今日の激レアさんは
プロレスラーになりたくてプロレスのレジェンドに弟子入りし、アメリカに武者修行にも行ったのに、全然関係ない似顔絵の世界チャンピオンになった人
ことKageさん。
今夜11:15〜の #激レアさん は
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) 2018年7月30日
プロレスラーになりたくてレジェンドに弟子入りしアメリカへ武者修行にも行ったのに全然関係ない似顔絵の世界チャンピオンになった人
ヒールレスラー達の凶器を作る凶器職人#若林正恭 #竹内涼真 の似顔絵大公開‼️
今夜も観てくれよなー✨#光浦靖子 #弘中綾香 pic.twitter.com/ScoR5c9xWs
Kageさんの似顔絵は、カリカチュアと呼ばれる技法。
Kageさんのブログより。
番組では、
カリカチュア=特徴を大げさに誇張して描く画風
と説明がありました。
ナレーターのルシファー吉岡も、いつもの
「〜なんだぁ〜!」
のトーンではなく、古舘が親日の実況をやっていた時のように、
「〜であります!」
のトーンでナレーションを統一していたのも面白かったです。
また、BGMが「ワールドプロレスリングのテーマ」や猪木の「イノキ・ボンバイエ」や長州力の「パワーホール」などが使われていて。
血湧き肉躍る一編でした!!
第1試合 プロレスとの出会い
Kageさん、小学生時代は、病弱で入退院を繰り返し、友達がいない生活でした。
病院で人間観察をしながらのスケッチが唯一の気休め。
幼い頃からめちゃくちゃ絵が上手いのに、そのことに全然気づかずに過ごしていました。
前田日明の自伝「パワー・オブ・ドリーム」を読み、感銘を受けます。
もともと体が細かった前田選手が、いかにして今の体を作ったかが詳細に書かれていて、感動したkageさん。
わずか6歳でプロレスラーになることを決意し、前田日明式トレーニングを実践。
病弱な体を克服します。
それを支えたのが…。
全ては気合でなんとかなる、という圧倒的自信。
こうして高校でレスリング部に入部しますが…。
全国大会にはあと一歩で及びません。
まだ気合が足りない、と感じたKageさん、
気合の伝道師・アニマル浜口に弟子入りします!!
第2試合 気合の伝道師・アニマル浜口に弟子入り
アニマル浜口の教え
熱く燃えて生きる
本人自ら7000回ものヒンズースクワット
人は生きているのではない 生かされている
人に感謝する気持ちを忘れてはいけない
一瞬に一生を込める
アマレスでは結果を残せなかった高校時代。
卒業が近づき、悩み多き日々。
絵を描いて悩みを払拭させながら
高校卒業後の進路として彼が下した結論は
アメリカへプロレスの気合の武者修行へ行く!
でした。
第3試合 気合と挫折のin U.S.A
挫折1 気合が通じず仕事をクビに…。
カリフォルニアの高校でレスリング部コーチとして働いていましたが、あまりの鬼コーチぶりに、30人いた生徒が誰も来なくなり、クビに。
挫折2 圧倒的天才に出会う
アメリカの格闘技大会で、須藤元気と出会い。
優勝しまくりの須藤選手の存在に自信を失います…。
挫折3 試合中の大怪我で万事休す
右足関節外側靭帯損傷(オンエアでは使われていませんでしたが、別のシーンでフリップが読めました)という大怪我のため、格闘技を諦めざるを得ない状況に陥った、と思われます。
第4試合 カリカチュアへの目覚め
人生初の挫折により、グレて、ブルズのロッドマンに影響され、髪を緑に染めます。
その頃、たまたま行ったショッピングセンターでの人混みをかき分けると…。
カリカチュアの似顔絵展が開催されていました。
そこにいたアーチストは、彼がイメージしていた、ベレー帽、気難しいおじさん、といった絵描きのイメージとは真逆で、
トークは面白い、絵は誇張されて面白い、見たことのない世界。
食い入るように見ているKageさんに、アーティストのデーブが、
緑のYOU、上手そうだね!やって見ないか?
と声をかけます。
ここで初めて似顔絵に挑戦したKageさん。
自分の絵描きとしての才能に気づきます。
カリカチュアに必要なこと
その1 相手の特徴を捉える観察眼
病室でやっていた人間観察
その2 相手の特徴は豪快に誇張
プロレス=個性を豪快に魅せる
その3 一筆入魂の集中力
アニマル浜口の教え「一瞬は一生」から学ぶ
若林:こうやって聞いてると…。アニマルさんがカリカチュアなんだよね。「カリカチュア浜口」なんだよね…。“誇張だ!誇張だ!誇張だ!”なんだよね…。
こうしてデーブからカリカチュアを学んでいたところ、
某企業のパーティで、似顔絵を描いたKageさん。
kageさん自身は納得のいく出来栄えではなかったにも関わらず、
スタンディングオベーションが巻き起こり、会場全体が彼の絵を絶賛してくれました。
お客さんが喜んでくれるのが嬉しくて、めきめきと腕を上げてきたkageさんは、売り上げトップのアーチストとなり、
世界大会4位のアーティスト、コートさんに弟子入りをします。
こうしてコートさんの元で5年、2万人以上の似顔絵を描き続け。
カリカチュア世界大会へと出場します。
死闘!!カリカチュア世界大会2007
世界10カ国以上から300人以上のプロの似顔絵師が参加。
大会期間は4日間。
出場者同士が似顔絵を描きまくり、最後に投票する。
というシステム。
Kageさん:ホテルの大きな会場に4日間カンヅメになるんですが。休憩は好きな時にとっていいですし。24時間会場は開いています。そこの与えられたスペースに自分の作品を貼っていくんです。
まず会場に入ると、優勝候補・グレンの横に座りけん制。
Kageさん:勝手にグラフを作って。何をやったらグレンに勝てるかな、と。すると、何をやっても勝てないんですよ。でもたった一つだけ、「気合」だったら、負けてないかな、と。
4日間、いつ休憩をとってもいいルールですが、kageさんとグレンさんは、お互いを意識して、寝ずに描き続け、いつのまにか
寝たら負けの我慢大会状態
になってしまいます!
若林:趣旨変わってるじゃん!
1日目の夜から3日目の朝まで、2人は目を真っ赤にしながら起きて描き続けますが…。
ついに3日目の夜、グレンは寝てしまいます。
気合だけではグレンに勝った!!と思ったkageさん。
気合だけではなく、この年のカリカチュアチャンピオンに輝きました!!
Kageさん:(優勝理由は)いろんな作風があって。それと数ですね。数は僕が一番多かったと思います。
雑誌ニューズウィークの
「世界が尊敬する日本人100人」にも選出されるに至ります。
8/6までTverで無料視聴可能です!!