フィンランドで有名な日本人
ランキング
1位 葛西紀明(スキージャンプ) 66票
2位 ツルネン・マルテイ(元政治家) 28票
3位 村上春樹(作家) 22票
4位 黒澤明(映画監督) 21票
5位 羽生結弦(フィギュアスケート選手) 20票
6位 舘野泉(ピアニスト) 19票
7位 田中亜土夢(サッカー選手) 15票
8位 小田二郎(鮨職人) 11票
9位 冨田憲男(経営者) 10票
10位 高梨沙羅(スキージャンプ) 9票
「フン族の国」は間違い
ロケ中、日本語をペラペラと喋る現地の人にたくさん会っていました。
フィンランドとは「フン族が作った国」という意味でフィンランド、フン族はアジアの騎馬民族なので、アジアの血が混じった人々だから日本に友好的という話を聞いたことがあったのですが…。
この説は嘘だったみたいです(¯―¯٥)駐日フィンランド大使館が公式に否定されています。
フィンランドがフン族の国というのは俗説で誤り。そもそもフィンランドのフィン(Fin)はフン(Hun)とは音が異なります。フィンという単語は古代ローマの政治家・歴史家タキトゥスの残した「北方に住む貧しいフェンニ人」という記述からきているという説が有力。
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) 2012年2月8日
いずれにせよ番組ではフィンランドの人々がかなり親日的であることは伝わってきました。
9位
9位の冨田さんはヘルシンキで「東京館」という日本食のお店を経営されている人。
桜の木をヘルシンキに植えたり
花見イベントで日本文化の良さをフィンランドに知らしめたり
日本のマンガがブームだった頃に、マンガの登場人物が食べていたものを仕入れて売って、フィンランド人に日本食を少しずつ広めていった、とのことでした。
その甲斐あって、東京館のお客さんの7割がフィンランド人。
ごまドレッシングが一番人気、とのことで。
身体に良いとされるごまのドレッシングが、健康志向の高いフィンランド人に受け入れられているそうです。
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8位
8位の小田二郎は銀座・すきやばし次郎の職人さん。
これは「二郎は鮨の夢を見る」という映画の影響が大きいらしく。
身だしなみを整える、店を清潔に保つ、といった日本的な修行の内容がフィンランドの人たちには新鮮で衝撃だったようです。
6位
6位の舘野泉さんはフィンランドを代表する作曲家・シベリウスの曲をピアノで演奏し、世界中に広めた功績が認められ、フィンランド政府から就寝芸術家給与を受けるほどの人物。
2002年、演奏中に脳溢血で倒れ、右半身が付随のなる悲劇に見舞われますが。
2年後、復帰した彼はなんと左手一本で聴衆を魅了するピアノを弾く、「左手のピアニスト」として再びステージに戻ったとのことでした。
2位
2位のツルネン・マルテイ(弦念丸呈)氏はフィンランドから日本に帰化し、国会議員にまでなった人。
27歳で宣教師として来日するも、日本人は自分の宗教としてキリスト教を取り入れないことに気づいた彼は宣教師を辞職。
日本で何かをやり遂げるべく、帰化をして。
英語教室を開いていたところ、国会議員、町議会議員の生徒たちと接することになり。
政治家を志すこととなります。
全くお金がない中、百円単位で切り詰める生活を、共に過ごしてくれた奥さんの協力もあり。
7年間で4回の選挙のすべてに落選しながら、2002年、参議院議員に当選。
元西洋人として初の国会議員の誕生に各国から取材が殺到。
フィンランドでも大きく取り上げられたとのことでした。
これらの結果の発表の合間にフィンランドのサウナ事情や国家補償の充実などを、クイズ形式で挟んだ情報番組としての側面を見せつつ。
もはやかつての陸海空とは全く違う番組になっていました…。