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7/9「激レアさん」21年間、マイナス7万円/月の赤字食堂を経営しているおばあちゃん。若林も目頭を押さえ、涙で曇って画面が見えない

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今日の激レアさんは…。

 

壮絶な人生を歩んだことがきっかけで100%赤字確実の食堂を開き、20年以上も営業しているおばあちゃん

 

ことハツエさん。

 

ハツエさんは登場と同時に、

 

群馬県から、桐生市から来た田村はつゑです!!よろしくお願いします!!

 

と大きな声で話されます。

 

とても元気な、エネルギッシュなおばあちゃん。

 

はっちゃんショップは大繁盛

 

カメラはまず群馬県桐生市にある食堂「はっちゃんショップ」へと向かいます。

 

そこは、小さな食堂。

 

でも出されているメニューは、

 

エビと舞茸の混ぜご飯

 

タケノコの煮物

 

ブリの煮付け

 

など、美味しそうなものばかり、日替わりで15種類以上のおかずがバイキング形式でいただけるお店。

 

福島県や新潟県から、何時間もかけてくるお客さんを筆頭に、開店前から大行列ができていて。

 

とても赤字店舗には見えません。

 

しかしはっちゃん自らの口で、

 

毎月7万円の赤字だ

 

というほど

 

21年間、黒字になった月はゼロという大赤字。

 

なぜ赤字なのか、なぜそんな店を続けているのか…。

 

年金もらうたんびに15万円は店のためだよ

 

連続激レアテレビ小説 はっちゃん

 

第一話 はっちゃん、激動の幼少期

第二話 はっちゃん、恋をする

第三話 はっちゃん、命を絶つ

第四話 はっちゃん、原付爆走

第五話 はっちゃん、店を持つ

 

若林:…。三話で…。死ぬの?

 

と、誰もがはっちゃんの人生に興味津々となります。

 

第一話 はっちゃん、激動の幼少期

 

1935年、おしんさながらの貧しい一家に生まれたはっちゃん。

 

食事は小麦を煮出したものを食べ。

 

おかずなんてものはなく、

 

野に咲くアザミを食べていた、とのこと。

 

1945年、終戦を迎え。

 

はっちゃんママが病死後、はっちゃんパパは浮気相手と再婚。

 

新しいお母さんからいじめられたはっちゃんは、

 

10歳で家を追い出され、働きに出ます。

 

はっちゃん:魚屋さんだから、近所にね、今晩のおかずは何がいい?って聞きに歩くんですよ。で、聞いて来たやつを帳面にとって、それを配達する。

 

そんな仕事を10歳から17歳まで続け。

 

17歳になったはっちゃんは、大好きだったお母さんと同じ、機織り屋さんで働くことに。

 

機織り屋さん、3年間の契約で契約金が1万円。現在の貨幣価値で6万5千円相当。

 

これを全部、実家へと送ります。

 

はっちゃんが使えるお金は別途支給される、月200円のみ。

 

月に1回、映画に行ければギリギリ、といった生活を送ります。

 

第二話 はっちゃん、恋をする

 

映画を観にいった帰りのはっちゃんに、

 

お姉ちゃん、ようかん奢ってよ

 

と声をかけて来た男性がしょうちゃん。はっちゃんの運命の人でした。

 

映画を観てしまって、今月使えるお金は90円。当時ようかんは30円。

 

でもはっちゃんは

 

買ってくるわ!

 

と即答。

 

根上淳(昭和を代表する2枚目スター)みたいにいい男だったんだよ!!

 

こうしてしょうちゃんとお付き合いを始めたはっちゃん。

 

弘中アナ:お付き合いって、どんなことをされたんですか?

 

はっちゃん:チューなんてのはしなかったなあ…。

 

若林:ええ?いきなりですか?

 

はっちゃん:いきなりだよ!いきなり本番だよ!!

 

若林:(爆笑!!)

 

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第三話 はっちゃん、命を絶つ

 

交際から1年。しょうちゃんから

 

結婚しよう!

 

とプロポーズされた時。

 

はっちゃんはとっさに

 

結婚したい!

 

と思ったのですが…。

 

家に仕送りをしているはっちゃんにはお金がなく、嫁入り道具というものがありません。

 

おそらく、当時はそういうものがないと結婚できない、という強い固定観念があったものと思われます。

 

実家に相談してお金を借りるか?いや、そんなことはできない。

 

布団一枚さえ持って行けない自分が、結婚なんかできない…。

 

はっちゃんは翔ちゃんに、

 

丁重に、お断りさせていただきます。

 

と返事をします。

 

心中・中禅寺湖

 

自分のせいで結婚できないことを責め続けた結果、はっちゃんは自殺を決意。

 

その決意を聞いたしょうちゃんは…。

 

じゃあ俺も一緒に死ぬよ

 

と、2人は日光の中禅寺湖へと向かいます。

 

中禅寺湖が美しい、と聞いていたので、死ぬときくらいは綺麗な場所で、と思ったから、だそうです。

 

死ぬ前に腹が減ったしょうちゃんはカツ丼をたらふく食べますが。

 

はっちゃんはほとんど食べられなかったそうです。

 

あらかじめ用意していた睡眠薬100錠。

 

50錠ずつ2人で分けて。

 

2人はそれを飲み込みました。

 

しかし…。

 

しょうちゃんは直前に食べたカツ丼をリバースし、薬が効かず。

 

翌朝、普通に目が覚めたそうで。

 

隣には、動かなくなったはっちゃん。

 

しょうちゃんははっちゃんを抱えて、病院へ直行し。

 

はっちゃんも、なんとか一命をとりとめたのでした。

 

24歳のはっちゃん、親戚の勧めもあり、しょうちゃんと結婚。

 

3人の子宝にも恵まれます。

 

朝5時から夜の12時まで毎日働くはっちゃん。

 

第四話 はっちゃん、原付で爆走

 

はっちゃんには夢がありました。

 

一度でいいから遠足に行きたいなあ。

 

小学校を2年までしか行っていないので、遠足に行った経験がないはっちゃんは、42歳になって、

 

どうせだったら日本一周がしたい。

 

と思います。

 

この夢を叶えるため、それまで3つの仕事を掛け持ちしていたのを4つに増やし。

 

コツコツとへそくりをため。

 

なんと15年間。

 

300万円がたまった頃、はっちゃんは57歳になっていました。

 

ここで初めて、ご主人のしょうちゃんに日本一周の夢を語ったところ、しょうちゃんは退職金から100万円をはっちゃんに渡してくれました。

 

さらに、子供たちや、はっちゃんの普段の頑張りを知っている近所の人たちからも100万円が集まり。

 

総額500万円の軍資金が集まりました。

 

こうして原付バイクで47都道府県制覇の旅に出ることに。

 

海外さえ行ける金額でしたが、

 

自分が生まれた、この日本が大好きだから

 

というブレない理由で、日本一周の旅に出たはっちゃん。

 

スタートの日は、30名の人たちが見送りに来てくれました。

 

南は沖縄、北の北海道は礼文島まで足を伸ばしたそうです。

 

どうしても会いたかったきんさんぎんさんに会いに行ったり。

 

泊まるとこがなかった時はガソリンスタンドの店主の家に泊めてもらったり。

 

群馬に帰った時は、みんなが横断幕を持って迎えてくれました。

 

第五話 はっちゃん、お店を持つ

 

この度を契機に、日本全国の人たちに恩返しがしたい、という願いから始めたはっちゃん食堂。

 

500円で食べ放題

 

時間無制限

 

小学6年生までは無料

 

 

おかずが少ない時に来たら無料

 

といった、どう考えても儲かるはずがないシステムで運営されているはっちゃん食堂。

 

でも、密着している日も、

 

 

大根とネギ

 

キャベツ

 

を無料で差し入れしてくださる人々や、

 

調理、お店の準備の手伝いを無償でボランティアしてくれる人などで店内は満たされ。

 

多い時には10人もボランティアが手伝ってくれています。

 

こうして物語ははっちゃんの、

 

今、最高に幸せ

 

という言葉で終わります。

 

とても心が温かくなる、素晴らしい物語でした。

 

7/16までTVerで無料視聴が可能です!

tver.jp