北海道2日目、取材初日。
しらかばさんの、素晴らしい朝食
サロマ湖100kmウルトラマラソンスタート地点のすぐ前のお宿・宿泊施設しらかばさん。
朝の7:30。朝食会場に向かうと、4人いるはずの宿泊客は僕たち2人だけ。
朝食は、夕食と遜色ないほど豪華。朝からホタテのお刺身。サロマ湖のとれたてホタテ、この上なく美味しい!!サバ味噌も3切れもあり、それだけでかなりのボリューム!!
実はこの大ボリュームの朝食を食べ過ぎたお方さまが…。
このあと、面倒な事態になってしまいます…。
サロマ当日の宿泊
サロマ当日は、この大きな会議室に、すし詰め状態でランナーが寝泊まりするそうです!!
スタート〜10km
さて、宿を出て向かったのは、すぐ前にある湧別総合体育館。
この有名なモニュメント。
2015年
2015年サロマ、ランニングチーム「ラン友」で記念撮影しました。
体育館すぐ横の郷土館で…。
湧別町の歴史を勉強しました。
サロマ湖100kmウルトラマラソンはこの体育館の前からスタートし、まずはぐるりと体育館を一周します。その距離約5kmなんですが…。
サロマ湖100kmウルトラマラソン公式ホームページより
過去2回走ったはずなのに、どの角で曲がるのか、どう周回するのかが…。
マッタクわからない!!
そうだ、オレは重度の方向音痴!!
曲がり角など、わかろうはずもなく!!
何度も何度も、スタート地点からやり直し、
「最初の角は約500m、ここを曲がってみよう!」
「アカン!全然5kmにならへん!!やり直し!!」
「二番目の角を曲がってみよう!!」
「次にどこを曲がる?」
「まっすぐ道なりが左にカーブしてる!!」
などとナビや距離計を見ながら、ああでもない、こうでもないを繰り返し。
この、わずか5kmの正しいルートを調べ出すのに、実に1時間。
お方さまの異変…。
方向音痴の僕は、方角に明るいお方さまが頼り。
しかしそのお方さまが…。
朝食の後から、どうにも様子がおかしい…。
実はお方さま、膵臓に、MRIにも映らない、小さな小さな石があるらしく…。
脂っこいものを食べ過ぎると、それが痛み出すという持病を持っていて。
どうやら、お宿の朝食を食べ過ぎ、その持病が顔を出し始めた様子!!
ひどくなればもんどりうつほどの痛さのこの持病!!
今はまだ、強い痛みではないけど…。
方向音痴と、ハラ痛ナビゲーター…。
この旅、ヤバいぞ…。
残り95kmの取材道を思うと、思わず慄然とするのでした。
10km〜30km
その後、初めてランナーはサロマ湖と出会い…。
サロマ湖を右手に見ながら、延々と8km程度、折り返しを求めて走ります。
折り返してくる無数のランナー、しかしなかなか現れてくれない折り返し地点。
焦りに焦ったことを思い出します!!
サロマってこんなにキツイのか!!まだ序盤も序盤やのに!!
そう思ったことを思い出しました。
サロマ湖は見えていますが、道は恐ろしく単調。迫り来る関門…。
亀足ランナーには最初の大きな難関になります!!
30km〜50km
このあと、30kmを過ぎて、国道238号線に出る道がなかなか分からず。
農作業をしていた地元のおじさんに教えてもらい、やっと道がわかりました。
牧場以外何もない一本道にポツンと現れるコンビニ「ハマナスクラブ」さん。
スーパーとコンビニの中間のようなお店でした。生のニシンなど関西では見たことがなく、2尾で158円って!
お手洗いにも暖房器具が。北海道あるあるなんでしょうが、寒かったのでありがたかったです。
ランナーは238号線から脇道に入り、42.195kmポイントへ。
同じポイントで2015年に撮った写真。
実は走路の右斜め上には、「愛ランド湧別」という大きな道の駅があります。
応援者はここにクルマを停め、下に降りてランナーを応援するポイントです。
ランナーは50kmの関門まで、238号線を延々と進み。
僕が3分も遅れた50km関門。
未知の道
ここからが未知の領域になってきます。
実は旅を始める前に、サロマンブルー、つまりサロマ100kmを10回以上走破されているCさんに、
「最も注意して見るべき場所は?」
と質問すると、
「50キロのところの坂ですね。ここが一番急なはずです。私はいつも歩きです」
と答えが返ってきました。
50kmを超えたところにある上り坂、僕が一度も登らなかった坂を、車から降りて自分の足で登って見ました。
坂の上から振り返った写真です。
54km地点のレストポイントは「グランティアサロマ湖」というビジネスホテルです。
2015年
2015年、青野毬子のモデルの1人・友人のオスカルくんは、ここではまだ元気でした。
このホテルグランティアは、冬季は休業されています。
このグランティアさんにたどり着いた段階で17時近く。今日の取材はここまで。
すぐそばにある「道の駅 サロマ湖」に立ち寄り。
宿へ
本日のお宿はこの上にある「悠林館」。
とても立派なこのお宿は、前出のサロマンブルー、Cさんが常宿とされていて、われわれに勧めていただいたのでした。
俳優の佐藤二郎似のご主人、開口一番に言われたことは、
今日、うち、ヒマなんです。池田さまのご予約は小さい方のお部屋でしたけど、大きな方のお部屋に泊まっていただこうと思いまして。
お食事は
これにさらに帆立貝の酒蒸しが1人に2個。しかも1個が、今まで見たどの帆立貝よりも大きい…。
しかも、「ホタテの酒蒸し、めちゃめちゃ美味しいです!!」と言うと、厨房の方が、
じゃああと2個、追加で持ってきます!!
腹痛が危険なお方さまは1個しかたべれないので、僕が5個たべました…(^_^;)
大浴場で今日の疲れを癒しながら、2日目が更けていきました。
(3日目に続く)