『熱い国から来たガー子』
まずこちらの写真をご覧いただこう。
昨日アップしたこちらの記事
にも書いた通り、赤丸の中の人物=小泉三奈子さまが、東京から水都の応援に来てくれて。
しかも毎年ピカチュウの格好で水都を走るみゆチュウさんと三奈子さまは知り合いで。
その2人がお方さまエイドで再会した瞬間を映した写真です。
ところで、そのわずか10分後。みゆチュウさんは当然、走り去っています。彼女の仲間たちと共に。
10分後、ひとりのお母さんが現れて、三奈子さまに話しかけます。
「すみません。この地図の場所って、ここで合ってますでしょうか?」
お母さんが持っていたのは、本大会の公式HPからダウンロードしたコース図。
三奈子さまは答えた。
「はい、ここで合ってますよ。ランナーさんはこの前の道を通るんです。往復して、何度も何度も」
「あのー、赤い髪で、マクドナルドの格好をした子が走ってなかったでしょうか?」
三奈子さまも僕たちも、とっさに答えが出てきません。
でも、いるのです。
先ほどの写真にもバッチリ写っています。
なんならド真ん中に映っている。
ただ水都には、無数のピカチュウやタイガーマスク、萌え系ランナーなど、目立つランナーがたくさんいて、
この時、お母さんに断言できる人は誰もいませんでした。
ただ、全員がぼんやりと、
『さっきの、みゆチュウさんとキミちゃんのグループに、いたような気がするなぁ…』
と思いつつ、断言はできずにいました。
お母さんは続けます。
「私、沖永良部島からきたんです。その子、娘なんです。このマラソン大会を、マクドナルドの格好で走るって言うから、応援しに来たんです」
お…。
沖永良部島…。
沖縄のすぐそばにある島…。
サロマとか富士五湖とか、人気大会ならいざ知らず、
こんなマイナー大会に、沖永良部島から来られているランナーさんがいるのか…。
お母さんと三奈子さまの話を聞いてた僕はとても驚きました。
沖永良部島から来て不安そうなお母さんに寄り添う三奈子さま
このあと物資が枯渇し、僕はライフに買い物へ行き、40分後、戻ってきます。
あのお母さんはまだ、階段に腰かけて娘さんを待っていて。
するとそこに、キミちゃん&みゆチュウの軍団が到着。
マクドナルドの人も一緒??
と僕が聞くと、みゆチュウさんが
もう来る
そうなんや。お母さんがそこに座ってはる
えっ?!そうなの?!
娘に気付き、手を振るガー子ママ
無事、再会を果たすガ―子とガー子ママ
いつの間にか、母だけでなく、親戚っぽい人たちも集まっていたガ―子ファミリー
記念写真を撮って…
そして…
…2時間後
キミちゃん&みゆチュウ軍団帰還
2分遅れでやってくるガー子と、待ち受けるガー子ファミリー
「お待たせ~」
最後はファミリーで自撮り
その横を通り過ぎるしまねっこ(笑) 昨日のブログ参照
こうして、沖永良部島から来て、1日中、ガー子を応援していたお母さんとそのファミリーは…
手を取り合って、今日の宿へと帰って行かれました。
P.S.
今回、70㎞を走ったガー子さんですが、なんと、長距離を走るのは、これがわずか
2回目とのこと!!
みゆチュウさんが12月の那覇マラソンを走った時に知り合ったガー子さん。
なんと、その那覇マラソンが初めてのフルマラソンで。
「42.195㎞じゃ物足りない」と思ったガー子さん、2回目にして水都の70㎞に挑んで、サクッと完走されたそうです(;'∀')
日本の超長距離界を担う新星の誕生を、僕らは見届けたのかも?!
とにかくガー子さん、お母さんとファミリーの皆さん、
そしてそれを支えたキミちゃん&みゆチュウ軍団。
お疲れさまでした!!