スティーブン・キングの著した小説の中で、ナンバーワンに人気があるのは、欧米では「イット」ですが、
日本では「ザ・スタンド」がファンの中では一番人気。
それは、特殊なインフルエンザで人類の99%以上が死滅する過程を詳細に描き、
生き残った人々が神と悪魔に導かれたグループに分かれ、
人類の本質は善なのか悪なのかを問う、壮大な物語。
全5巻なんですが、最初の1巻目は、インフルエンザが蔓延し、人類が滅亡する様子を事細かに描写していて。
この1巻目は、キングのどの小説よりも怖い。
最初は、そのインフルエンザに罹患した患者は1人。でもそいつが逃げ出したことで、家族が罹患し、どんどん広がり、
町では死体がブルドーザーで海に投げ落とされてるのに、
テレビはいっさい、そんなことにふれない。
やがて大統領も死に、テレビの生中継で狂った軍隊たちが、殺し合いを演じる…
ザ・スタンドの第1巻は本当に怖い。
ちなみに、
ザ・スタンドのラストは、感動、感動の嵐です。
私は帰宅途中の電車の中で読んでしまい、マジで号泣してしまいました。
後に先にも電車で号泣したのは初めてでした。