今回は２組の激レアさんを紹介する回でした。
街の変わり者スペシャル
と銘打ち。
最初に紹介された方が強インパクトでしたのでご紹介しましょう。
高円寺を歩いていたら、いきなり謎の外国人集団に囲まれ、超高級ブランドバレンシアガのモデルに採用されてパリコレデビューしちゃった人
ことプラズマさん。
今夜の #激レアさん は
— 激レアさんを連れてきた。 (@geki_rare) 2019年1月21日
高円寺を歩いていたら謎の外国人集団に囲まれ高級ブランドのモデルに採用されパリコレデビューしちゃった人👀
高知県で会うと幸せになるという都市伝説になっている人🐼#野村周平 の激レア体験談もとんでもないぞー✨観てくれよなー‼️#若林正恭 #高橋真麻 #弘中綾香 pic.twitter.com/ZTZUYGj7tJ
客員研究員の高橋真麻が
ニュースになってませんでした？
と言った通り、一時話題になっていたようです。僕は不勉強で知りませんでしたが。
さて、このプラズマさん。普段は洋服の通信販売の会社で伝票処理や梱包をされているとのこと。
パリコレといえば
今から１００年以上前に始まった、世界中から１００近いブランドが集まる、世界最高峰の服のイベント。
一流モデルが、このランウェイを歩くために人生をかけるほどの大舞台
そんなパリコレに、ど素人・いち会社員が出演することに。
一体どういうことだったんでしょうか。
プラズマさんの生い立ち
大分の田舎町で育ったプラズマさんは、ラッパーになりたいという夢を強く持ち。
「グリル」という、ラッパーがつけている歯の装飾品をつけ、田舎では完全に浮いていました。
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ご飯を食べるとき外してそのまま定食屋さんに忘れてきちゃう、というこのグリルあるあるに対するプラズマさんの対処法が、
これ（グリル）、箸置きになるんです。
とのことで爆笑をさらっていました。
しかし、よく考えれば、普通の人は箸置きを持って帰りはしないので。
グリルが箸置きになったところで、忘れ物防止策にはならないんじゃないかな…。と邪推してしまいました。
運命の日
NATURE DANGER GANGというアーティスト集団でラッパーとしても活躍されているプラズマさん。
２０１８年５月２５日
当ブログでいえばこの記事を投稿した日。
わずか半年ほど前のことですね。
NATURE DANGER GANGの写真集発売イベントに向かうため
真っ黒な服にグリル
という出で立ちで、高円寺駅前で信号待ちをしていたプラズマさん。
信号の向こうから視線を感じると…。
全身真っ青なモヒカン女性
黄色の派手なワンピースを着たドレッド女
超ノッポの赤いマッシュルームヘアの男
異常なオシャレオーラを放つ外国人３人組が、プラズマさんを凝視しています！！
この３人、信号が青になった瞬間…。
プラズマさんのところに猛ダッシュ！！
彼を取り囲み
隅っこに追いやり、
目をギンギンにしながら
英語でいろんなことをまくしたてて着ました！！
英語がわからないプラズマさん、
唯一、
バレンシアガ
という単語だけ聞き取れました。
実はこの３人組、
バレンシアガのキャスティング担当で。
アジア系の骸骨みたいなロン毛
という、この期のテーマにあった人材を探していたのだそうです。
僕は関西人なのでさっぱりわかりませんでしたが、高円寺という場所はこの種の人を探すのにたいへん適した場所であるらしいことが、スタジオトークから類推できました。
それはつまり…。
⬜︎ アジア系
⬜︎ 身長１９０cm近く
⬜︎ 見た目が骸骨
⬜︎ ロン毛
＊長ければ長いほど良し
＊最低でも肩、腰まであれば最高
＊１５年切ってなかったら完璧
というチェックシートがあるようなもので。
それはまさにプラズマさんの容姿そのもの。
わざわざ来日し、そんなモデルを探していた採用担当者がテンション爆上がりになった理由もよくわかりました！！
モヒカン女性がスマホを手渡し、
アナタノメアド、オシエテ
と言ってきたそう。
メアドを打ち込み、その場から立ち去ります。
１ヶ月後、モヒカン女性から正式にモデルのオファーがあり、パリに行かねばならないことに。
突然パリコレモデルになったから、パリに行きます
すごい角度のウソをつく人
と思われてしまいます。
しかし、部署の上司と社長だけは「ありうる」と信じてくれて、無事１０日間の休みをゲット。
パリで問題山積み
パリにつき、事務所へ行くも、外国語がわからず。
見つけた日本人に質問してみると…。
オーディションで決める
ウォーキング
プロのモデルにさえ怒号が飛び交うような、緊張感の溢れるオーデイション
素人のプラズマさん、開き直るしかなく、
夜、ビールを買いに行く時の歩き方
を意識してウォーキング。
すると
エクセレント！！
の声。
他のモデルは自分が選ばれたい
↓
服よりも自分を目出させる歩き
↓
プラズマさんは欲がない
↓
自然体で歩き、自分を消して服を際立たせる歩き
正式にバレンシアガのモデルに採用
モデルデビュー
当日のスタッフからの指示は服のことだけ。
愛用のグリルをこっそり装着し、パリコレのランウェイを歩いたそうです。
しかしその後、モデルの仕事は一切来ていないそうで…。
なんか、かわいそうな最後でした。
