「水曜日のダウンタウン」、例の騒動後、初めての放送ですね。(5/20は急遽内容を差し替えたので)
今回は
①隠せば引っ張れる説
②ツッコミチャレンジ第2弾 ハライチのネタVer.
③IKKO 四文字ワードさえ言っていればロケ成立する説
例の騒動に思う
例の「ジョジョの鉄塔システム第2弾」の放送がお蔵入りになった件が大きな社会問題化してしまって。
確かに、衆人環視の中であたかも誘拐するかのごとく芸能人を連れ去る、という行為は、事情を知らない人が見たら事件性があると思っても仕方がなく。
ただ、普通に道を歩いていて拉致される、という非日常的な状況における芸人のリアクションの面白さを狙った演出、とは思いますが。
周囲の人々にも説明がなく、本当に拉致したかのような印象を与えたのなら確かに問題ですね。
電波少年のTプロデューサーは、芸人の家から拉致していたので、周囲の人々の目、というものは気にする必要がなく。
そういう意味でも先見の明があった方なのかもしれません。
最後の砦
クレームばかりを気にして、生ぬるくなりすぎているバラエティ番組の中で、唯一と言っていいほど攻めた企画を放送してくれる「水曜日」ですが。
ときどき発生する、「ギリギリラインの見極めの失敗」という地雷が、いつか足元で大爆発してしまうのではないか、と心配です。
スタッフの皆さん、様々な障害を乗り越え、攻めた、キレのある面白番組を作るのは困難かとは思いますが。
十分に注意しながら、これからもグレードを落とさない良質のバラエティを作ってください!!
もし、この番組が敗北し、終わってしまうことがあれば。
それは地上波におけるバラエティの敗北を意味するように思います。
あと、お蔵入りになったジョジョの鉄塔システム第2弾、YouTubeか何かでもいいから公開してもらえないでしょうか!!
隠せば引っ張れる説
出演者全員の顔にモザイクをかけて、その人が誰なのか、と視聴者の興味を引っ張り、ギリギリでモザイクを外すことで、視聴者は他に流れないのではないか、という説。
正々堂々と(?)道端で芸人を拉致するリアクションがダメなら、スタジオでモザイクをかけて、コソコソと引っ張って数字が取れるのか、とでも言いたいかのような、製作者サイドの声が聞こえてきそうでした。
考えすぎかもしれませんが…(^_^;)
結果は、正直なところ、ぜんぜん面白くなく。
漫画家さんの何千万円というクルマや、何十億円という豪邸などは、もはや非現実すぎて興味もわかないので。
それにモザイクをかけられても、モザイクを外したいともおもわず。
漫画家は江川達也さんなのでしたが、「タモリ倶楽部」なんかでたまに見る、半分タレントみたいなこともされている人なので、意外感もなく。
これが鳥山先生の家に潜入してたら攻めてるな!と思いましたが。
お茶を濁した感が拭えない企画でした。
例のお蔵入り騒動への無言の抗議のように見えました。
ツッコミチャレンジ第2弾 ハライチのネタVer.
ツッコミ芸人なら、日常で起こるツッコミ的シチュエーションで的確に突っ込めるのか、という企画の第2弾で。
ハライチの澤部限定で、いつものハライチ的ワードで突っ込めるのか、という企画。
前回も出演してた澤部には、純粋に前回の第2弾とおもわせているので、
ツッコミどころには的確にツッコむものの、ハライチ的ワードでツッコむには至らず。
最後には、劇場で岩井と漫才をする際に、今日起こったツッコミシチュエーションをネタにして岩井がボケるんですが。
さすがに澤部は最初のボケから、この漫才は今日一日のことをネタにしてるんだ、と気づいていました。
12個のボケのどれ一つにも、ハライチ的ワードでツッコメなかった澤部は、さぞ悔しかったでしょうね…。
IKKO 四文字ワードさえ言っていればロケ成立する説
IKKOさんが、何も知らない女性タレントと商店街を周るびえ街ブラ的なロケで。
発する言葉のすべてを例の「どんだけ〜」的な四文字ワードで済ませてもロケが成立するのか、という企画。
IKKOさんの人となり
脱線しますが、実はIKKOさん、以前お方さまが勤める百貨店にトークショーで出演された際に…。
それこそ全力で声を張ってトークをしていただいたようで。
会場がヤンヤヤンヤの大喝采となって。
IKKOさんのタレント力の強さ、またどんな状況でも手を抜かないプロ意識、に驚いた、とお方さまが褒めていました。
お方さまの百貨店って、決して一流とは言えない百貨店。
正直なところ、あからさまに手を抜くタレントも多い、と聞きます。
そんな中、全力でやりきってくださったIKKOさんて、本当のプロだと思う、とその場にいたみんながファンになっていたそうです。
今回の企画
そんなIKKOさんが街ブラロケに行き、
・四文字ワードしか使ってはいけない
・一度使ったワードは使ってはいけない
という縛りを入れられ、そのことは何も知らない女性タレントから様々な質問を受けながらロケを進めます。
どうしても言葉が出ない時には黙ってしまうなど、
追い込まれたときにふと思い詰める表情になるIKKOさんが面白く。
IKKOさんの性格がよく現れたVTRになっていました。
実はいい人。