妻:夢…。見た…。
夫:お。久しぶりやん。
妻:歩いて…。家に帰ろうとしたらな…。
夫:どこから?
妻:どこからかは忘れたけどな…。
夫:うんうん。
妻:巨大な…。「イノシシ」を散歩させてる人がいてな…。
夫:どのくらい巨大?
妻:縦:2メートル。幅:3メートル。
夫:もののけ姫レベルやな!!
妻:飼い主、首にヒモ付けてるねんけど。もう大きすぎて、ヒモも持っていかれてるねん…。イノシシに。
夫:人間にコントロールできる大きさじゃないもんな。
妻:すごい凶暴やねん。
夫:コワイな。
妻:案の定、ヒモ取れて。イノシシ暴走。
夫:大変やん!!
妻:あんなんに噛まれたら、ヒトタマリもないやろ?
夫:「あんなん」って言われても。見たことないからな。
妻:慌てて、そばにあった家の屋根によじ登って、身を守るねん。
夫:屋根に登れるんや。
妻:下から「ガブ!!」「ガブ!!」って噛んでくるから。危ないとこやった。
夫:そうなんや。
妻:で、屋根伝いに移動して、家に帰るねん。
夫:…。屋根伝いに、家に帰れたんや。
妻:うん。
夫:ジャッキー・チェンの映画やな。
妻:ものすごく、いっぱい人が住んでるねん。30人くらい。
夫:30人も?!この家に?!
妻:この家じゃない。夢の中でアタシが住んでる家。
夫:なかなか複雑な世界観やな。
妻:ゴハン、食べ終わってはって。あと片付け、手伝おうと思ってな。
夫:うんうん。
妻:テーブルの上、拭こうと思って。拭いてたら。
夫:偉いね。働き者。
妻:お手伝い的な人が、「こっちのフキンで拭かないとアカン」って主張するねん。
夫:フキンの指定?
妻:アタシが、「なんでそのフキンじゃないとアカンのですか?」って聞いたら。
夫:うんうん。当然の疑問。
妻:「こっちのフキンの方が、汚れが落ちる」って聞かへんねん。
夫:メンドくさいやつ!
妻:「ほんなら勝手にしなはれ!!」って。めっちゃハラたつねん。せっかく手伝ってるのに。
夫:まあ、どういう人間関係かよくわからへんけど。
妻:で、誰かをクルマで送っていかなアカンようになって。
夫:また別の仕事ね。
妻:その人に、「9時から『めちゃイケ』録画しといてな」って頼まれんねん。
夫:『めちゃイケ』?もうとっくに終わってるやん。8時からやったし。
妻:「わかりました」っていうて。忘れるねん。録画するの。
夫:ありうるなあ…。レーコやったら…。
妻:しかもその日はスペシャルで。8時から放送始まってたみたいで。
夫:そもそも8時からやけどな。
妻:アンタが『めちゃイケ』いっつも録画してるから、それをダビングしてもらったらええわ、って思うねん。
夫:その世界に俺も存在してるんやな…。
妻:で、安心して寝るねん。
夫:寝るんか〜い!!
妻:もう「ザコ寝」や!30人もおるから。
夫:大変やなあ…。
妻:めっちゃ狭くて…。
夫:30人同居のザコ寝て…。
妻:横で寝てるヤツがめっちゃイケズで。
夫:イケズ=意地悪、ね。
妻:アタシがちょっと寝返り打ったら、めっちゃ「ツネる」ねん…。脇腹あたりを。
夫:それは痛いなあ…。
妻:それやから、全然、寝られへん…。
夫:…。…。…。
妻:って言う。そんな夢…。
夫:巨大イノシシはドコ行ったの?!(⌒-⌒; )