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心房細動再発・再手術。心臓カテーテルアブレーション手術を乗り越えろ!!【再入院日記 4日目「美人技師のくすぐり地獄と、病室泥棒」】

【再入院日記 4日目】

 

泥棒対策

 

1時間おきに目覚めたが、なんとか眠れた。そんな浅い眠りから覚めると…。

 

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ここの近くの荒本で、乗ってた自転車を信号待ちのクルマのフロント部分にブチ当てる動画がテレビで紹介されている。

 

ムチャクチャな世の中だ…。

 

さて、時間は入院初日にさかのぼる。

 

実はそのとき、看護師さんから言われたことがあった。

 

「1年に1回くらいですが、病室にも泥棒が入るんです。個室には貴重品入れがありますが、鍵は南京錠を締めるタイプで。南京錠はないんです。1階のコンビニにも南京錠は置いていますので、貴重品はできれば南京錠をご購入の上、この貴重品入れに入れていただいていた方が安全です」

 

この説明は目からウロコだった。病院の個室にカギはついていない。お見舞いの人がいない場合、入院患者が検査などで部屋を留守にした場合、悪く言えば「はいり放題」だ。

 

泥棒目的で、さも「お見舞いに来ました」って顔をして入室し、その部屋が留守なら、泥棒し放題だ。

 

お方さまはこれを聞いて、すぐに南京錠を買いに行った。小さな南京錠ではあったが、僕はそこに財布を入れていた。

 

さて、入院して4日目。この時、僕は初めてその南京錠の鍵を開け、財布を取り出した。

 

フルパワー歯磨きオヤジ

 

食事の後、歩いて廊下の反対側にある「デイルーム」へ行く。4人がけのテーブルが7セットくらいあって、誰でも利用できる憩いの場だ。

 

僕の個室の3つ隣の大部屋。大部屋は洗面所が投下に面しているのだが…。

 

僕と同じ日に入院したおっちゃん。なぜかいつも、おっちゃんが歯を磨いている場面に遭遇する。

 

しかも、ブラッシング時の音がかなり派手だ。全力で歯を磨いている。僕は密かに、「フルパワー歯磨きオヤジ」とあだ名をつけている。

 

廊下の先の「デイルーム」。ここに飲み物が売っている。と言ってもブリックのオレンジジュースやいちごオーレ、良くてコーヒー牛乳など、患者の体にも優しい飲み物ばかりだ。

 

執筆中はカフェインが欲しい僕は、子供が飲むようなコーヒー牛乳を買って部屋に戻る。

 

部屋に戻ると再び、財布は貴重品入れに戻し、鍵をかけた。

 

美人技師によるコチョコチョ検査

 

今日は長めの検査があると聞いている。10時前くらいに呼ばれた。お方さまに検査に行く旨、連絡をして部屋を出る。

 

検査は、心エコーと、動脈の硬さを調べて血管年齢を診断する血圧脈波検査と、長時間計測する心電図の3つだ。

 

まずは心エコー検査。

 

小さな部屋に入ると

 

目の覚めるような美人技師が僕を待っていた!!

 

入院前に同じ検査をしたときはオッサン技師だったので、今回もヤツだと思って油断していた!!

 

今回の入院で、初めて遭遇する美人担当者だった!!

 

さて。心エコーとは

 

患者はまず、胸部を露出し。

 

左側、つまり心臓側を下にしてベッドに横たわる。

 

技師は患者の背中側、お尻のあたりに腰掛け。

 

右手で、大量のゼリーのついたコロコロ状の器具を、患者の心臓付近に当てる。そして左手はコンピューター的な機械を操作している。

 

つまり、技師と患者の体はほぼ密着している。

 

患者は上半身はハダカだ。

 

で、おそらく技師は心臓の

 

・左心房

・左心室

・右心房

・右心室

 

の4箇所をエコーで診るため

 

患者の胸の付近を、極めてピンポイントで、ゼリー付きのコロコロを当てる。

 

美人技師は患者の胸に器具を当てながら、目はモニター画面に釘付け。

 

例えば左心房を見るときはその画面が出るよう必死にコロコロを微調整しつつ、モニターを凝視している。

 

この状況を、患者側から言わせれば

 

左胸を下に横たわっているので、つまり右腕は上になっている。

 

技師は患者の背中のお尻の側に座り、患者の身体越しに手を伸ばし、患者の左胸を弄(まさぐ)っている。

 

つまり

 

美人技師の、右のオパーイが、患者の右腕に密着しているのだっ!!

 

ええーっ?!

 

と叫びたくなるくらいの、オパーイ密着度であり!!

 

さらに!!さらにだ!!

 

美人技師は僕の左胸辺りを、ゼリー付きコロコロでまさぐっている!!

 

つまり!!

 

患者の左の乳首の近辺を、ずっとずっと、延々と!!

 

乳首をゼリー付きコロコロでまさぐっているのだっ!!

 

自らのオパーイを、僕の腕に密着させながら、だっ!!

 

くっ!くすぐったい!!

 

「うひょ。うひょうひょひょひょ。うひょ」

 

思わず声が漏れた!!

 

オパーイ密着から逃れるため、僕はやや体を左に傾けると

 

美人技師は、当てるべき部分がやや遠くなったため

 

より強く体を密着してきたっ!!

 

つまり(僕の意図とは逆に)より強くオパーイは密着の度を強めっ!!

 

僕の乳首をまさぐるコロコロは、より執念深くコロコロ、コロコロ、を繰り返すのだったっ!!

 

これは苦しかった!!

 

エロくない、エロくないよ!!

 

でも「たっぷりゼリーの乳首コロコロ」は、死ぬほどくすぐったく!!

 

この状況が検査結果に悪影響が出ないよう、僕は平静を装うも!!

 

どうしてもくすぐったさが優って、

 

「うひょ。うひょうひょひょひょ。うひょ」

 

の声が漏れてしまうのだった!!

 

かなり執拗に、このくすぐり地獄の検査は続いた…。

 

心電図と血管年齢

 

この責め苦から解放されたら、次は心電図。

 

心電図室で10分間の心電図を計測して両手、両足を強めに圧迫され、解放され、を繰り返す、血管年齢の測定。

 

推定血管年齢は実年齢相応、との検査結果だった。

 

泥棒事件発生!

 

部屋に戻り、しばらくすると

 

看護師さんが、慌てて入室されてきた。

 

「お隣の病室に泥棒が入ったみたいなんです!カバンがなくなって、中身だけぜんぶ抜かれたカラのカバンが、デイルームで見つかったみたいで。こちらのお部屋は、貴重品がなくなったとかありませんか?」

 

そんな!1年に1回あるかないかと聞いていた病室泥棒が、まさか僕の入院中に起きるなんて!

 

「それ、いつの話ですか?」

 

「たった今です」

 

僕が検査に行っていた時かもしれない。でも初日の看護師さんの忠告を聞いて、財布は貴重品入れに入れていた。南京錠をつけて。

 

iPhoneとパソコンは出しっ放しにしていたが無事だ。

 

「大丈夫みたいです」

 

「良かったです」

 

昼食を終えた頃、お方さまがきてくれた。家の布団やシーツを洗ってくれていたようだ。先ほどの泥棒の話をしたらとても驚きながらも、自分が初日に買ってきた南京錠がちゃんと役目を果たしてくれたことに満足しているようだった。

 

チョコパイ18個のお土産(^^;;

 

14時ごろ。親戚がお見舞いに来てくれた。

 

なんと、手土産に

 

ロッテのチョコパイ、9個入りのパックを2パックも買って来てくれた(⌒-⌒; )

 

 

 

 

チョコパイばかり18個って

 

なんでも、以前あったお通屋の席で、僕が美味しそうにチョコパイを食べていたのを見て、

 

「あれをタラフク食べさせてやろう」

 

と思い当たった、とのことだった

 

あ、ありがとう。(^^;;

 

渡部先生による退院許可

 

夢中で入院日記を書いていたら、あっという間に5時になっていた。

 

「5時に夢中!」の木曜日は必見の日だ。ホラー作家・岩井志麻子と新潮社編集部長の中瀬ゆかりによる、徹底した下ネタトークが炸裂する爆笑の曜日だからだ。

 

特にエロ全開の岩井志麻子、ホラー作家なのにこの日もエロ話で爆笑、爆笑をかっさらっていて。

 

「私はオ◯ナニーの神になる!!」

 

と宣言するくだりで、お方さまと2人で大爆笑!!

 

と、そのとき!!

 

クールな渡部先生が入室!!

 

大慌てでテレビを消す!!

 

「どんなご様子ですか~」

 

渡部先生が静かに聞かれる。

 

「はい、もうすっかりいいです」

 

と答える。

 

「そうですか。今日の検査でも異常は全く見つかりませんでしたので。明日の午前中の退院を認めます」

 

「本当ですか!どうも有難うございます!!」

 

お方さまと2人で、精一杯の感謝を込めて先生にお礼を言う。

 

来た時と同じように、渡部先生はクールに退室された。

 

ということは

 

明日の朝ごはんを除けば、

 

晩ご飯はこれが最後だ。

 

・白身魚の照り焼き

・青菜の炒め物

・レンコンサラダ

・キウイフルーツ

 

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丁寧に、丁寧にいただく。

 

退院できるということは、とてもありがたいことだ。

 

でも僕はなぜか名残惜しい気がしてならず。

 

「アンタ。もう少し入院したいと思ってるやろ?!」

 

とお方さまに心の内を見透かされた。

 

「そ、そうかて。ここの病院、みんな親切やし。このご飯が、ここの病院の精神をよく表してる。病人が、少しでも美味しく食べられるように、一生懸命考えてこしらえてくれてる」

 

「でもな、退院できない人もおるんやで。退院できることはありがたいことやと思わな」

 

お方さまに静かに諭された。

 

お方さま。我が妻にして我が人生の師よ。

 

18時半、師は帰っていった。その足取りは軽かった。

 

このあと19時半から、親戚から串カツのフルコースを奢ってもらうこととその足取りの軽さには、何の因果関係もない、と師はのたまわれていた。

 

スマホに、お方さまから無数の美味しそうな串カツの写真が送られてくる中

 

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僕は、ずっと入院日記を書いていた。