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ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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1/8 激レアさん「公務員志望なのに、フランスNo.1の人気パフォーマーになった人」YESマンの性格が災いし、どんどん不幸になって行ったけど、最後はフランスで一番有名な日本人になった人の数奇な人生!!

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新年一発目ということで、選りすぐりの激レアさんが来ると思っていましたが。

 

今日の激レアさんは…。

 

堅実な公務員になりたかったのに、人生の選択を間違えまくり、なぜかフランスで最も有名な日本人パフォーマーになっちゃった人

 

ことイシトビさん。

 

 

レ・ロマネスク

 

2人組音楽ユニット「レ・ロマネスク」のメンバーであるイシトビさん。

 

06ma9.com

 

彼らがフランスで有名である、ということは、「陸海空」のフランスで有名な日本人で紹介されていて知っていました。

 

 

上のYouTubeは全編フランス語で訳はありませんが、番組では冒頭部分を訳してくれていました。それによると、

 

♪万事快調ですか、小市民のみなさん

♪今日もメトロの駅が閉まっている

♪地下の工事は永遠に終わらない

♪エスカレーターは何年も「点検」中

 

弘中アナ:このように、貴族のTOBIさんとメイドのMIYAさんがフランスを皮肉った歌を歌うんですが、なぜかこの組み合わせが爆発的人気を呼んでいるんです。

 

究極のYESマン

 

強い自己主張、「オレがオレが」の精神で前に出て、フランスでの栄光をつかんだのか、と思いきや

 

全く逆のようで。

 

頼まれると断れない「究極のYESマン」である、とのことで。

 

さらにYESと言い続けた結果、100%不幸に見舞われるという不幸体質。

 

そんな彼がどうして「フランスで最も有名な日本人」となったのでしょうか。

 

不幸続きの大逆転人生

 

第1章 不幸すぎて会社が消える!?

 

貧乏な幼少期を過ごしたイシトビさん。

 

公務員になって、安定した将来を目指して勉強した結果、慶應義塾大学に合格。

 

アルバイトをしていたイベント会社の社長から、

 

うちの社員にならないか?

 

と誘われ…。

 

YESマン体質のため、泣く泣く公務員の夢を諦め、その会社に就職します。

 

若林:公務員になりたいがために勉強して慶應に入ったんじゃないですか?

 

イシトビさん:でもその目的より、「いま目の前にいる社長を喜ばしてあげなきゃいけない」という気持ちに…。

 

若林:どうしたんすか?!(笑)

 

振り込まれない給料

 

こうしてイベント会社に就職。

 

最初の給料日を迎えると…。

 

なんと、振り込まれた形跡がない!!

 

イシトビさん:「(社長から)社会人は給料が3ヶ月後に出るんだよ。社会人てそういうものなんだよ」って説明を受けまして。へえ、社会人ってそうなんだって。信じて」

 

若林:慶應で何を学んだんだよ!経済学部だろ、しかも!(笑)

 

会社、消失。

 

こうして3ヶ月後。

 

会社のドアを開けると…。

 

1つもモノがない「がらんどう状態」。

 

社長に電話するも、

 

「この番号は現在使われておりません」

 

の無限ループ。

 

家財道具一式、床のカーペット、ウォッシュレットなど、売れるものは全て事務所からなくなっていた、とのことでした。

 

同日、まだ午前中。

 

職を失ってしまったイシトビさん、絶望とともに帰宅すると…。

 

アパートの大家さんが待っていて。

 

「アパートを売って墓地にするから出て行って」

 

と強制退去させられます。

 

第2章 不幸モンスター周囲を巻き込む!

 

ハローワークで紹介された全ての仕事にYESを出し続けた結果…。

 

全ての会社が不幸になることに。

 

1 化粧品のワゴン販売会社が倒産

2 葬儀専門の花屋さん店が閉店

3 バーテンダー再開発でバーが閉店

4 古本屋さん買収されて閉店

5 オンシアター自由劇場*1の劇団員劇団が解散

 

合計10社以上の仕事先が不幸に…。

 

イワツキくんの誘い

 

この頃、友人でフリーの芸人であるイワツキくんから

 

弾き語り爆笑ライブをやるんだけど出ない?

 

と誘われ。

 

究極のYESマンのイシトビさん、これをオーケーしてしまいます。

 

真面目なイシトビさん、笑いと歌を融合させるため、人づてに曲を作ってもらい。

 

人見知りな性格でも舞台に上がれるように、と…。

 

「貴族のロマネスク石飛」という、金髪に貴族衣装なトリッキーな外見の強烈キャラを演じ、歌い切ります。

 

この初舞台は大成功。

 

(ちなみにメインのはずのイワツキくんへのお客さんの評価は、

 

「いつもの通り苦笑」

 

だったそうです。)

 

お客さんからの大反響

 

この時会場にいた80名のお客さんから

 

ワンマンライブをやって!

 

と強い要望が出て。

 

ワンマンライブを敢行

結婚式やイベントへのオファーが殺到!!

 

しかし

 

そもそもロマネスク石飛が乗り気でないイシトビさん。

 

でも頼まれるとYESしか言えない。

 

彼は日本を飛び出し、フランスへと行きます。

 

第3章 命の危機!?銃口を突きつけられて…。

 

1 フランス人ヤンキーに絡まれ事件

 

地下鉄の中でいきなり6人組のフランス人ヤンキーに囲まれ、

 

「金を出せ!」と胸倉を掴まれます。

 

その時、イシトビさんは高校時代のジャージを着ていました。胸に「石飛」と刺繍の入ったヤツ。

 

最初はその言葉の意味が知りたいのかな、と思った彼はヤンキーたちに

 

「フライングストーン!!」

 

と説明しますが。

 

途中でカツアゲだ、と気づいたイシトビさん。

 

カツアゲに気づいていることを気づかれぬよう、

 

「フライングストーン!フライングストーン!!」

 

を連呼しながらバカのふりをして次の駅でおりてことなきを得たそうです。

 

2 銃つきつけられ事件

 

銀行にいると、突然、何やらわめきながら入ってきた2人組の男。

 

イシトビさんが

 

「私はフランス語がわかりません」

 

とだけフランス語でいうと…。

 

どてっぱらに、2丁の拳銃がつきつけられます。

 

銀行強盗に出くわしたのでした!!

 

この時も人質になりながら、屈強な警備員によりなんとか脱出できたそうで。

 

3 ショッピングモール銃撃戦事件

 

ショッピングモールで買い物中、突然、閉店時間でもないのに次々と店のシャッターが閉まりはじめ。

 

モールの外に出てみると…。

 

バズーカ砲を構えた集団が、モールを包囲していました!!

 

帰宅してニュースをチェックすると、

 

ギャング同士の抗争が、あのモールで発生していたのでした。

 

ギャング団の正体

 

しかもそのギャングというのが。

 

かたや、「地下鉄でカツアゲをしていたヤツらを含む200人」

 

かたや「銀行強盗をしたヤツらを含む200人」

 

だったそうでした。

 

第4章 奇跡の大逆転!レ・ロマネスク 

 

フランスに住む日本人向けのフリーペーパーに、三行広告を打ち込むというバイトをしていたイシトビさん。

 

「急募!歌を歌ってくれる人」という広告を打ち込んだ、その数日後。

 

広告主が怒りの電話をかけてきます。

 

「誰からも応募が来ない!!あなたが歌って!!」

 

究極のYESマンなので、「はい」としか答えることができず。

 

「ロマネスク石飛」時代の歌をフランス語バージョンにアレンジ。

 

さらに、フランスで出会った心理学専攻の女性ミーヤさんを誘い。

 

『レ・ロマネスク』が誕生しました!!

 

ウケなかった

 

このイベントはフランス人向けの日本語学校のイベントで。

 

お客さんはショー後の寿司が目的の人ばかり。

 

つまり、レ・ロマネスクの最初のステージはまったくウケなかったのでした。

 

意外すぎる逆転劇

 

全力のパフォーマンスのあと、衣装についてたスパンコールが無数に舞台に落ちていたため。

 

次の出番のパフォーマーからクレームが。

 

仕方なくイシトビさん、貴族衣装のまま床を掃除する羽目になります。

 

それはそれは惨めな状況。

 

出番を終えたばかりの歌い手が、まだ衣装を着たまま、自分が汚した舞台を掃除するなんて…。

 

イシトビさんの不幸メーターはここでMAXに達するわけですが。

 

ここで奇跡の大逆転が起こります!!

 

貴族衣装で床を掃除するイシトビさん。

 

その様子を見た観客が…。

 

スタンディングオベーションを送ります!!

 

イシトビさん:フランス革命の国なので、民衆が貴族を風刺するのが好きなんですね。日本人が貴族文化を皮肉って、最後にメイドさんの格好をしたミーヤさんじゃなく、貴族の格好をした人が出て来て掃除をした、っていうのが、それも込みのパフォーマンスだと受け取られて。

 

それはワザとなのか?と言われて、「はい」と。

 

若林:YESマンだからね!やっといい方に転んだね!!

 

フランス1の人気者に!!

 

こうしてイベントの出演オファーが殺到。

 

フランスのスタンダップショーの聖地で4ヶ月連続公演を行い。

 

超有名素人発掘番組に出演。

 

出演後、レ・ロマネスクの出演シーンが番組の公式YouTubeで、再生回数がフランス1位になりました!!

 

こうしてフランスで最も有名な日本人パフォーマーになったのでした。

 

世界12カ国・50年以上で公演を行い。

 

2011年には日本のフジロックにも出演。

 

若林のラベリングは、

 

「NOと言えないフライングストーン」

 

でした。

 

1/14までTVerで無料視聴可能です!!

 

tver.jp

*1:串田和美、吉田日出子らによる劇団。小日向文世などが所属していた