走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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名古屋ウィメンズマラソン2018外伝2:心、折れしランナーたちを蘇生させた言葉!!

 

先日行われた名古屋ウィメンズマラソンは、制限時間は7時間

 

7時間の長丁場となるマラソン大会の場合、その応援には4つの段階が存在します。

 

第1段階:トップランナー〜3時間ランナー

 

これは、いわば超人的なレベルのランナーです。練習次第で誰でもなれるってわけではなく。

 

才能の存在を感じずにはいられないランナーたちです。

 

このランナーが走っている段階では、応援者は声をかけながらも、彼らのフォームを見て研究したり勉強したりする段階です。

 

第2段階:3時間過ぎランナー〜4時間ランナー

 

この段階のランナーもじゅうぶん速いランナーではありますが、こちらの声援にも応えてくれる段階になります。

 

もちろんフォームは美しいので応援者は勉強の対象にもなりますが、応援のベクトルは双方向となり、応援者とランナーの間に意識の流れが生じます。

 

第3段階:5時間ランナー以降

 

この段階になるとランナーは積極的に応援者と触れ合ってくれます。立ち止まっての写真撮影は言うに及ばず。

 

応援者が差し出す飲み物や食べ物を必要として、応援者がランナーに物理的に力を貸す場面が出てくる段階です。

 

第4段階:最終ランナー

 

関門までの時間がギリギリになりつつあるランナー。ここまでくると下手にエイドに寄っていると時間切れになる可能性もあり、エイド側としては難しい段階。物理的応援よりも、精神的な応援が必要。

 

段階ごとに変わる応援の趣旨

 

マラソンの応援でいちばん楽しいのが第3段階であることは想像に難くないと思います。

 

友人ランナーは言うに及ばず、見知らぬランナーでさえ立ち寄ってくれて話をしたり、差し出した食べ物や飲み物を喜んでくれたり、「◯◯マラソンでも見ました!!」など、予想外のやりとりに発展したり。

 

そして最も難しいのが…。

 

第4段階です。

 

応援者としては、ここから直近の関門が

 

どこで

 

あと何分でそれが閉まるか

 

を把握しておかなければなりません。

 

そして、目の前を走っている/歩いているランナーはその関門を越えられるのか越えられないのか、越えるにはどうしたらいいのか、を教えてあげなければなりません。

 

朦朧としているランナーには、もうそんなこと考えられないのですから。

 

また、逆に、絶対にもう間に合わないランナーにはあえて教えず、

 

「ナイスラン、マイペースで行きましょう!!」

 

と、ここまでの健闘をたたえてあげるくらいの掛け声にしておくのが良いでしょう。

 

新メンバーの活躍!!

 

さて、今回のわれわれの応援団には、新しいメンバーが加わってくれて。

 

1人は有美さん。篠山でも応援してくれた、カメラが得意な女性。

 

もう1人は有美さんのお友達の玲子さん。去年のウィメンズをランナーとして走って、われわれのエイドに寄っていただいたらしく。その縁もあってわれわれと合流したい、と申し出てくださったのでした。

 

名古屋の応援は難しい

 

さて、名古屋の36km地点の応援は、ランナーと応援者との間に 約4メートルもの緊急車両用通路があるので応援が難しいのですが。

 

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この距離を隔てて、疲れたランナーがエイドに寄りやすくするために考え出されたのが、この「おいで!!おいで!!作戦」。別名「一本釣り作戦」

www.rundietrunner.com

 

簡単に説明しますと、

 

「エアサロあるよ〜〜!!」

 

といくら声をかけても、羞恥心が邪魔をしてエイドに寄れない…。

 

でもエアサロ欲しい…。

 

そんなランナーはたいてい、

 

「チラッ。」

 

とこちらを見ます。

 

その視線を捉えて、

 

「そこの!!黄色いTシャツの!!こっちにおいで!!エアサロでス〜っとしよし!!」

 

 

と一本釣り的に声をかけるのです。

 

そうすると意外にランナーとしては寄りやすい状況になり、たいてい寄ってくれます。

 

そして今回は、有美さんや奥村さんがこの一本釣りに協力してくれて。彼女たちにかかると、

 

「そこの!!そこの赤いヒラヒラの彼女!!可愛いよ〜〜!!こっちおいで〜〜!!」

 

といった感じで、エアサロやフルーツに反応しようがしまいが、とにかく目についたランナーを片っ端から一本釣りする、という形になっていました(^_^;)

 

彼女たちの混じりっけのない、純粋にランナーの力になってあげたい、というニュアンスがランナーたちにも伝わり。

 

去年よりもたくさんのランナーさんがわれわれのエイドに立ち寄ってくれました!!

 

エアサロ希望者殺到時、時間短縮のため二丁拳銃で両のふくらはぎに同時でスプレーするお方さま。(撮影:柳澤有美)

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ドーム コールドスプレー 480ml

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こうして第3段階のランナーたちの応援は、有美さん、玲子さんの協力もあり大成功。

 

そして…。

 

第4段階のランナーを助けた、レイ・ユミコンビの言葉

 

次の関門まで2.6km、残り時間は25分

 

もはやランナーたちはヘロヘロで。

 

4メートル離れたこのエイドにすら寄る元気などなく。

 

時間切れのゴングを待っているだけ、といった様相。

 

そんな時に!

 

有美さんが叫びました!!

 

「ティファニーもらおう!!ここまできたら、ティファニーもらおう!!」

 

いうまでもなく、名古屋ウィメンズマラソンの完走メダルは、ティファニーのネックレス!!

 

ティファニーが、完走さえすれば手にはいる!!

 

彼女のこの一言は、そのことをランナーたちに思い出させました。

 

(名古屋ウィメンズマラソンHPより)

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ハッ!!と目が覚めたようなランナーも多く!!

 

再び、その足に力が入るのがわかりました!!

 

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我が妻・お方さまはティファニーとかそういうものには頓着しないタイプなので、そのあたりの微妙な女性心理を汲み取ることができず。

 

有美さんたちによるナイスフォローで、女性ランナーのイグニションが再度、点火するするのがわかりました!!