熊野古道とサンチャゴ巡礼道。
この二つの「道」の世界遺産を踏破したものに与えられる称号、
二つの道の巡礼者=DUAL PILGRIM
PART1は…。
まずは熊野古道踏破を目指し、前回、規定ルートの3分の1を歩いたわれわれ夫婦。
今回は
その続きとして、
近露王子を出発し、継桜王子を経て、わらじ峠を越えて。
2012年の台風以来、通行止め、迂回路になっている地点まで。
帰りのバスの都合で、今回は10km約3時間とやや短いルートです。
すれ違った旅人=0人!!の衝撃!!
前回、滝尻王子から近露王子までの道のりは、かなり険しく、辛い道のりでしたが、
にもかかわらず30人ほどの西洋人巡礼者の皆さんとすれ違いました。
今回の、近露王子からわらじ峠ごえの10kmの道、3時間歩きましたが…。
なんと、すれ違った旅人が誰もいない!!という異常事態!!
(-∀-`; )
コロナウィルスのせいでしょうか…。天気は快晴、西洋人に大人気の熊野古道なのに、誰ともすれ違わなかったのはちょっとショックでした…。
スタート=8:30
8時30分。車を「古道歩きの里ちかつゆ」に停めて、前回の終了地点である「近露王子」まで歩きます。
おもむきのある佇まいの家屋が点在しています。
比曽原(ひそはら)王子を目指して。
民家に繋がれてたワンちゃん。久しぶりの旅人(?)のせいか、めっちゃ警戒モードでした…。
9時10分。それまでの舗装道路から、いきなり森の中へ…。
熊野古道はこうでなくっちゃ!!的な道。
比曽原王子まであと少し。絶景が広がる。
9:34比曽原王子到着。
藤原定家も参拝した比曽原王子。早くに荒廃してしまい、跡地を偲ぶのみ。
9:53継桜王子到着。
継桜王子。とても立派です。
ヒノキの木の土台に桜の枝を継ぎ、桜の名木となった言い伝えの継桜王子。
ここはこのルートで2箇所しかないスタンプポイントの一つ。
10:00秀衡桜。
すぐそばにある秀衡桜。
奥州藤原氏の秀衡が、途中で婦人が産み落とした赤子の無事を祈り、杖にしていた桜の木を地面に突き刺したのが秀衡桜。
たった2つしかないスタンプポイント、継桜王子の200メートル横。見落としたら大変!!
日本史で勉強した有名な奥州藤原氏。3代目秀衡にちなんだ桜には、岩手県からも看板が寄せられています。
「安倍晴明の腰かけ石」があったので腰をかけたかったのですが…。
なんと民家の中にあったのでさすがに入れませんでした…。
絶景。パノラマで撮ってみました!!
道は険しくなります。
10:25 中川王子跡到着。
11:00 小広王子跡到着。
11:16 熊瀬川王子跡到着。
本日最後の王子、熊瀬川王子。
ここも王子跡です。
一里塚あと。和歌山から28里(112km地点)。
11:30 わらじ峠到着。
本日の最高標高(592m)地点、わらじ峠に到着。
熊野古道は登りも大変ですが、下りも大変で。
足場が狭くて急な勾配を降りますが、地面から複雑に顔を出している木の根や舞い落ちている木の葉などで足場は悪く。
転倒の危険がかなりあります。
こうして最新の注意を払いつつ下ってきて…。
12:02 迂回路起点到着=ゴール!!
ついに「迂回路」にでました。今日はここまでです。
次回は…。
次回は迂回路からスタート。この迂回路が…。
すでに二つの道の巡礼者になられたサロマンブルーの方に言わせても、かなりきつい、とのこと。
われわれへなちょこ夫婦、次のチャレンジは4月か5月の予定。
それまでに体を鍛えておかねば!!
備忘録
特に下りが危険につき、次回は杖かポールを持参することが望まれる!!