水曜日のダウンタウン1 (初回数量限定 Tシャツ付) [DVD]
- 出版社/メーカー: よしもとミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2015/09/16
- メディア: DVD
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今回の水曜日は
・芸人なら自分のネタと同じ状況が現実に起きたら完璧にツッコめる説 第2弾
・地方ならダウソタウソでも意外とバレずにロケできちゃう説
・トンビがタカを生むにも限界ある説
・コラおじさん風がコラ言わないドッキリ
の4本でした。
芸人なら自分のネタと同じ状況が現実に起きたら完璧にツッコめる説 第2弾
第1段は「水曜日」史上でも有名なほどの名作で。
陣内の視力検査のネタがリアルなコントになった面白さや、
サンドのハンバーガーのネタを伊達ちゃんがガッツリとやってくれたあたり、実に見応えがありました。
今回は
「さらば青春の光」の商売上手な居酒屋」のネタ
とサンドの宅配ピザのネタ
千鳥の寿司屋のネタ。
伊達ちゃんとノブは前回もターゲットになっているのですぐ察したと思うのですが、
個人的にはさらばの森田が、前半部分で戸惑いながらもなんとなく理解していく様子が面白かったです!!
森田(さらば青春の光)
実際の居酒屋で、たぶんマネージャーと思しき人物と森田が居酒屋に着席、
もう1人をマネージャーが迎えに行き、席には森田1人が残る、というところから始まります。
もちろん客は全員仕掛け人と思われ。
店員役は、このコンビの男性の方。岩佐、実際の居酒屋店員のようで「さらば」のネタ世界を誘導していくあたり、とても上手かったです!!頑張れ「下町ミュンスター」!!
▼女性の方、ろぱ仔の「相撲替え歌」とか「卑猥な豆知識」とか、めちゃくちゃ気になるコンビですね!!
1品目の「鉄板餃子」が間違って来た段階で森田は戸惑いながらも
「頼んでないっすよ…」
を連発。
しかし表情は微妙に、何かが気になった様子。
そして2品目の「だし巻き」が間違って来た段階で完全にニヤついて、自分たちのネタだと気づいています。
で、
「頼んでない」
と言われて引っ込めるはずのだし巻きを、岩佐は森田が
「じゃあ、だし巻き…」
というまで引っ込めない「間」の取り方とか、
次の「エビマヨ」が来た時は森田は笑いながらも
「どえらい手法やな」
とネタ内で使われているセリフを使い、
岩佐がエビマヨを引っ込める祭、皿を鼻先まで持っていくと「ハァ〜」ってやったりして、もう完全にネタモード。
エビマヨを正しい客に持って行った岩佐は森田を凝視し、エビマヨを注文するのを待つようにゆっくりと歩き。
この辺りも岩佐、巧みでした!!
ワイプの中で松っちゃんも、
ただのイタいヤツかも知れんしな
とコメントしていましたが、
この後、他の客も巻き込んでエビマヨ13個注文が入ったりするので、森田も照れ笑いをしながら最後までネタを完遂していました。
伊達(サンドイッチマン)
今回、ちょっと残念だったのがサンドの伊達ちゃんで。
事務所の稽古場で、マネージャーがそれとなくピザを頼んでいることを伝えたあと退席。
1人になったところにピザ屋が来るんですが
ピザ屋に扮するのはこの人。高橋の方。
ネタ冒頭の、
すみません、迷ったんで遅くなりました
って言われた時の伊達ちゃんの表情をカメラはしっかり抑えているんですが、完全に
ポッカ〜ン
ってしてる、素の状態。
続けて
行くかどうかで迷ったんで遅くなりました
で事態を把握。
高橋:実は、バイトのやつが店長とケンカしちゃって
伊達:(笑)あ、そうなんですか。
高橋:店長のことを冷凍イカで殴っちゃったんですよ。
伊達:冷凍イカで?
高橋:で、血とか、いっぱい出ちゃって。
伊達:店長の?
高橋:イカの。
伊達:イカのかよ!!
この辺りはテンポよく来たのですが。
このあと、ネタでは
ボケ:2000円になります。
ツッコミ:まけろよ。
ボケ:え?
ツッコミ:遅れたんだからまけろって言ってるんだ。
ボケ:(腹を押さえ、苦悶の表情)ううっ…。お前の…。勝ちだ…
ツッコミ:勝ち負けの話ししてねえよ!!
となるんですが、
高橋:2000円になります。
伊達:はいこれ、2000円。
と、あっさり2000円を渡してしまいます。
高橋:…。あ、すいません、遅くなっちゃったんでまけた方がいいですかね?
伊達:…。
高橋:値段を。
伊達:いや、そうですね、あの…。まけてくれるならまけてください、じゃあ。
と言った具合に、ネタをほとんど覚えていないため、まったく弾まず。
今回の目玉である、
実際のネタにはない番組オリジナルのボケを追加
の部分は、本来のネタではないのでフリーに突っ込めるため、
高橋:ピザって10回言ってください
伊達:なんでだよ!!
高橋:(電話で)お願いしろって言われて…。
伊達:店長が言ってんの?
高橋:はい。
伊達:ピザピザピザピザ…。
高橋:はいありがとうございます、オッケーですぅ!!
伊達:なんなんだよ
高橋:こちらの箱、食べ終わったら綺麗に洗って外に出しといてください。
伊達:そういうやつなの?どんぶり的なやつ?紙だろ、捨てるぞ。
高橋:もう1度使えますんで。
伊達:エコだね。プラスチックにしろせめて。
ネタバラシのあと、伊達ちゃんは
しばらくやってませんからピザ屋のネタ。やめてください、ネタできない人みたいになってる
といつもの笑顔で言っていました。
ノブ(千鳥)
3人目はノブ。ネタは有名な寿司屋のやつ。
実際にこの店を借り切ってやってるようでした。
板前を演じるのは左の松原飼育員。
板前の第一声、
あらじゃい
だけでノブの頬が少し緩み…。
状況を察した模様。さすがノブ。
今も現役でかけているネタなので覚えているのは当然として、
ノブが偉いのは、2回目だけあって、1回目の時のような、
なにこれ?
的な、ノリはするけどちょっと照れたような余計なセリフは一切言わず、完全にネタの世界に入りきったことです。
そのため
松原:(他の客に)アテからでよろしいでしょうか。
ノブ:(独り言)握りの前にちゃんと料理、アテがあるんや。
松原:(他の客に)どぅぞ。甘鯛の皮のねじり焼きです。
ノブ:ねじり焼き!!
松原(他の客に)熱いうちにどぅぞ。
ノブ:(独り言)皮のねじり焼き。すごいこだわってるなあ…。
松原:(ノブに)どぅぞ。スパムです。
ノブ:スパム!!(隣は)甘鯛の皮のねじり焼き?(こっちは)スパム?
と、独り言部分もしっかりと言って、次のボケが生きるよう全力で突っ込んでいきます。
また、オリジナルボケ部分は、
松原:ピラルクのここです。
ノブ:知らんそんなん!!ピラルクのここなんか…。なかったぞ!!
松原:どぅぞ。サザエの巻き戻しです。
ノブ:巻き戻し?!…。どういうこと?
松原:サザエを下茹でして、巻いて、戻しました。
ノブ:意味ないやろ!!…。意味ないことはないか…。
松原:どぅぞ。昨シーズンの春キャベツです。
ノブ:今シーズンの出せ!!誰が昨シーズンの春キャベツ喜ぶねん。できたら今シーズンや。
ネタバラシのあと、スタッフから
オリジナル部分を足してみたんですけど
と言われ
去年の春キャベツ?これはツッコミやすかった。これは我ながらスパーンと行けた。これはいいボケやわ
とにかく第1弾の時のMVPと言っていい伊達ちゃんが覚えていないネタをチョイスしてしまったことが今回の最大の反省点でした!!
このシリーズ、めっちゃ面白いのでもっとやってほしいです。
今度は逆に、ハウメニーピーポーのネタを伊達ちゃんに覚えてもらって、無名の高橋が再現できるかとかやってほしー!!