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ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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「海月姫」最終回:みんなでカレーを食べてたシーンで、スタッフ、キャストの皆さんの「この時間が、永遠に続けばいいのに」というつぶやきが聞こえてきそうな、素晴らしい最終回でした。ぜひ、スペシャルで、「月海と蔵之介」「修と稲荷翔子」「千絵子さんと目白先生」「ばんばさんと花森」「ジジ様と佐々木」「カイとファヨン」の恋物語の続きを見たい。そして、まややにも運命の恋人を見つけてあげて!!

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昔々、あるところに、小さなお城がありました。

 

お城にはちょっと変わった女の子たちが、楽しく暮らしておりました。

 

しかしある日、それはそれは美しいお姫様がやってきて。

 

女の子たちを外の世界に連れ出そうと頑張りました。

 

お城を守るためには、強く、美しくならなきゃダメなんだ。

 

最初は嫌がってた女の子たちも、少しずつ、少しずつ、強く美しく変わっていきました。

 

 

千絵子さん:これ、また月海が台本書いたの?

 

月海:はい!

 

ジジ様:われわれ、尼〜ずの物語ですね…。

 

月海:はい!

 

ばんばさん:ワシたちのか…。

 

 

 

 

 

第8話は起承転結の「転」部分にあたり、やむないとはいえ、物語のトーンが大きく変わって、続く第9話も、ややそれに引きずられていましたが…。

 

最終回は、一気に、初期の頃のトーンに戻ってくれて!!

 

全ての伏線を丁寧に拾い集めながら…。

 

笑いながら泣いた素晴らしい最終回になりました!!

 

さよなら、尼〜ずの、その後…

 

天水館に別れを告げた第9話の後…。

 

尼〜ずは全員で、同じ漫画喫茶で寝泊まりしていたわけで。

 

 

クラゲのクララの飼育を託された蔵之介は、飼育セットが残された天水館へと向かいます。

 

稲荷翔子と佐々木

 

この2人を最後まで丁寧に扱ってくれたことが妙に嬉しく!!

 

第一部の頃は悪役的立場でありながら、特に後半になりキャラが立ってきた稲荷翔子は、脇役で、しかも尼〜ずでは無いのに、最後までブレずにその世界観を貫き通しましたね!!

 

泉里香、あっぱれでした!!

 

漫画喫茶の廊下での尼〜ず鍋

 

第9話でばんばさんが、「尼〜ずの最後の晩餐だ!!」とか言ってたくせに、ネットカフェの廊下でコンロを広げて鍋を食べている尼〜ずの生命力に笑わされます。

 

よく見ると、千絵子さんの背後に、廊下を通ろうとして鍋をやってる尼〜ずに驚くオタク風男性がチラッと映り…。

 

この辺りも演出の細かさが見て取れますね(^_^;)

 

蔵之介の決意

 

1からファンションの勉強をするため、ジェリーフィッシュの解散を宣言する蔵之介。

 

もうとっくにみんなはそのつもりだったのかもしれないけど…。一応、ちゃんとしたくて。(解散の宣言をした)

 

 

という蔵之介に対し、真っ先にジェリーフィッシュへの思いを口にしたのは、いつも不満を口にしていたばんばさんで。

 

ばんばさん:そんなことない!!楽しかった、みんなとの共同作業…。

 

〝キューブ〟で月海が思いついた、「作りたい服」

 

月海:だったら、最後にまた、ショーをやりませんか??!!

 

千絵子さん:ショー?

 

月海:(スケッチブックを取り出し)みなさんで、これを作れませんかね?

 

蔵子:なに?このデザイン。

 

月海:尼〜ずの皆さんがきたいと思う服を作って見たい、と思ってたんです。

 

ここでも、最初に賛同の意を発するのはばんばさんで!!

 

ばんばさん:それ、いいな!!

 

まやや:仕方あるまい!!最後に一度だけ、付き合ってやろう!!

 

ジジ様:あたしも。やります。

 

千絵子さん:いいじゃない!ジェリーフィッシュ最後のドレスがこれって!

 

月海:蔵之介さんは?

 

蔵子:やるに決まってるだろ。オレたちの卒業制作だ!!

 

月海:はいっ!

 

第5話で、天水館を舞台に行った、あのファッションショー。思えば、いろんな衝突もあったけど、あのショーこそが、尼〜ずとして最も幸せであった瞬間で。

 

誰もが、最後にもう一度、あの幸せを経験したい、と願ったのでしょう。

 

あれっ…。なぜクララが天水館に…。

 

前のシーンで、鯉淵家において慶一郎がクララと思しきクラゲに餌をあげているシーンがあって。

 

てっきり、クララは鯉淵家に引き取られたと思っていたんですが…。

 

なぜか、戻ってきた天水館にクララの水槽があって…。

 

あのシーンだけ、ちょっと「??」なシーンでした…(^_^;)

 

月海の士気を高めるための蔵之介の策略か

 

画面では、何度確認しても映っていませんでしたが、おそらくあれは、

 

第1話でクララを購入した際、袋に入れてクララを持ち帰った時のように、蔵之介が鯉淵家から再度、クララを持ち出し、天水館においたままになっていた水槽に入れて、皆の(特に月海の)士気を高めようとしたのだろう、というのが僕の解釈です!!

 

テーマは「変態」!!

 

クラゲは一生のうちに何度も形を変えることをテーマに、「メタモルフォーゼ」と題したショーにすることに決めます

 

プロポーズの返事を

 

月海:作業を始める前に、ちゃんと、弟さんとお話をしておかねば、と思いまして…。

 

月海は最後まで、修のことを「弟さん」と呼んでいます。

 

月海にとって、視点は常に蔵之介が中心で。

 

彼から見た人間関係で話しています。

 

月海は修の凛々しい外観が、彼女の好きなクラゲに似ていることで彼に憧れを抱いていますが。

 

それはスカーレット・オハラがアシュレーに抱いていたような憧れであり。

 

本当の愛ではないことに、徐々に気づいてたのではないかと思われます。

 

月海:わたし、まだ何もやれてないんです。もちろん、わたしだけじゃ何もできないんですけど。でも、今、作りたいものがあるんです。

 

修:…。兄貴と?

 

月海:あっ…。はいっ!

 

修:そう…ですか…。

 

月海:ですから、やはり今は…。こういったものは…。

 

(修からもらった指輪を返す)

 

修:(大きく深呼吸。そして、得心したように、笑顔になる)

 

以前、修は蔵之介と月海との間には絆のようなものを感じる、と発言していました。

 

月海が自分ではなく、蔵之介を選んだと自覚した瞬間でした。

 

カイとファヨン

 

カイは事業が傾く中、右腕のファヨンに突如、去られてしまいます。

 

理由は全く描かれていませんでしたが。

 

カイの、人の心を失ったかのような月海との接し方などを目の当たりにして。

 

月海を逃したのもファヨンでした。

 

もうついていけない、と思ったのでしょう…。

 

ノムさん、ニーシャのカムバック!!

 

第5話に登場した「どっふぅ〜」でお馴染みのノムさん。もう1人の尼〜ずと言われた彼女がまた、型紙を引くために戻ってきてくれて!!

 

最終回に花を添えてくれます!!

 

 

ニーシャの決め台詞

 

この、どシロウト集団がっ!!

 

 

とノムさんの

 

虫ケラ!!

 

 

が天水館に飛び交う、一番楽しかった頃と同じテンションが戻ってきました!!

 

ニーシャがまややの襟首をつかんだところを見た月海は、伸び縮みするジャージ生地こそ「変態=メタモルフォーゼ」する今回の服のテーマにふさわしいことに気づきます!!

 

目白先生登場への布石

 

生地代金を目白先生に出してもらえないかご託宣したところ、

 

また前みたいなショーやってくれるんなら生地代ぐらいは出す

 

 

と、まさかの前向きな返事が。

 

ばんばさん:まて。目白先生、あのショーを見てたのか。

 

部屋から一歩も出ないはずの目白先生が、あの日、部屋から出ていたんだ…。

 

修と蔵之介の兄弟愛

 

修:3人で暮らせたら、楽しいだろうなあ…。恋愛とか結婚とか関係なく、このおかしな3人でずっと一緒に暮らすのは無理かな。…。って、無理に決まってるか。

 

蔵之介:もしそれができたら、かあさんはこの家にいられたかもな。世間におかしいって思われても、俺にとってはこのでっかい家でみんなで暮らせれば、それが一番良かった

 

修:今でもリナさんに会いたいと思ってる?

 

蔵之介:俺たちが作ったクラゲのドレスを母さんが買ってくれた。それだけでじゅうぶんだ

 

修と月海が初めてデートをしたあの水族館。クラゲの水槽を前に、母を想って涙した月海の儚さ、いじらしさ、悲しさに、思わず修が抱きしめてしまったあの思い出の水族館…。

 

修はあそこをジェリーフィッシュの最後のショーの会場にしたいと願い。

 

第9話で、修と佐々木が立川のパスポートセンターから成田に向かおうとした時、病気だったご婦人をタクシーに乗せてあげるのですが。

 

彼女が水族館の館長だったので、話がとんとん拍子で進みます。

 

www.enosui.com

 

花森史上最大の口滑り!!

 

 

ばんばさん:なあ。ワシさっきふと思ったんだが。

 

まやや:(うん)

 

ばんばさん:月海ってたまに蔵子のこと蔵之介さんって呼び間違えるよな。

 

まやや:まあ、男みたいなもんだからなあ。あやつは。

 

ばんばさん:ほんとは男に生まれたかったのかもな。蔵子のやつ。

 

花森さん:いや、女に生まれたかったんだと思いますよ。

 

ばんばさん:…。えっ?

 

花森さん:もし、蔵之介さんが女だったら、ソッコーアタックしますね。

 

ばんばさん:ま、待て…。お前、なに言ってるんだ?

 

花森さん:あれ?ボクなんかマズいこと言いました?っていうかボク、口止めされてましたっけ?

 

ばんばさん:…。な、何を、だ?

 

花森さん:蔵之介さんが、男だってことをですよ。

 

ばんばさん、まやや、驚愕!!

 

ニーシャ手作りインドカレー

 

ちらりと映る、ニーシャの手作りインドカレーをみんなで食べるシーン。

 

まややが「深みが足りない!!」

 

など文句を言っていますが。

 

ノムさんもちゃんとあの場にいるんですよね。

 

ばんばさんを指差し、

 

ニーシャ:お前はカレー、見えてへんやろ!!

 

数秒のシーンでも爆笑を取りますね。

 

スタッフ、キャストの絆の深さが画面から感じ取れる

 

それというのも、あの空気感、天水館とキャストの醸し出す、あの柔らかな空気感がそうさせるのがよくわかり。

 

撮影現場がとても仲良く、本当の尼〜ずたちのように仲良く進んでいることがよくわかります。

 

終わってほしくない、この瞬間が、永遠に続けばいいのに。

 

キャストの一人一人が、きっと、そう思っていたんだろうな。

 

月海の言葉 

 

どお?これ。クララがモデルのお洋服なんだよ。ほらこれ。クララのまん丸の頭にそっくりでしょ。このドレスがね、わたしたちの鎧になればいいと思って考えたんだよ。

 

柔らかくて、透明なゼリーみたいに、わたしたちを包む膜。わたしたちが、わたしたちのままで強くなれるようにって。

 

ラストステージ、頑張ってくるからね。

 

 

月海がクララに話しかけるこのシーン。

 

徹夜明けで寝込んでいるはずのみんなが、目を覚まして聞いていて。

 

月見の言葉に笑みを浮かべるこのシーンは、実に印象的な場面で。

 

特に、僕の大好きなまややが。前髪の奥にその目が光っていて。

 

まややが前髪を下ろしている場面では、いつも完全に目は隠れていたのに。

 

うっすらと、髪の奥からまややの目が光るあのシーンは本当に印象的でした。

 

修と佐々木の、奇妙な友情

 

仕事も恋も破れ、崩壊しつつある稲荷翔子が可愛いんだけど(^_^;)

 

稲荷のために、彼女を会場まで連れてくる佐々木がなかなか良いヤツで。

 

おまけに、例のパスポートセンターの件以来、なんか、奇妙な友情が芽生えている修と佐々木。

 

月海にフラれたこともあっさりと聞き出します!!

 

jelly fish 2nd Collection "METAMORPHOSE" 

 

昔々、あるところに、小さなお城がありました。

 

お城にはちょっと変わった女の子たちが、楽しく暮らしておりました。

 

しかしある日、それはそれは美しいお姫様がやってきて。

 

女の子たちを外の世界に連れ出そうと頑張りました。

 

お城を守るためには、強く、美しくならなきゃダメなんだ。

 

最初は嫌がってた女の子たちも、少しずつ、少しずつ、強く美しく変わっていきました。

 

 

千絵子さん:これ、また月海が台本書いたの?

 

月海:はい!

 

ジジ様:われわれ、尼〜ずの物語ですね…。

 

月海:はい!

 

ばんばさん:ワシたちのか…。

 

蔵之介、倒れる

 

客席に現れた母を見て、激しく動揺する蔵之介。

 

月海:みなさん、ドレスに着替えてください。

 

(一同、驚愕)

 

月海:(もう一度、決然と)着替えてください。

 

ばんばさん:な…。なに言ってんだ。

 

月海:今まで、たくさん蔵子さんに助けてもらったから。今度はわたしたちが助ける番です。

 

千絵子さん:ちょっと、わたくしたちにモデルやれってこと?こんな「ふっくらさん」と「アフロ」と「幽霊」よ!!

 

ばんばさん:天パだ‼︎

 

ジジ様:あたし…。やります…。

 

千絵子さん:ジジ様…。

 

ジジ様:大丈夫です…。これは、あたしたちのためのドレスですから。

 

愛している

 

最終回のとどめは…。

 

舞台の裾で、月海の手を取り、ついに蔵之介が言うこの台詞ですが…。

 

僕は、それを聞いた後の月海の表情が

 

芳根京子の表情が、なんとも言えず

 

呆然、でもあり、

 

気づいていた、ようでもあり、

 

期待していた、ようでもあり、

 

でもやはり、呆然、としたと言う

 

見事な表情でした

 

あの舞台袖の、蔵之介の告白とそれを受けた月海の顔のアップで…。

 

すべてが浄化された、そんなシーンでした。

 

オチが多すぎる(^_^;)

 

カイが天水館の管理人となり、尼〜ずは今後も天水館に住みながらジェリーフィッシュを続けていくことを確認し。

 

感動的な流れの中…。

 

蔵之介:オレ、オトコなんだ!!

 

一同:…。

 

千絵子さん:え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"???!!!

 

月海:違うんです!!わたしが最初、皆様方にちゃんと説明しなかったばっかりに!!

 

ジジ様:あの…。わたしはだいぶ前からわかっていましたが。

 

ニーシャ:こんだけ一緒におって、気づかん方がアホやろ。

 

ノムさん:アホな虫ケラでしゅ。

 

ばんばさん:男だろうが女だろうが、もうどっちでもいいわ。

 

まやや:御意。蔵子は蔵子、お前がいてこその尼〜ずだ。

 

一同、拍手。

 

千絵子さん:(実はまだショックから立ち直れていない)そ、そうよね…。ウィ・アー・アマーズよね…。

 

蔵之介:よーし!!

 

(全員で円陣を組む)

 

全員:WE ARE!!

 

蔵之介:って誰??!!あんた??!!

 

(蔵之介の隣に見知らぬ長髪の男性。)

 

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千絵子さんえ"え"え"え"え"え"え"え"え"え"???!!!目白先生まで男だったなんて!!

 

千絵子さん、卒倒

 

目白先生の正体

 

 

入居時に千絵子さんに一目惚れして、男を住まわせないようにした、とのことでした…。

 

最後のキス

 

 

第5話と全く逆で、月海の方から不意のキスのあと…。

 

月海:挨拶です。外国では普通なんですよね。ハロー。チュって。

 

照れ隠しに、6話で、蔵之介に言われたままを言い返して。

 

最後の最後まで月海は、いじらしく、可愛い存在でした。

 

1時間枠で収めるには、あまりにも情報量が多すぎて。

 

ショーの準備のくだりにも、また一悶着あっても良かったし。

 

カイとファヨンのくだりも、もう少し説明があっても良かったし。

 

2時間分の内容を、無理くり詰め込んだ1時間でした。

 

それだけに内容は濃厚で。

 

忘れがたい最終回でした。

 

おまけが面白すぎる…。

 

 

なんでも第7話で撮影されて、惜しくもお蔵入りになったという、稲荷翔子の月海コスプレだそうで。

 

最後の最後まで、めちゃくちゃ笑わせてもらいました!!