昨日の僕の記事は少し反響がありました。
マラソン≠心房細動
今回の記事ではっきりさせたいのは、僕がマラソンをしていたから心房細動が再発したのではない、ということです。
心房細動という病気とその治療については、2年前にこちらの記事に詳しく書きました。
心房細動とは
心房細動とは簡単にいうと、脈を打つための神経が、加齢とともに不必要な神経が発生してしまい、心臓が本来とは違う脈まで打ってしまい、脈がバラバラに不規則に早く打ってしまう病気です。
放っておいても直ちに死に至るものではありませんが。
不規則な血流が原因で血栓ができ、それが血管に詰まって脳梗塞を起こしやすくなってしまいます。
長嶋監督の脳梗塞はそれが理由だったそうです。
心臓カテーテルアブレーション
治療するためには心臓カテーテルアブレーションという手術を行います。
これは、股間と肩から、動脈に沿って心臓にカテーテルを挿入し、悪さをしている心臓の不要な神経を焼き切る、というものです。
上の記事は、2年前にそれを僕が受けた時の日記です。
心房細動とマラソンに因果関係はない
さて、心臓に異常をきたす心房細動ですが。
心房細動とマラソンの因果関係はない、というのが僕の主治医の見解です。
先生:こればかりは、心房細動の原因というのはまだわかっていません。血圧が高い人はなりやすい、年齢が上になるほどなりやすい、コレステロールが高い人、肥満な人がなりやすい、などはありますが、じゃあ要因として何が最大か、ということもわかっていません。
ただ、左心房が大きい人はなりやすいし、手術しても再発もしやすい傾向があります。池田さんは左心房が大きいです。生まれつきなのか、心房細動の時期が長かったせいなのかはわかりませんが。
池田さんに再発のリスクがあるとしたら、この左心房が大きい、という点が気になります。
ですから2年前、手術を終え、約1年間、術後の外来にも通い、特に問題なし、と診断された僕は、主治医よりマラソンの許可をもらいました。
そういう理由で僕は心臓カテーテルを受けた後、マラソンに復帰したわけです。決して、医師の診断を無視して無茶をしていたわけではありません。
術後、2年も経てば再発することは稀なんですけどね…。
と昨日診断していただいた先生はおっしゃっていました。
喉元を過ぎて…
でも我が身を振り返ってみれば…。
先生に言われた、
・体重を落とすこと
・塩分控えめな食事、
この辺りはいつの間にか、喉元過ぎれば熱さを忘れ、なし崩しのうちになあなあになっていました。
もう少し、注意深い生活をしておくべきだったと猛省しております。
結論
そういうわけで。
心房細動は、原因ははっきりとはつかめていませんが。
少なくとも、マラソンというスポーツが原因ではありません。