来週は「有名な日本人」じゃ無い!!
2/16の陸海空は、例によって「シンガポールでいちばん有名な日本人」
陸海空が、この〇〇でいちばん有名な日本人しか放送しなくなり久しく。
「今夜は〇〇でいちばん有名な日本人か!超楽しみ!!」
なんて意見は一度も耳にしたことはない、嫌われ企画。
あれほど面白かった陸海空、
ナスDはもはやいち社員と言うより、テレ朝の顔と言っていいほどの存在になったにもかかわらず…。
今では年に一度、大晦日の特番に出る程度。
素人考えですが、ベア・グリルスやエド・スタフォードばりの無人島サバイバル生活のリアリティ番組をナスD主演で撮ったら、かなり面白い番組ができると思うのですが。
なぜかそう言う安易な道には走らず、彼はコツコツとこれまで通りの過酷ロケを続けていられるようです。
さて、その陸海空ですが、有名な日本人シリーズになり、その中でも少しずつマイナーチェンジをして、今では小峠がMCでさえなくなり、大下アナが司会になってところどころでクイズを入れる、と言う迷走ぶり。
面白かった番組が、どんどん迷走して行き、目も当てられない惨状になって終わる、と言う「番組あるある」の今まさに途中経過を見ているようで、いたたまれなくなっていたところですが。
ついに!この「有名な日本人」の無限ループが、来週は変わるようです!!
来週は新企画「クイズ出しまアース」
折り紙が好きすぎて、博物館を作っちゃった人や
俳句マニアなど、
日本のことが好きすぎる外国人が、日本人なら知っておくべきクイズを出題
あなたは何問わかる?!
うっ…。
なんか、"「有名な日本人」のインタビューの途中に思いつきました"的な…。
やはり、かつての「体を張ったギリギリロケ」で生まれるドキドキ感を味わわせてくれる番組に戻る気は無いんだな…。
有名な日本人無限ループから脱して、ややホッとした感はあるものの、大して変わらないのか、と言う虚無感からは抜け出せないのでした。
どうか、来週のこの企画が、これまで以上に面白い特別なものであることを願います!!
そもそも、面白かった頃の陸海空って…。
もともと
部族アース
釣りまアース
豪華客船アース
ドローンアース
など、文字通り陸海空からアプローチして、キレッキレのナイフのように尖った企画で、日本の緩んだバラエティ界に風穴を開けようという、青雲の志が見て取れる番組でした。
しかし、その志とは裏腹に、撮れたVの全てが視聴者に受け入れられたかといえば決してそんなことはなく…。
出演しているタレントの発信力が弱いな、という印象はありました。
ミステリーアースなんて言うまでもなく。
釣りまアースなんかは、当時まだ勢いのあったサンシャイン池崎が、彼なりに必死で体を張って、世界中の怪魚を釣るって企画に挑んでいましたが。
怪魚を釣るって、確かに外国の専門チャンネルとかではたまに見ますが、
日本のお茶の間にはあまりマッチしないなあ、という印象で、サンシャイン池崎のせっかくのハイテンションも空回りしている感がありました。
やはり、固めて1週間くらいスケジュールが抑えられるタレントさんでは、ひとりで大きな企画を成立させるのは弱いな、と言う印象がありました。
女ナスD?非凡なREINA
豪華客船アース、CIAに就職が決まっていた、という触れ込みの女芸人REINAにより、豪華客船に乗り込んで、その豪華客室に宿泊しているセレブな人たちを口説き落とし、客室内部を撮影させてもらう、という企画。
正直なところ、この企画そのものはそれほど面白くはありませんでした。
その理由の一つが、このREINAがあまりに有能すぎて、与えられたミッションをけっこう軽々とクリアしてしまう、と言う側面があったかと思います。
このREINAという人の、船内のどこに行けば目指すセレブと会える可能性が高まるかを考える作戦能力や、
どうすれば相手の懐に入り込めるかを入念に計算し行動に移すコミュニケーション能力の高さなど、
彼女の持つ能力の高さは驚嘆すべきものがあったと思われます。
のちのこの番組はナスDのとんでもない能力の高さが明らかになり、そこから大きく飛躍することになりますが…。
実は彼女は第2のナスDだったのではないか、と今でも思います。
もちろん、その能力のベクトルはナスDのそれとは全く違います。
豪華客船アースもあっさり打ち切られてしまったものの、彼女の能力を活かすもっと別の企画があれば、もっと跳ねてたのではないかな、と今でも残念に思います。
西村の驚くべき人間力
途中から参戦した西村アースこそ、タレント力が活かせた最大の企画だったのでは、と思います。
バイきんぐの「じゃない方」の西村が、世界の観光地でインスタ写真をあげて、それについたいいねの数がそのまま旅の軍資金になる、という企画でしたが。
まさにこの旅が、西村という人間とぴったりあった企画となりました。
どんなにいいねがついても現地のお金では数百円にしかならず、そのお金で同行Dと2人分の食費・移動費を捻出しなければ行けない極貧旅。
西村のクズっぷりも面白かったけど、どこか憎めない彼の性格や、飾らない人間力は旅のあちこちで現地の人から思わぬ援助の手を差し伸べられることも多く。
彼の特殊な能力で成立していた企画でした。
その後、彼は忙しくなったのか、もうこの企画も立ち消え状態。また新シリーズが見たいなあ。
驚異のテレビマン ナスD
言うまでもなく、この番組で最もヒットしたのは「部族アース」
それを担当していたタレントはU字工事でしたが。
真にこの企画をヒットさせたのは、言うまでもなくナスD。
本来、裏方であったはずの彼が、いつのまにか部族アースの、いや陸海空の、いやテレビ朝日の顔となっていくほどの人気者となるわけですが。
これは番組側は全く意図していなかったものと思われ。
これはわずか2年ほど前の話であるにもかかわらず…。
もう今の世の中では、地上波では放送できないようです。
部族アースの初期の頃、撮影スタッフがアマゾン奥地で部族の襲撃を受け、生きるか死ぬかの状況に陥った、
テレビ史上最も緊迫した映像
はもう再放送などはできない模様で。
そのあたりをYouTubeであげている
ナスDの大冒険 YouTube版
の、
エピソード0
のシリーズが、やはりムチャクチャ面白い!!
もう見ることができないと思っていた襲撃シーンなどを、丁寧に再編集してアップしていただいています。
我々は未開の部族と言うと、ほぼ全裸で、異様な色の化粧を体のあちこちに塗りたくった人たちを想像しますが、のちにナスDが言うように、もう裸の部族なんてものは存在しない、今さら裸の部族を紹介するような番組があれば、それは疑ったほうがいい、と言う趣旨の発言をされますが。
ここで彼らを襲う部族民も、やはりTシャツを着てジーンズを履いて。
特に変な化粧なども見えず。
文明人とまでは言いませんが、とても頭の中にある未開人と言うイメージとは結びつかず。
それが、さらにリアルさを醸し出し、緊迫感と恐怖を見るものに印象付けます。
当事者の皆さんは生きた心地がしなかったでしょうが…。
見る側は、何度見ても手に汗を握るこの映像。
僕にとって、陸海空といえばこの世界で。
世界各地で100人に「あなたの知ってる日本人の名前は?」と聞くだけの、ゆるいロケで作る番組とは全く違います。
インスタは生きている
インスタの他のアカウントはほぼ停止している状態ですが
部族アースのアカウントだけはまだ動いていて。
例えば
去年の10月にはネパールへ行かれているようで。
約半月かけて目的地へ移動され。
友達ができながらもすぐに帰国命令が来て、(年末特番への出演命令だったと思われる)
View this post on Instagram. 【10月28日 後輩からの衛星電話】 . 年末忙しいので帰って来てくれ と電話がありました。 今回の訪問は冬季に密着取材を 行う為の物資運搬が主な目的です。 なので一旦会社に戻ります。 元気です。
最近、また戻って行かれているようです。
部族アース」の名前でこれらの近況を報告されていますが、もはや陸海空でここまで尖った内容を放送することはないんじゃ無いか?と思われるほどのゆるみっぷりなので。
と言うことだそうですが…。
また、今年の年末なのかなあ…。
早く見たい気持ちでいっぱいです。