新パターンが追加されました。
アトランティスには強がった宮沢社長ですが、4月から陸王のアッパー素材のめどが立たなくなってしまうという絶望的状況と、アトランティスとタチバナラッセルへの複雑な思いが、悔し泣きとなって現れてしまいます…。
(っていうか、今は何月なの?年が明けて、陸王が発売してしばらく経った…という時間経過はあったけど、最低でも2月にはなってるでしょ?3月までって、いきなりすぎでしょ?!)
大地の信頼度の向上!!
この6話全体にわたって、大地が俄然、頼もしく成長しています。最後は、泣きじゃくる父親をなだめながら、
「アッパー素材は俺が見つける!!」
とまで断言!!
社長より社長らしいやん!!って感じにまで成長しています。
それが、この絶望的ラストに見える、唯一の希望の光なのでした!!
今週の、お方さまの「余計なヒトコト」