熊野古道・小辺路に挑んだわれわれ夫婦ですが、ナメていたためあえなく目的地に着くことなく引き返して来ました。
実はこの数日前から、お方さまが持病の腹痛を訴えていまして。
この小辺路アタックでは、めはり寿司だけは食べることができる、ということで、スタート前から熊野本宮前にある「めはり本舗 三軒茶屋」さんでめはり寿司を購入、途中で食べるポイントを探していたのでした。
ところが、小辺路は本格的なトレイルが続き、急斜面が多く。
何箇所か、ベンチなどもありましたが。
上の記事でもご紹介した、動物の骨が落ちていたり、
道の真ん中に、明らかに動物の「フン」が落ちていたり。(ヒトの小指くらいの大きさでしたので、たぶん、サルのフンでしょうけど…)
トレイル上でわれわれ夫婦は、けっこう、ビビっていたのでした!!
「お昼をトレイル上で食べて、野生動物がやって来た場合、コワイ!!」
互いに口には出さずとも、そういう思いでいたことは事実です!!
そういうわけで、大自然に抱かれながらお昼を食べることはできず…。
下山後、川のそばででも食べようか、と話しながら、空腹は非常時に用意したスポーツようかんを食べてごまかしていました。
空腹を抱えながら進むトレイル。どこか、哀愁がありますね…。
下山したのは12時26分。登る脚は遅かったけど、下る脚はけっこう速かったです(^_^;)
この川に降りて、お昼を食べようか、と思っていましたが…。
こんな看板を発見し、再びビビって断念!!
たどり着いたのは「道の駅・ほんぐう」さん。
お店の裏には広大な広場があって、山々の絶景が見渡せます。
ここのベンチでお昼にすることにしました。
炊き込みご飯を、味付きの高菜で巻いた「めはり寿司」。とても美味しく、われわれ夫婦の大好物です。
美しい風景を愛でながらのご飯はとても美味しく。
ふと見ると…。
一羽の白い小鳥が、約10メートルほど離れた地面には根を下ろし、じっとわれわれを見つめていました。
上空では数羽のトンビも舞っていましたが、トンビはいつの間にかいなくなっていました。
あまり、気にせずに食べていましたが…。
食べ終わり、ゴミはきちんと袋にしまって、ベンチを立ち。
道の駅のゴミ箱に、ゴミを捨てようかな、と、店舗に入ろうとしたら…。
先ほどの白い小鳥が、ずっとわれわれを監視していたことに気づきました!!
われわれがベンチを立って、店舗内に入る時、何気なく見たら…。
ん??
拡大して見ると…。
われわれが席を立ち、ある程度、離れたのを確認した小鳥は、即座にそのベンチへと向かい、ご飯粒などが落ちていないかパトロールしていたのでした!!
なぜ小鳥がずっとこっちを見ているのか、まったくピンと来ていなかったので、ベンチ周りはご飯粒ひとつ落とさないように気をつけていました。
小鳥くんには悪いことをしたかなあ〜。
それにしても、利口な小鳥。
ちゃんと人間がいなくなり、危険がなくなったことを確認してからベンチに急行するとは。
次、行くときは、ご飯粒くらいは置いておこうかな…。
小辺路リベンジは必ず行くから、また会おう!!小鳥くん!!