走れダイエットランナー!

ポンコツ夫とポンコツ嫁はん。ランニングで健康維持しつつ映画やテレビ見ながら言いあらそうブログです。

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「大脱出!サバイバルレース: モンゴル」 エド・スタフォードVSウルトラランナー!!ソリによる砂漠地帯の移動、焼け石を埋めて暖をとるキャンプ方法、ヤナギをくり抜く水筒など、見所満載のサバイバルレースの神回でした!!

大脱出!サバイバルレースの第3話、神回となりました!!

 

対戦者

 

今回、エドと対戦するのは「野外生活の達人」と紹介されたマット・グレアム。

 

彼の著書は日本語訳もされています!

 

ぼくは原始人になった

ぼくは原始人になった

 

 

英語で Matt Grehamでググると、かなりの数の動画がヒットします。どうやらサバイバル業界においてかなりの有名人である模様。

 

 

舞台はゴビ砂漠。

 

 

素肌の上から手編みのベスト、下はランニングパンツでしょうか。帽子だけ、インディ・ジョーンズばりのハットといういでたち。

 

超長距離ランナーであり、狩猟採集の達人として紹介されています。

 

もしそれが本当なら、これこそ見たかった試合ではないでしょうか!!

 

エドは卓越したサバイバルスキルがありますが、100kmを超える超長距離を走るランナーに同じようなスキルがあったら、サバイバルの達人・エドは太刀打ちができるのか?

 

コースを考案し、このレースの監修者でもあるウディはこう分析しています。

 

マットはサバイバル界の超人でおまけに長距離ランナーです、エドは不利でしょう

 

行程 

 

山の中で降ろす

山を下ってステップ地帯を進み

ゴビ砂漠へ

北部にある塩湖がゴール

 

ステップ地帯とは

 

ステップ地帯という耳慣れない言葉が出てきましたが「ステップ」とは、

 

中央アジアチェルノーゼム帯など世界各地に分布する草原を言う。ロシア語で「平らな乾燥した土地」の意味。ステップは植生や気候によって定義される。

ウィキペディアより

 

だそうです。

 

ステップ地帯は不毛の地、食料と水があるのは山の中だけ。最低限の蓄えがないと砂漠を生きて出られない。

 

降ろされる山の標高は2,500〜3,000メートル、山頂には雪

 

山を降りると過酷な暑さ、低体温症と熱中症の危険が混在

 

1日目

 

エド

 

車を降ろされた場所は山の上、はげしい雨。かなり寒いと思われ、低体温症の危険を避けるため下山を急ぐ。

 

撥水効果がありそうなジャケット着用。

 

普段ならこんな危険は犯しませんが、斜面の途中で雪か砂嵐に遭遇するのは避けたい。

 

という理由で、滑りやすい砂利の斜面を駆け下りる。

 

食料の確保

 

猛禽類が飛んでいるのを見て、崖の上にマーモットが生息していると判断、危険を冒して崖を登るも…。。

 

片手に自撮り用カメラで撮影しながらなので危険は倍増。

 

挑戦者は自撮り用カメラを持っていない。「自撮りサバイバリスト」としての彼の番組なので、契約で必ず片手にカメラを持って移動することと書かれていると思われる。

 

巣穴を見つけ、細いヤナギの根で作った輪のワナを仕掛け…。

 

崖下に戻り、洞穴で一夜を過ごす

  

 

マット 

 

エドが撥水ジャケットを着用しているのに対し、マットは寒さ対策として、腰に巻いた風呂敷から布製のポンチョを取り出し羽織るだけ。

 

(こいつ、ほんまに大丈夫か…。と見てるこっちが心配になる)

 

寝床

 

谷底に降りてすぐ、2メートル程度の枯れ木を集め、円錐形に組む。何本も立てかけバランスを強固な枠組みを作り。

 

その上にトウヒの枝を集めて寝床を覆う。屋根つき寝床の完成。雨が降った際の体温低下が命取りのため。

ja.wikipedia.org

 

火起こし

 

弓切り式で火を起こす。とても手慣れた様子。

 

何もないところから火を起こすのは困難で、第1話に出ていたアルドは結局、火を起こすことができなかったほど。

 

もちろん番組ではある程度編集されているので、実際に火を起こすのに要した時間は不明だが、道具を使う様子など、火起こしの熟練度がはっきりとわかった。

 

 

履物=ルナサンダル

 

この時マットの足元がアップに。

 

履いているのはルナサンダル。

 

Luna Sandals OSO Flaco 4
 

 

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族

BORN TO RUN 走るために生まれた ウルトラランナーVS人類最強の“走る民族"

 

 

www.rundietrunner.com

 

道具製作

  

食料を得るため、仮の道具を手作り。木をナイフというよりナタで削り、投げヤリを製作 

  

ウディからの助言

 

ゴビ砂漠には何もない。必要なものを入手してから山地を離れるべき

 

 2日目

 

エド

 

昨日の罠は不発。さらにマーモットの巣穴を探し、新しい輪ワナを仕掛ける

 

数時間後見に行くと見事にマーモットがワナにかかっている。子犬くらいの大きさのマーモット。

 

生きるためには仕方がないが、心が痛む

 

マーモットの死骸の頭を切り落とし、中身を取り出す

皮だけきれいに残す

水筒として使う

 

見事な手際で、マーモットの形をした赤い肉の塊と、それを覆っていた毛皮を見事に引き剥がす。

 

ピラミッド型の簡易的な燻製器を作り、一晩、火の上に肉を吊るす

表面を煙でいぶることでハエが卵を産み付けるのを防ぎ長期保存が可能 

 

マット

 

2メートルの投げヤリを5〜6本、作り、大きな氷の塊を発見し、それをナタで四角に切り落とし、草のヒモでカバンのように持って、天然の水筒として携行

 

早くも砂丘へ出る

  

ステップ地帯を延々と走ると、氷の塊はあっという間になくなる。

 

山の麓に到着、水より先に食料調達。投げヤリでネズミを狙う、何度もチャレンジするが当たらず。

 

暖かい寝床の作り方

 

今回、目から鱗だったのがこれ。

 

まず、地面に1メートルほど掘って浅い溝を作る

その溝に石をたくさん放り込む

その石の上で火を起こし、石を加熱する

数時間後、火を消し、加熱した石の上に土をかける

その上で寝ると、暖かい寝床になる

 

 

3日目

 

エド

 

大量の燻製肉がうまく出来上がっている。大きな葉に包み、携行。

 

小川でマーモットの形をしたままの皮の水筒に水を入れ、5リットルの水を確保。

 

資源が豊富な山岳地帯から、不毛のステップ地帯に出るにあたり、不安を隠せないエド。

 

勇者は恐れないなんて間違った考え。勇者とは恐怖を抱えながら前に進む者のこと

 

ソリ作戦

 

水、食料、カメラで8kgの荷物とともに砂漠の横断は危険。

 

体力温存のためソリに荷物を乗せる作戦を思いつく。

 

ソリ製作

 

2本の長いヤナギの木で大きな弓を2つ作り、横木で繋ぎ枠を固定してソリを作る。

 

水、食料に加え、薪もソリに積む。

 

長いツルの一端をソリの先につなぎ、もう一端を自分の道に巻きつけ、歩きながらそれを引っ張るという形。「完璧なソリ」

 

延々と午後を歩き続け、ステップ地帯の真ん中で、ソリから薪を取り出し火起こし、寝床とする。

  

マット

 

ステップ地帯を走り続けるが、水がない。

 

帯状に木が生えている地点を見つける。それは川の存在を意味するが、コースからは遠回りになる。 

 

遠回りで川に到着、水を得る。

 

マット式水筒

 

ヤナギの太い枝を40〜50cm切り取り、半分に割る

底だけ残し、中身をくり抜き、貼り合わせる

水筒の出来上がり

 

ヤナギに含まれるサリチル酸が鎮痛作用、抗炎症作用も期待できるとのこと。

 

接着剤

 

貼り付けるための接着剤は、カラマツの樹脂を使う。隙間なく樹脂を塗り貼り合わせ、念のため外側の隙間も塗って埋める

 

仕上げに本体にツルを何重にも巻きつけ補強。

 

4日目

 

エド

 

朝から延々と歩き続ける。

 

マーモットの乳首から水を飲む。穴が小さいので少しずつ飲め節約できる。

 

ステップ地帯から砂漠へ差し掛かる頃、マーモット水筒の水が枯渇。

 

かなり焦った表情を見せるエド。

 

砂丘の一部で茶色が濃い地帯を発見。そこへ向かうと砂が濡れている。

 

掘ると水が出てくる

 

 

マーモットの水筒に水を補給、約2リットル。

 

砂丘のかなり高い丘に登ってしまい、そこでかなりの強風に煽られ危険な状況に。なんとか回避し、水場にたどり着くと、炎を発見。マットに違いない。

 

軍で学びました、決して的の視界に入るな

 

マットからは見えないように移動。遅れを取り戻した、と喜ぶエド。

 

マット

 

回り道をしたため、エドにかなり追いつかれ始めている。

 

岩石地帯で狩り。投げヤリを何度も投げ、ついに小さなネズミを捕獲。すぐ火を起こし、穴を掘り石で囲って簡易のかまどを作り、ネズミを焼き、食べる。

 

砂漠を進み、水場にたどり着く。

 

アシの枯れ草を大量に拾い、自分の体より大きな穴を掘り、その中に大量のアシを投入。鳥の巣のようなふかふかの寝床を作る。

 

5日目

 

エド

 

残り10km

 

高さを維持したまま、砂丘の合間を塗って移動。上り下りの繰り返しは体力を使うため。

 

ゴールがある塩湖に近づく、マットの姿は前にも後ろにもない。

 

「この勝負、勝ったと思う」

  

マット

 

残り10km

 

水筒の水が枯渇。水筒を捨てる

 

砂漠で水を持たず走るなんてどうかしてる

 

エドは体力温存のため、高さを維持して走ったが、マットは砂丘の上り下りを繰り返し走る。

 

ゴール

 

結局、エドがたどり着いた時はすでにマットがゴールしたあと。

 

エドはゴールまでもう少し、という地点で、「後ろにも前にもマットは見えない」と言っていたので、実はマットはかなり前にゴールしていたと思われます。

 

石橋を叩いて渡る慎重さのエドに対し、準備に時間をかけず、さっさと行ってしまうマット。

 

テレビ番組で、いざという時はバックアップがある、という安心感があるからできる作戦だと思われ。

 

負けはしたもののエドの行動の方が理にかなっていると思いました。

 

しかし一方で、マットの方はさすがにウルトラランナーという側面もあるため、ステップ地帯も砂漠も常に走りながら移動していて。

 

純粋なスピードという点では明らかにマットの方が底力を有していたと見ていいでしょう。

 

とにかく、シェルター作りや水の確保、そして水の携行方法など、見所が満載の1時間でした!!