悪魔のほころび
死んだかつての妻・美佐子の不倫。父・仁から聞かされたこの事実を、団地探偵の自治会長に調べてもらうと…。
やはり、自分の知らないところで妻は不倫をしていたのは間違いなく…。
悪の権化かと思われていた寺内さんにも、見抜けなかった悪があったということは。
完璧だった寺内さんの悪の世界も崩壊する可能性があることを示唆しています。
VS二宮
団地の取り壊しを伝えにきた役人である二宮は、江理子の学生時代の先輩にあたる人物。
しかも江理子を下の名前で呼び捨てにする、ただならぬ関係。
聞けば、かつて江理子が二宮に告白するも、断られた、という経緯があるとのこと。
江理子を二宮に取られるのでは、との危機感を抱く寺内さん。
「江理子さんとのおつきあいを認めるわけにはいかない」などと、過干渉すぎる発言は、さすがの江理子もドン引きし。
二宮からはその異常人格を見抜かれ…。
暮石の遺骨を焼却し、死者さえ殺す
妻の不倫の代償として寺内さんが選んだ道は…。
暮石から、自らの息子とその妻の遺骨を抜き出し。
燃え盛る炎の中に投じ、その遺骨すら焼却し。
死者を殺す、という儀式。
こうすることで、不倫妻から息子を引き剥がし。
さらに、穂乃花に影響を与えていると思われる、死んだ両親の霊を排除しよう、という一石二鳥の作戦。
その考え方、遺骨を焼くその姿は、まさに狂人そのもの。
その現場を見た二宮は、寺内さんの本性を知り、江理子に全てを話すも…。
にわかには信じられない江理子。
笑顔で連続殺人を告白
(笑顔で)江理子さぁん?
はい?
(笑顔で)僕は人を殺しました。
…。えっ…。
穂乃花の両親の火事は僕がやりました。
お風呂場で足を滑らせて死んだ松本さん。あれも事故ではなく僕がやりました。
ご主人の不倫相手、あれも僕がやりました。
加代子さんのご主人の部屋には、亡くなったご主人の骨がありました。僕がやりました。
ああ、まだありました。僕のことを人殺し呼ばわりしていた向こうのお母さん。あれも病死などではありません。
雷鳴が轟く中、笑みを浮かべながら殺人を告白するこのシーンは、寺内さんの恐怖ワールドの集大成とでもいうべき場面。
この告白を、江理子が受け入れるとでも思っていたのか…。
もはや、寺内さん自身も追い込まれ、狂気に拍車がかかっている模様。
寺内さんの優しい部分を思いながらも、狂気から逃れるべく、二宮のもとに去る江理子。
そして…。
去った江理子への手紙へは。
団地に住む全員を道連れに、自殺をほのめかす寺内さん…。
江理子の夫は生きていた?!
来週の予告に、生きている江理子の夫が写っていました。
雷鳴の中の告白シーンでも、絵里子の夫の名前はありませんでしたので、彼は生きていたのでしょう。
そういえば、第1話で小松政夫演じる、先立たれた妻の元に生きたいと悲しんでいた老人も死んでいましたが、彼に対する言及もありませんでした。
あの人が死んだのも、寺内さんは関係がないのかな…。
来週が怖い〜。
第7話はコチラ。