われわれには、和歌山・白浜に親戚がいて、しばしば泊まりに行きます。
ここへの旅で最大の楽しみのひとつが、「食道園」という焼肉屋さんと、「品品香(ぴんぴんしゃん)」という中華料理屋やさん。
どちらも、白浜周辺にあるのですが、大阪では食べられない美味しいお店。
ところが…。
お方さまには持病があって。
胆嚢に、CTにもうつらない程度に小さい石があって、それがときどき、痛むのです。
それはそれは、七転八倒な痛みで。
それが出たら、しばらくはお粥と豆腐ていどしか食べられません。
もし脂ぎったものを食べたら、収まりかかった痛みが再び湧き上がってくるからです。
さて、この旅の初日に、その痛みが出たお方さま。
中華も、ましてやお肉など、食べられません。
ビールは飲めるので、ナギサビールには行きました。
昨日、熊野古道の小辺路にチャレンジした際には、めはり寿司だけを食べました。
めはり寿司というのは、高菜の葉でごはんを包んだお寿司です。
夜は、スーパーで買ってきたお豆腐や白菜で簡単なお鍋をして食べていました。
月曜日の夜に痛みが出て。
火曜日、水曜日はそうしていました。
そして今朝。
「もしきょうのお昼までに痛みがもう出なかったら…。中華料理、食べたい!!」
えー…。
いつもは痛みがでたら1週間は食べ物に注意するのに…。
「やめとけば?痛くなったらイヤやん!!」
「もう大丈夫!!と、思う」
「オレは、中華も焼肉も行けなくてもいいよ」
「あたしは、食べたい!!」
僕の方が食への執念があると思っている人も多いと思いますが…。
お方さまの執念に比べれば、僕の執念など屁ぇみたいなもので。
結局、今夜は…。
が、
こんなことになっていました…(;・∀・)
明日は焼肉に行く、と息巻いています。
七転八倒の痛みの恐怖すらはねのける、お方さまの、恐るべき「食」への執念…。