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2/18「激レアさんを連れてきた。」ほぼ飲みニケーションだけで廃園寸前の動物園を救った伝説の園長 無料でキリンを1匹ゲットしたという逸話も頷ける魅力いっぱいのお人柄が画面から溢れ出る、素晴らしい人間力を持った人でした!!

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今日の激レアさんは…。

 

サラリーマン一筋の素人だったのに、なぜか赤字動物園の延長になり、ほぼ飲みニケーションだけで廃園の危機を救っちゃった人

 

ことアカオさん。

 

 

 

現在77歳のアカオさん。元気一杯といった感じのおじいちゃん。

 

実際、収録中もけっこうフリーにトークを差し込んで来られます。

 

この種のしゃべりすぎる素人は、得てしてプロの流れを分断し、収録をめちゃくちゃにしがちですが…。

 

アカオさんはその種の素人ではなく。

 

ちゃんと流れを見て、弘中アナや若林のトークを分断するようなことはせず。

 

何よりも、その不思議な人間力で、全てを笑いにしてしまうような、おおらかなお人柄。

 

きっと、飲みに行ったりでもしたら、この人のファンになっちゃうんだろうな!!と感じずにはいられませんでした!!

 

敏腕営業マン

 

元々は住宅販売の営業マンでいらっしゃって。

 

営業時代の最大の武器が、飲みニケーション。

 

営業成績は全国1位、いわゆるトップセールスマンだったそうです。

 

第1章「まさかのサラリーマン園長誕生!?」

 

60歳の時、新聞で「動物園園長募集」の記事を見つけます。

 

その羽村市動物園は、アカオさんも子供さんが幼い頃によく通った、思い出深い動物園。

 

記念受験のノリで受けてみようかな、と思い立ちます。

 

視察の意味も込め、久しぶりの訪れて見た羽村市動物園。しかしその視察で、アカオさんはショックを受けることになります。

 

このころの羽村市動物園、かつての面影はなく、人気動物はいなくて、おとなしい草食動物が少々いるだけ、施設はボロボロ、従業員も無気力。

 

まさに廃墟のような動物園となっていたのでした。

 

面接でブチギレ

 

その光景にショックを受けたアカオさん。

 

第一選考である論文に、このショックをぶつけます。

 

園長募集などカネのムダ!!

 

年棒800万×5年契約=4000万あればもっといい施設を作れる!!

  

といった趣旨の論文を提出。

 

これが通って2次試験の面接でも、ほぼ同じことを面接官に力説。

 

全てが正論だったため…。

 

ただキレてるだけのアカオさんが最終面接にまで残ります。

 

辞退するつもりが…。

 

最終面接の市長との面談でも、まさか受かると思わず平常心で臨んだ結果…。

 

見事、園長に就任してしまいます!!

 

ただ、この園長受験を会社には秘密。さすがに、やはり辞退だなと思っていたところ…。

 

「このあと記者会見だから」

 

という市長の言葉を聞き。

 

もう後戻りできないと悟ったアカオさん。

 

会社に迷惑をかけてはいけない、と辞職を決意。

 

しかもすぐ園長就任記者会見があるため…。

 

なんと、辞職の意志は電話で伝えることになりました!!

 

廃園寸前で1億円の大赤字

 

さて、事前に視察し感じていた園内の雰囲気は、園長になって中に入ってみると輪をかけて酷いもので。

 

従業員が暗い

 

動物がいない

 

人が来ない

 

に加えて、園には1億円の借金がある、にっちもさっちもいかない状態だったのでした。

 

第2章「従業員にスマイルを!炎の4番勝負」

 

まずは従業員から明るさを引き出そう、と考えたアカオ園長は、笑顔になれる4つの秘策を考え実行に移します!

 

①ニコニコキャッチボール

 

これは8時に出社後、すぐに行います。

 

毎朝、従業員全員が輪になり、フェイントを入れながらキャッチボールをする、と言うもの。

 

②スマイル体操

 

これは朝礼のあとに行います。

 

毎朝、従業員全員が輪になり、お互いを見ながら頬をマッサージする、というものでした。

 

③わんわんトーク

 

これは17時、閉園後に行います。

 

アカオ園長と従業員が1対1で今後の展望、要望などを話し合うというものでした。

 

④飲みニケーション

 

これは18時、退社後に行うのは当然。

 

こうして従業員の意識改革を目指したアカオ新園長でしたが…。

 

しかし、これらの秘策は、当時は全て空振りに終わっていたようでした。

 

第3章「敏腕営業マン、0円で動物を増やす」

 

キリンの死

 

アカオさんが新園長に就任してわずか3ヶ月後…。

 

唯一の人気動物・キリンが天国へ行ってしまいました。

 

新しいキリンを入手するには2000万円が必要。

 

1億の赤字がある中で買えるわけがなく、早くも絶体絶命。

 

全国の園長とつながれ!

 

「日本動物園水族館協会JAZA」の会合は月1で開催されていました。

 

www.jaza.jp

 

アカオさんもこの会合には出席されていて。

 

ここで全国の園長さんたちを飲みに誘い、つながりを強化していきました。

 

会議のない日も、日本全国の動物園に足を運んで視察、閉園後は飲みニケーション。

 

こうして全国の園長さんとの親睦を深めながら…。

 

実は、

 

キリンがいる動物園を調べ、

 

赤ちゃんが産まれるタイミングを見計らって…。

 

「うちのキリン、最近死んじゃって、困ってるんですよね…」

 

「じゃあ…。一匹あげるよ」

 

アカオさんは「嬉しかったですね〜」と笑ってらっしゃいましたが、実は緻密な計算の元の作戦でもあったわけです。

 

無料でたくさんの動物をゲット!

 

しかも、この作戦行動を全国の園長に行っていたので、アカオさんは日本中の動物園から、全て無料でたくさんの動物を手に入れることができました!!

 

 飲みニケーションでゲットした動物
キリン 1頭 マントヒヒ 2匹
レッサーパンダ 3匹 サーバル 2匹
シマウマ 1頭 ヤギ 6匹
ビーバー 2匹 ミニブタ 2匹
フラミンゴ 12羽 クジャク 4羽
ダチョウ 1羽 ツル 3羽
ペリカン 2羽 フクロウ 2羽
ハクチョウ 4羽 インコ 35匹
ニシキゴイ 120匹 カメ  37匹

 

若林:酒に何か入れてんじゃないですか?(笑)こんなにゲットして!!

 

(ニシキゴイ120匹、カメ37匹)池、大変なことになってんじゃん!!

 

従業員の意識変化

 

こうして次々に動物を無料で手に入れるアカオさんの手腕に、次第に従業員たちも

 

アカオのおじさん、すごい人かも…。

 

とその手腕を認めるようになり。

 

スマイル体操に心からの笑顔が宿り始めました!!

 

第4章「そして黒字営業へ…」

 

動物は増えても、依然して来客数は横ばい。

 

夜の動物園ツアー:来客数22人

 

ペンギンの赤ちゃんの命名式:11人

 

と行った、お寒い集客状況にありました。

 

晩酌中のアイデアを実践

 

アカオ園長、晩酌をしながらどんなイベントがいいか考えます。

 

それらは全て、動物はそっちのけの素人が考えそうなイベント。

 

誰もが失敗するだろうと思いましたが…。

 

でもこれらの「動物そっちのけ感」が逆に受け入れられ。

 

とんでもない数のお客さんがやってくることになりました!!

 

・フリーマーケット→5000人

 

・落ち葉で遊ぼう!落ち葉プール→5000人

 

・囲炉裏を囲もう→2000人

 

・クリスマスツリー飾り→2000人

 

・ピエロと遊ぼう→1000人

 

猿を風呂に入れる方法

 

ある日、猿山の池を掃除していたアカオさん、

 

地獄谷みたいに、猿が温泉に浸かってる姿を見せたらお客さんが来るのではないか

 

と閃き、すぐに猿山の池をお風呂に改造。

 

しかし、猿は初めて見るお風呂にビビりまくり、入ろうとしません。

 

そこでこのお湯にエサと牛乳を入れます。

 

エサを探すためお湯に入る猿が、お湯が牛乳で白濁していることでなかなか見つけられず、結果的に長く入浴する、という効果を狙った作戦。

 

これが功を奏し、お客さんが大盛況となります

 

シラフの効果

 

ここまで全て飲みニケーションで乗り切ってきたアカオさんですが、最後はシラフで…。

 

都庁に掛け合い、1億円の予算をゲットしました!!

 

若林:(爆笑)シラフが1番、結果でてんじゃん!!(最初からシラフなら)ライオンとかトラとかきてんじゃないの?!

 

アカオさん:反省してます

 

なんでも、東京都は動物園に年間10億円の予算を割り振っているそう。アカオさんもそれを支給してもらうべく、様々な計画書、予算書などを書いて都に提出。ついに1億円の予算が支給されるようになったとのこと。

 

若林:1発で(予算が)通ったんですか?

 

アカオさん:何回も通いました。

 

若林:それは誘わなかったんですか?飲みニケーションには?

 

アカオさん:都庁の人は、堅いですからね…。

 

アカオ園長の改革

 

5年間の改革で

 

動物80種500匹→120種1100匹

 

年間来場客→プラス5万人

 

1億円の大赤字が黒字経営に

 

という、素人園長としては考えられないほどの大改革を成し遂げられたのでした!!

 

若林のラベリングは、

 

都庁の人にだけ飲みを断られる人

  

でした。

 

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tver.jp